
自転車とコーヒーカルチャーを融合させたコンセプト賃貸マンション「レイオーバー金町」

Bicycle Club編集部
- 2025年02月04日
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自転車とコーヒーカルチャーを融合させた、前例のない賃貸マンションが金町に誕生する。サンウエストが手掛ける「レイオーバー金町」は、従来の賃貸住宅の概念を大きく覆す試みとして注目を集めている。
自転車が室内に置ける賃貸住宅
本プロジェクトの最大の特徴は、約30平米の居室に設けられた土間付きの広い玄関だ。この空間により、自転車や小型バイクを室内に持ち込むことが可能となる。さらに、居室にはメゾネットタイプのロフトを備え、室内ロフト下や室外バルコニーにはハンモックの設置スペースも確保。限られた面積を最大限に活用した設計となっている。
一日一杯の無料コーヒーがつなぐコミュニティ
1階には、サンウエストが運営するBicycle Coffeeの店舗と焙煎所が入居。カフェスペースには7meshのショールームも併設され、サイクリストの交流拠点としての機能も担う。入居者には特典として1日1杯のドリップコーヒーが無料で提供される。
「遊びのマインド」を体現する空間構成
SARC計画研究所代表の佐々木省悟氏が設計を手掛けた本物件は、免震構造を備えた8階建て。コンクリート打放しの外観が特徴的だ。2階にはサンウエストの他ブランドショールームとイベントスペースが設置され、建物全体でアクティブなライフスタイルを支援する構成となっている。
「Layover」という新概念
建物名の「Layover(レイオーバー)」には、興味深い考えが込められている。これは人生における「創造的な待ち時間」を意味し、次の目的地へ向かうまでの重要な期間として位置づけられている。運営元のサンウエストは、この賃貸住居を「理想の住まい方を模索する過程での拠点」として提案している。
住戸構成と入居条件
3階から6階に配置される住戸は全23戸で、以下のように構成される。
- 3階:7戸
- 4階:6戸
- 5階:5戸
- 6階:5戸
主なターゲットはDINKS世帯。小型犬までのペット飼育も可能だが、事前相談が必要となる。
サイクリスト優先の入居システム
注目すべきは、一般的な不動産ポータルサイトでの募集を行わない点だ。サイクリストを優先した入居者選定を行うため、問い合わせは専属の不動産会社「トータルホームサービス」を通じてのみ受け付けている。
新しい住まいの形を提案
「便利さだけでは不十分、静かで居心地が良いだけでは物足りない」——。この言葉に集約される現代の住まい手のニーズに応える「レイオーバー金町」。自転車文化とコーヒーを切り口に、新しいコミュニティの形を提案する本プロジェクトは、都市型賃貸住宅の新たなモデルケースとなる可能性を秘めている。
スケジュールと問い合わせ
完成は令和7年(2025年)2月を予定。入居に関する問い合わせは下記にて受付中。
【問い合わせ先】 トータルホームサービス株式会社
- 担当:内海
- TEL:03-6427-0290
- Email:utsumi@t-home-s.com
- BRAND :
- Bicycle Club
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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