埃舞う高速コースで熱戦展開!小林あか里と副島達海が幕張クロス2024-25で圧勝
Bicycle Club編集部
- 2024年11月11日
11月10日(日)、2024-25 JCFシクロクロスシリーズ、そしてJCXシリーズ第4戦「Champion System presents 幕張クロス24-25」が、千葉県美浜区の幕張海浜公園Gブロック特設コースで開催された。平坦基調ながらテクニカルなセクションが配置されたハイスピードコースで、小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)と副島達海(大阪産業大学)がそれぞれエリート女子、エリート男子を制した。
エリート女子:小林あか里、圧倒的な強さで今季3勝目
午後1時15分スタートのエリート女子には、今季シリーズ戦最多となる20名の選手が出走。スタート直後からポイントリーダーの全日本チャンピオン、小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が飛び出し、渡部春雅(明治大学)、大蔵こころ(早稲田大学)らが追走する展開に。第3戦の御殿場を制した石田唯(TRKWroks)はスタート直後のトラブルで後退するも、3周目には3位まで順位を挽回し、渡部を追いかける。
小林はハイペースを維持し、2位以下との差を拡大。渡部は小林のペースについていけず、後方から追い上げてきた石田に6周目に抜かれる。小林は圧倒的な走りで2位に1分半の差をつけ、今季3勝目をマーク。2位には石田、3位には渡部が入った。
エリート男子:副島達海、独走で今季3勝目!混戦を制す
午後2時20分スタートのエリート男子には、今季2勝の副島達海(大阪産業大学)、第2戦の亘理覇者でポイントリーダーの沢田時(宇都宮ブリッツェン)をはじめ、今季シリーズ最多の87名が出走。90名近い選手が巻き上げる芝の埃が、ドライコンディションのコースに舞う。
1周目こそ7名の先頭集団が形成されたが、2周目には沢田、副島、高橋翔(日本体育大学)の3名と、鈴木来人(OnebyESU-ICV)、ゴセ・ファンデルメール(Bombtrack Bicycles p/b Hunt Wheels、オランダ)、宇賀隆貴(SHIDO-WORKS)、小坂光(Utsunomiya Lux)の4名の2グループに分裂。
徐々に先頭集団とセカンドグループの差が開き始め、3周目にはセカンドグループから小坂が遅れ始める。6周目に沢田がパンクで先頭集団から脱落。さらに7周目には副島が高橋を引き離し、単独先頭に躍り出る。
副島はそのまま独走でフィニッシュラインを越え、今季3勝目を達成。
2位にはエリート初表彰台の高橋が11秒差で入り、パンクからペースが上がらない沢田を鈴木が追い上げるも及ばず、沢田が3位に入った。
リザルト
エリート女子(WE1)7周
1位 小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム) 45m23s
2位 石田唯(TRKWorks) +1m31s
3位 渡部春雅(明治大学)+2m00s
4位 日吉愛華(Teamまるいち/中京大学) +2m57s
5位 大蔵こころ(早稲田大学) +2m57s
6位 椿井和佳奈(信州大学自転車競技部) +2m58s
7位 竹村舞葉(SHIDO-WORKS) +3m30s
8位 林口ゆきえ(Gufo Cycle Works) +3m47s
9位 西形舞(TRC PANAMAREDS) +4m22s
10位 阿部花梨(インドカレーサーラ) +5m02s
エリート男子(ME1) 10周
1位 副島達海(大阪産業大学) 58m32s
2位 高橋翔(日本体育大学) +11s
3位 沢田時(宇都宮ブリッツェン) +1m04s
4位 鈴木来人(OnebyESU-ICV) +1m10s
5位 宇賀隆貴(SHIDO-WORKS) +1m16s
6位 ゴセ・ファンデルメール(Bombtrack Bicycles p/b Hunt Wheels、オランダ) +1m32s
7位 小坂光(Utsunomiya Lux) +2m36s
8位 加藤健悟(臼杵レーシング) +2m46s
9位 野中秀樹(ホダカファクトリーレーシング) +2m47s
10位 松田賢太郎(SUPACAZ) +3m06s
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- 編集:バイシクルクラブ編集部 文:相原晴一朗 写真:宇都宮ブリッツェン
SHARE
PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。