
ファンデルプール、7度目V!宿敵ワウトとの決戦を制す|シクロクロス世界選手権

田辺信彦
- 2025年02月03日
2025年シクロクロス世界選手権がフランス北部、リエヴァンで開催、3日目のレースは男子ジュニア、女子U23、そして男子エリートが開催された。ここではフォトグラファー田辺信彦が2月2日まで続いた世界選手権のフォトレポートを連日お届けしていく。
Cyclocross Wolrd Championships 2025 Day3 レポート
シクロクロス世界選手権最終日は誰もがその戦いを楽しみにしている男子エリートが大トリに行われるため朝早くから多くの観客、3万人以上の人がつめかけた。
天気は前日と同様に一日中晴れの続いたが、前日よりも一段階寒い気温となり路面の泥は完全には溶けきらず、スリッピーな泥を纏う氷の路面という世界一を決めるにふさわしい難易度の高いサーキットに仕上がっていた。
午後3時、日が少し傾いてきた頃に男子エリートのスタートとなる。
一番の注目は最多タイ記録となる7度目の世界王者に手のかかったマチュー・ファンデルプール。そして急遽参戦の決まったライバル、ワウト・ファンアールトとの戦いだ。
好スタートを切ったのはマチュー・ファンデルプールだ。後方三列目からスタートのワウト・ファンアールトはスタートのカオスに巻き込まれ若干の遅れをみせてしまう。
マチュー・ファンデルプールはその隙に淡々とペースを刻み独走体制を築いていく。
追いつくべく今期好調なティボー・ネイス、ヨリス・ニューウェインハウスなどとワウト・ファンアールトが驚異的な追い上げをみせる。
レース後半では2位集団からワウト・ファンアールトがひとつ抜け出しマチュー・ファンデルプールとの差を詰めるべく追い込むがここまでついたギャップは大きかった。
素晴らしい独走を魅せるマチュー・ファンデルプールはそのまま逃げ切り完璧な勝利を収め史上最多タイ記録となる7度目のアルカンシェルを手にした。




▼フォトグラファー田辺信彦がCP+に登壇、シクロクロスをテーマにトークショー
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- 編集:バイシクルクラブ編集部 文と写真:田辺信彦
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PROFILE

田辺信彦
東京を拠点とするフリーランスフォトグラファー/ビデオグラファーそしてDJ。
自転車を中心としたあらゆるスポーツや、音楽などの中心に宿るカルチャーを、写真、映像を通じて美しく切り取る。
ヨーロッパのシクロクロスに魅せられ、それを切り取った写真集プロジェクト「CROSS IS HERE」を進行中。
https://www.instagram.com/nobuhikotanabe/
@nobuhikotanabe
東京を拠点とするフリーランスフォトグラファー/ビデオグラファーそしてDJ。
自転車を中心としたあらゆるスポーツや、音楽などの中心に宿るカルチャーを、写真、映像を通じて美しく切り取る。
ヨーロッパのシクロクロスに魅せられ、それを切り取った写真集プロジェクト「CROSS IS HERE」を進行中。
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