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レトロパーツを組み合わせて編集部員がクロモリロードバイクをフロントシングル化

チープでも乗って楽しい自転車作りに「編集部のジャンクマスター」ことニシヤマが挑戦! フリーマーケットで買ったクロモリロードチープをカスタム。ここでは中古フレームにレストアしたトライブトレインを装着。ローコーストで仕上げるフロントシングルでリア8速のシンプルな構成してみた。

▼クロモリロードチープカスタムvol.2はこちらから

狙い目はリムブレーキのロードバイク!? 編集部員がパーツリペアにチャレンジ

狙い目はリムブレーキのロードバイク!? 編集部員がパーツリペアにチャレンジ

2024年12月30日

クロモリロードチープカスタムvol.3 チープカスタムのパーツ選び後編

フロントはシングルギヤにする。フロントメカあたりがいつもチェーン落ちの原因になるし、息子らの自転車を見ると、いつもインナーに入ったまま。以前より、フロントダブルはいらないんじゃないかと思っていたら、1×が普及してきた。

わが街にはけっこうな坂道もあり軽いギヤも欲しい。スプロケットは11-32Tを使う。GSタイプのちょい古リアメカが対応できる最大サイズだ。

フロント側は、ナローワイドでPCD110に対応した小さめの36Tをセレクト。これで、最小ギヤ比は1・125。これなら、15%の坂も上れる。

最大のギヤ比は3・27で、ツーリング車のトップギヤ46×14Tに相当するから、街乗りのスピードなら問題ないだろう。さて、今回のチープカスタム製作。手持ちの部品も多く使ったが、持っていた部品も手に入れたときの価格で換算して、自転車総額を計算してみた。

結果は、4万1818円だった。フレームが500円だったので、だいたいのパーツ総額と考えられる。
この価格で買えるルック車のロードバイクはあるにはある。でも性能は、こちらのほうがいいはず。お得かどうかはセルフビルドを手間と考えるか、楽しみと考えるかにもよるが。

1×8スピードでローコスト運用

チェーン落ちしずらいナローワイドのシングルギヤを導入

1×の普及でメジャーになったナローワイド。各種PCD(アームの長さ)に対応したチェーンリングがある。価格は2500円ほどだ。シングル用チェーンリングボルトで装着。クランクは、SRサンツアー時代のMTB用。PCD110の5アームクランクは、スクエアBB対応タイプでも現役。いろいろ活用できる。

8スピードが丈夫でリーズナブル

8速だとスプロケット1枚の厚みもありロングライフ。シマノ・CS-HG51で2684円。かつ8速なら6〜8速対応の一般車用チェーンが使える。モノタロウのレギュラーチェーン(台湾製のPYC)は648円だ。厚みがあり駆動効率の良さは踏んで感じられる。

シマノHG対応フリーのスプラインは共通

7〜12段まで長い歴史のあるHGスプラインのフリーボディ。真ん中の8〜10段タイプの期間が長く、個体数も多い。ロード用HGの場合、スプライン自体は共通で互換性の高さが違う。最新の11〜12速用でもスペーサーを入れることで7〜10段のスプロケットに対応できる。これは、カスタムする側からすると、なかなかにエラい!

シマノ9sシフターでサンツアー8Sがシンクロする噂を検証!

狙い目のチープサンツアー。アキューシフト対応エントリーグレード

オールドMTBブームで、最近またリスペクトされる往年の国産メカ、サンツアー。あれっシフターが9速でスプロケットが8速?と気づいた人は鋭い。アキューシフト(サンツアーのインデックス規格)対応のリアメカは、シマノ9速シフターで引くとシマノ8速でインデックスするいう噂がある。今回そんな都市伝説を検証。うまくいけば、サンツアーを使うことで9→8コンバートできる。メカはα2000、チープなメカはマニアにも人気がなく新古品でたまに見るやつだ。

荒川サイクルフリマ、バイチャリのコーナーで発見したワンコインサンツアー。α2000はサンツアー末期のモデルで、エントリーMTBなど完成車向けのメカと思われる。廉価版ながらアキューシフトとありインデックス対応。
500円なのには理由があり、エンドに固定する部分のボルトが欠品している。このボルトは、サンツアーリアメカのいくつかで共通なので、ほかの部品取りチープメカからボルトを拝借

シマツアー1×8のドライブトレイン

ナローワイドの1×というイマどきな構成でありつつ、メカは古いサンツアーというネオレトロなドライブトレイン。結果としては、しっかりインデックス8速で動いた。まあ、たまたま構成がよかったからかもしれない。もとよりメーカーも意図しない偶然のシンクロ。動作を保証するものではないのであしからず。

7〜10速メカは共通で使えることが多い

リアメカがケーブルで動く際の動作量が大きく変わったのはシマノの場合10速→11速の時代。それ以前は、シフター側のケーブル引き量の違いでインデックスを決めていたので、7〜10速時代のリアメカは共通で使える場合が多い。マイクロシフト製のシマノコンパチメカでも同じだ。ただしメカによっては例外もあるほか、カンパニョーロ、スラムはまた規格は別だ。

STI以外の手元シフター

けっこう使えるヨシガイのENEウィングシフター、1万6500円。ノンインデックスなので、5〜11速まで自由にシフトできる。右はギブネール(写真は旧レトロシフト)、スラム12速などシフター対応段数を各種選べるほかノンインデックスタイプもある。

「クロモリロードチープカスタム」として連載

レストアの模様は「クロモリロードチープカスタム」として引き続き連載、次回は「チープカスタム仕上げ編」をお届けする。

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PROFILE

ニシヤマ

Bicycle Club / 副編集長

ニシヤマ

自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

ニシヤマの記事一覧

自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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