コルナゴ、風を切り裂く新世代エアロロード「Y1Rs」を発表！｜COLNAGO

Bicycle Club編集部

2024年12月10日

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COLNAGO（コルナゴ）は、最先端技術を結集した新型エアロロードバイク「Y1Rs」を発表した。その開発コンセプトは、“Built To Defy Wind – 気流に挑む – ”。ワールドツアーレースにおける究極のエアロダイナミクスを追求し、クラシックレースからグランツールまで、あらゆる勝利を目指すライダーのためのレーシングマシンだ。

コルナゴの到達点、「Y」字型フロントエリア

Y1Rsで最も目を引くのは、革新的な「Y」字型フロントエリア。新開発のステム一体型ハンドルバー「CC-Y1」は、コルナゴ史上最高の空力性能を誇る。CC.01と比較し、中央領域での空気の流れが分離しないV字型を採用。ハンドルバーとスペーサーの一体化も相まって、エアロダイナミクスを大幅に向上させている。タイトになったヘッドチューブと合わせ、正面面積は15%削減を実現した。UCI規則に準拠しながらも、徹底的に空気抵抗の低減を追求した革新的なデザインだ。

エアロダイナミクスを極めたフレーム設計

革新的なダウンチューブ形状

コルナゴとミラノ工科大学との共同研究により、ホイール後方への空気の流れを最適化する湾曲したダウンチューブ形状を開発。CFD解析に基づき、UCI規則を遵守しながら空気抵抗を最小限に抑える最適な形状を導き出した。

ワイドヘッドセット

UCI規則変更を最大限に活かし、ワイド化されたヘッドセット側面部が前方からの気流速度を上昇させる。小型化したヘッドセットベアリングと、フォークとヘッドチューブの部分的な一体化により、車体前方からの気流を効率的に後方へ流す。

ダブルY字型シートポスト

シートポスト、シートチューブ、シートステーが２つのY字形が重なった特徴的な形状を採用。エアロ性能と快適性を高次元で両立する。薄いチューブ形状によるフレームの硬化を抑え、長時間のライドでも快適性を維持する。

BSAボトムブラケットへの回帰

高剛性フレームの採用により、BSA規格のボトムブラケットを採用。オーバーサイズBBを必要としないため、軽量化にも貢献している。

圧倒的なエアロダイナミクス性能

コルナゴは、Y1Rsが既存のエアロロードバイクを凌駕する性能を持つことを風洞実験で実証した。時速50km走行時に必要な出力は、主要競合他社モデルよりも少なく、従来モデルV4Rsと比較しても大幅な改善が見られる。さらに、プロライダーを模したマネキンを使ったテストでも、その優位性が確認されている。

時速50km走行時に必要な出力

モデル	Power 0° [W]	WAD [W]
Y1Rs	103	117
V4Rs	123	145
競合他社	106	126

UAEチーム・エミレーツのフィードバックを反映したジオメトリ

Y1Rsのジオメトリとサイズは、UAEチーム・エミレーツおよびUAEチームADQからのフィードバックを基に開発。平坦路から起伏のあるコースまで、あらゆる状況で最高速度を目指すライダーのニーズに対応している。V4Rsと比較し、ヘッドチューブとシートチューブの角度がより急になり、アグレッシブな前傾姿勢を取りやすくなっている。

カラーラインナップ、価格、発売時期

カラーはUAE EMIRATES、UAE ADQの2種類。価格はフレームセット（CC.Y1専用ハンドルステムを含む）が1,188,000円（税込）、完成車（Dura Ace仕様）が2,497,000円（税込）、完成車（Ultegra仕様）が1,925,000円（税込）。2025年春より順次入荷予定。