チームブリヂストンサイクリング、若手中心の刷新体制で2025年シーズンへ!
Bicycle Club編集部
- 2024年12月20日
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ブリヂストンサイクル株式会社は12月19日、チームブリヂストンサイクリングの2025年シーズン体制を発表。チームの新たなキャプテン就任、若手選手の大量加入、そしてメカニックの刷新など、チームの大きな変革が明らかになった。
新キャプテン就任:河野翔輝がチームを牽引
チーム在籍5年目を迎える河野翔輝が、2025年シーズンから新キャプテンに就任。チームの顔として、若手選手たちを率いる重責を担うことになった。河野は、「キャプテンらしくしようと肩肘を張ると空回りしそうなので、これまで通り自分らしく全力で取り組む」と語り、その上で、「若い選手が多いですが、『BSは弱くなった』とは言わせません。下の選手に思い切った挑戦を促し、僕らが支え続けます」と、チームを牽引する覚悟を示した。
若手選手5名が新加入:チームに新たな風を吹き込む
今回の発表で、チームは5名の若手選手を新たに迎え入れた。
吉川敬介(22歳、日本大学卒業予定)は、インカレで1kmタイムトライアルとチームスプリントで優勝、スプリント2位など、短距離種目で圧倒的な強さを誇る選手。しかし、昨年のインカレではチームパーシュートでも優勝しており、そのオールラウンドな能力にも期待がかかる。吉川は、「チームパーシュートの要員として、短距離種目からアプローチし、自分の可能性を広げたい」とコメントしている。
矢萩悠也(22歳、京都産業大学卒業予定)は、ロードとトラックの両方で高いポテンシャルを持つ選手。大学1年でツアー・オブ・ジャパンを完走し、今シーズンはJプロツアーにも参戦。都道府県対抗ロードレースでは5位、学生選手権ではポイントレースで優勝するなど、実績も十分だ。矢萩は「トラックでナショナルチーム入りを目指し、チームの勝利に貢献したい」と意欲を見せている。
梅澤幹太(20歳、鹿屋体育大学在学中)は、今年のインカレでオムニアム優勝、マディソンとチームパーシュートで2位の実力者。ロードレースでも明治神宮外苑大学クリテリウムで5位、都道県対抗ロードレースでも7位と、ロードでも存在感を示している。梅澤は「プロチームでの走りを通して、少しでも勝利に貢献し、チームの存在感を高めていきたい」と語った。
三浦一真(18歳、湘南工科大学付属高校卒、中央大学入学予定)は、トラック競技のジュニア強化選手として、今年のアジア選手権で3kmインディヴィジュアルパーシュートとマディソンで優勝。エリミネーションでは銀メダルを獲得するなど、国際舞台でも実績を残している。三浦は「ロードではU23カテゴリー、トラックではエリートクラスで全力を尽くし、若手ならではのアグレッシブな動きでチームに貢献したい」と語る。
木綿峻介(18歳、松山学院高校卒、日本大学入学予定)は、今年のアジア選手権でポイントレースで銀メダル、オムニアムで銅メダル、マディソンで優勝。三浦一真とはナショナルチーム内でマディソンのペアを組んでおり、チーム内での連携にも期待がかかる。木綿は「Jプロツアーなどでチームの勝利に貢献し、全日本選手権トラックで上位を目指したい」と意気込みを語った。
宮﨑景涼監督のコメント:若手育成とチームの継続性を重視
宮﨑景涼監督は、「2025年は新加入となる5人の高校卒業予定の選手や大学卒業予定の選手が加わり、フレッシュな陣容となります。若い選手にも明確な任務やタスクを与え、その達成を通じて成長してもらいます。選手が入れ替わってもチームが目指すスタイルや精神は変わらず、今後の世界大会へ向けた強化計画を着実に進めていきます」とコメント。チームの若返りを歓迎しつつ、チームの継続性と将来を見据えた育成方針を強調した。
メカニック刷新:小松定俊がチームを支える
今シーズンまで愛三工業レーシングチームで監督を務めていた小松定俊が、チームのメカニックに就任。経験を活かし、選手たちのパフォーマンスを最大限に引き出す。
2025年チーム体制
- 監督:宮﨑景涼
- メカニック:小松定俊
- 選手:河野翔輝、兒島直樹、山本哲央、松田祥位、岡本勝哉、山下虎ノ亮、吉川敬介、矢萩悠也、梅澤幹太、三浦一真、木綿峻介、長迫吉拓(トラックのみ)、太田りゆ(アンバサダー)
- 機材サポート選手:杉浦佳子(パラ自転車競技)、秦由加子(パラトライアスロン)
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- 写真:ブリヂストンサイクル、三井至
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Bicycle Club編集部
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