世界的に注目!日本の職人が作る自転車が結集した「ハンドメイドバイシクル展」
Bicycle Club編集部
- 2025年01月28日
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2025年1月25日・26日に開催された「ハンドメイドバイシクル展」は、今年も多くの来場者でにぎわった。会場となった東京・科学技術館には、日本国内外のフレームビルダーやパーツメーカーが集結し、ハンドメイドならでは自転車の魅力を存分にアピール。最新のトレンドなども詰まったイベントとなった。
職人技が光るハンドメイドフレーム
今回の展示会では、スチール、チタン、カーボンといった多様な素材を駆使したハンドメイドフレームが目を引いた。特にスチールフレームのブースは、伝統とモダンデザインの融合が見どころ。
細身のラグ付きフレームにクラシックな塗装を施したモデルや、現代のロードバイク設計を取り入れた軽量スチールバイクが注目を集めた。ビルダーたちは、フレームのジオメトリーやチューブ選びについて来場者と熱心に議論し、それぞれのライディングスタイルに応じた最適なフレームづくりを提案していた。
チタンフレームも人気のカテゴリとなっており、耐久性と美しさを兼ね備えたモデルが多数展示。職人による美しい溶接技術が随所に見られ、手作りならではの精巧な仕上がりが印象的だった。チタンバイクは、ツーリング志向のサイクリストからも高い関心を集めていた。
ランドナー系自転車も根強い人気
例年以上にランドナー系の自転車が多く展示されていた感がある。クラシックなデザインとツーリング性能を兼ね備えたランドナーは、近年のバイクパッキングブームと相まって再び注目を集めている。伝統的なフレンチスタイルを踏襲した細身のスチールフレームに、ラグの美しい装飾を施したモデルが並び、職人の手によるこだわりのディテールが光っていた。
また、現代的な解釈を加えたランドナーも登場し、ディスクブレーキやワイドタイヤに対応する設計が施されたモデルが多く見られた。
ベテランから若手まで、気鋭のビルダーたちの挑戦
今回の展示では、ベテランはもちろん、若手ビルダーたちの活躍も光った。伝統的な技術を学びながら、最新の技術も取り入れた革新的なフレームが紹介され、未来のハンドメイドバイクの可能性を感じさせる。
独創的なデザインのミニベロや、ユニークなアーバンバイク、ツーリングバイクなど、個性的なプロダクトが来場者の目を楽しませた。
今後のハンドメイドバイクの展望
ハンドメイドバイクの人気は年々高まっており、特に今年の会場の盛り上がりは、例年以上だった。環境意識の高まりとともに、長く愛用できる自転車への関心も強まっており、職人の手による一点物のバイクはサステナブルな選択肢としても注目されている。また価格が高騰しているメーカー製のハイエンドモデルに比べて、個々のニーズに合わせたオーダーメイド車が、さほど高価ではなく感じられるようになったこともあるかもしれない。2025年のハンドメイドバイシクル展は、多くの新しい出会いとインスピレーションを提供する場となった。来年の開催に向け、さらなる技術とデザインの進化が期待される。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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