
「ツール・ド・ふくしま2025」9月6・7日に開催決定

Bicycle Club編集部
- 2025年01月30日
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東日本大震災からの復興を掲げる福島県浜通り地域を舞台とした市民ロードレース「ツール・ド・ふくしま2025」の開催が決定した。開催日は9月6日(土)と7日(日)の2日間。県内15市町村に及ぶ広大なエリアを駆け抜けるサイクリストたちの熱い戦いが、今年も繰り広げられる。
ロードレース部門は多様なクラス設定 初心者から上級者まで楽しめる
今大会のロードレース部門は、最高峰クラスとして2日間の合計距離約240kmを走る2ステージ制の「ふくしま240」に加え、ミドルクラスとショートクラスも行われる。これらのクラスは、昨年も開催された1日参加型の市民レース「ふくしま80」や「ふくしま30」 などのクラスの流れを汲むものと思われ、ロードレース初心者や中級者でも気軽に挑戦できる設定となる見込みだ。もちろん、本格的なレース志向のサイクリストには「ふくしま240」が用意されており、レベルや体力に合わせて誰もが楽しめる多様なクラス設定が魅力と言えるだろう。発着地点は、昨年のJヴィレッジから変更となり、今年は天神岬スポーツ公園(楢葉町)となる。
サイクリング部門は阿武隈山地を走る新コース シーサイドコースも継続
サイクリング部門にも注目だ。昨年までのシーサイドエリアを中心としたコースは残しつつ、今年は阿武隈山地を走る山岳ロングライドコースが新たに加わる方向で調整が進められている。コースはリニューアルされ、昨年とは異なる魅力的なルートが期待できそうだ。サイクリング部門の会場もロードレース部門と同じく天神岬スポーツ公園となる。
2日目はコース一部変更 富岡町手前から昨年ルートに合流
注目のコースレイアウトだが、2日目は86km地点までは昨年と同様のルートを辿る。その後、一部コースが変更となり、富岡町手前で昨年のルートに合流し、天神岬スポーツ公園へとフィニッシュする。新たなコースによってどのようなレース展開を生まれるのか、期待が高まる。
浜通り15市町村を舞台とした広域レース 復興の道筋を力強く発信
「ツール・ド・ふくしま」は、震災からの復興に取り組む浜通り地域を中心に、広範囲にわたる15市町村を舞台とする点が特徴だ。参加者は、豊かな自然と復興に向け歩む人々の姿を間近に感じながらペダルを回すことになるだろう。大会を通じて、地域の魅力を発信するとともに、復興への力強い歩みを全国にアピールする。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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