
JCX山口きらら博記念公園で石田唯がJCX今季2勝目、ファンデルメールが初優勝を飾る

Bicycle Club編集部
- 2025年02月02日
2024-25シーズンJCFシクロクロスシリーズ第10戦、JCXシリーズ第9戦となる「セービング・山口シクロクロス 第3戦 山口きらら博記念公園ステージ」が2月2日(日)、山口県山口市の山口きらら博記念公園で開催された。
山口県で8年ぶりのJCX戦

会場となった山口きらら博記念公園は、2001年開催の「山口きらら博」の跡地を活用して整備された広大な自然公園。2005年以降、山口県自転車競技連盟による「きらら浜サイクルミーティング」の開催地として、クリテリウムやエンデューロなどが行われてきた。2014年からはJBCFロードレースシリーズ、2022年からはJCLホビーロードレースも開催されるなど、ロードレース会場として知られている。
山口県でのJCX開催は、2017年に下関市のリフレッシュパーク豊浦で開催された中国シクロクロス山口下関ステージ以来、実に8年ぶり。昨年初開催となった本大会は、今年で2回目を迎え、初のJCXシリーズ戦として開催された。
女子エリート:石田唯が独走でランキング首位に

12時15分にスタートした女子エリートは、8名が参加し全4周回で争われた。スタート直後から、JCXランキング2位の石田唯(TRKWorks)が主導権を握る。

後続には鵜飼知春(and more)、さらにその後方に竹村舞葉(SHIDO-WORKS)が続く展開となった。


2周目時点で石田と鵜飼の差は約30秒。その後も石田は着実にリードを広げ、最終周回では1分以上のアドバンテージを築いた。

そのまま逃げ切った石田は、第3戦御殿場に続く今シーズン2勝目を手中に収めた。この勝利により、JCXおよびJCFランキングで小林あか里(W.C.De Waardrenner)を抜き、首位に立った。2位には鵜飼、3位には竹村が入賞を果たした。
男子エリート:オランダのファンデルメールがJCX初制覇

13時10分からスタートした男子エリートには、翌週の最終戦シクロクロス東京を控え、59名が参加。全8周回の激戦が繰り広げられた。

ホールショットは、年末年始にベルギー・オランダ遠征でワールドカップやスーパープレスティージュなどを転戦した岡山優太(Olanda Base/Watersley)が奪取。

しかし、その後加藤健悟(臼杵レーシング)に先頭を譲ると、ゴセ・ファンデルメール(Atari Maeda Racing with Bombtrack and Hunt、オランダ)、鈴木来人(OnebyESU-ICV)、内野友太(CLICK八幡)、堀川滉太(NEBcycling)らによる先頭集団が形成された。


レース中盤からは、ファンデルメールと鈴木による二人のレースとなる。オランダ人ライダーのファンデルメールは鈴木を振り切って単独首位に立つと、約20秒のリードを保ったまま最終ラップへ。

鈴木の追撃を振り切り、見事JCXシリーズ初優勝を飾った。2位には鈴木、3位にはファイナルラップで加藤を抜き去った川村誠(チーム36隊)が入った。

シーズン最終戦に向けて
2024-25シーズンのJCXシリーズ、JCFシリーズともに残すところあと1戦となった。シーズン最終戦となるシクロクロス東京は、2月8日と9日に開催される。
リザルト
女子エリート(WE)
1位 石田唯(TRKWorks) 40m12s
2位 鵜飼知春(and more) +1m21s
3位 竹村舞葉(SHIDO-WORKS) +2m00s
4位 安藤沙弥(SHIDO-WORKS) +2m52s
5位 小田恵利花(NASK Trading) +3m25s
6位 北野寿枝(エンシェアサイクリングチーム) +6m21s
7位 原睦(Team CHAINRING) +7m59s
8位 関谷加津子(SHIDO-WORKS) +9m13s
男子エリート(ME)
1位 ゴセ・ファンデルメール(Atari Maede Racing with Bombtrack and Hunt) 1h06m38s
2位 鈴木来人(OnebyESU-ICV) +18s
3位 川村誠(チーム36隊) +4m04s
4位 堀川滉太(NEBcycling) +4m32s
5位 加藤健悟(臼杵レーシング) +5m17s
6位 笛木睦紘(北山杉レーシング/明雅屋) +5m22s
7位 松田賢太郎(SUPACAZ) +5m48s
8位 内野友太(CLICK八幡) +6m08s
9位 大室佑(中央大学) +6m17s
10位 辻本青矢(信州大学自転車競技部) +7m20s
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- CREDIT :
- 編集:バイシクルクラブ編集部 文:相原晴一朗 写真:三井至
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