サイクリングしなまみ開催、3000台の自転車が高速道路を走った

10月27日（日）、愛媛県と広島県を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」で開催された「サイクリングしまなみ2024」。この大会は2年に一度、高速道路を走れるサイクリング大会として、国際的にも人気の大会となっている。

8コースから選べ、初級者から140㎞を走る上級者まで楽しめる

「サイクリングしまなみ2024」は日本でも最大規模のサイクリング大会として、全国47都道府県および27か国・地域から約3500名もの参加者が集まり、瀬戸内の美しい自然と高速道路本線を走れる特別な機会だ。

「サイクリングしまなみ2024」の最大の魅力は高速道路を規制して行われる国内唯一のサイクリング大会ということ。普段は自転車では通行できない西瀬戸自動車道を走ることができるため、安全なところでは会話をしながらのライドが楽しめる。

大会では、瀬戸内しまなみ海道の全8コースが用意され、40kmから140kmまでの距離を選べるため、初心者から上級者まで幅広いサイクリストが楽めるないようになっている。

今年の参加者数は合計3446名、そのうち完走者数は3391名が無理なく走り切ることができた。

しまなみ海道の絶景とおもてなし、そしてグルメ

瀬戸内海国立公園の中央に位置する「しまなみ海道」は、多島美と穏やかな潮流の景色が広がる風光明媚なエリア。参加者は、道中でエイドで特産品を楽しみ、さらに沿道では温かい応援に触れることができる。地域住民やボランティアの「おもてなし」に感動する声が多数寄せられた。

第1次ナショナルサイクルルートが通る4県の県知事も参加

今回、第１次ナショナルサイクルルートが通る４県、愛媛県と広島県（しまなみ海道サイクリングロード）、茨城県（つくば霞ヶ浦りんりんロード）、滋賀県（ビワイチ）の４知事がサイクリングしまなみに参加、しまなみ海道の風景、自転車の上で交流を楽しんだ。

中村知事は途中で引き返したが、ほか3知事はEコース約65㎞をロードバイクで走り切った。

インバウンドに沸いた大会

今回、欧州サイクリスト連盟のHenk SWARTTOUW （ヘンク　スワルトゥ）会長も参加し、個人で来てもこうしたイベントで参加しても楽しめるしまなみ海道のもつポテンシャルを高く評価した。

なお、参加者（60 代、男性）が上島町内で心肺停止となり救急搬送され、病院で懸命な救命処置にも関わらずくなられました。謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。