
メリダ スクルトゥーラ6000、電動Di2搭載の軽量カーボンロードバイクを徹底レビュー

Bicycle Club編集部
- 2025年03月04日
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ロードバイク愛好家の皆様、注目の的となっているメリダのハイパフォーマンスモデル「スクルトゥーラ6000」をご存知でしょうか? メリダはドイツでデザインし、台湾で生産を行う世界最大級のトップブランド。「COMPETITIVE BIKE」を標語に掲げ、優れた競争力のあるバイクを提供しています。その哲学のもと生み出されたスクルトゥーラ6000は、高性能カーボンフレームと最新のシマノ105 Di2電動変速システムを搭載したハイエンドロードバイク。軽量性、快適性、そして最新テクノロジーが融合した一台として、あらゆるライダーの期待に応えます。
「スクルトゥーラ」はオールラウンドモデルとして登場し、現在5世代目となる最新モデルでは空気抵抗の軽減も実現。まさに万能型のレーシングマシンとして進化を遂げています。その実力は、プロチームBAHRAIN VICTORIOUS(バーレーン・ヴィクトリアス)による採用が証明。そんなスクルトゥーラ6000は、プロ仕様の性能を備えながらも、より多くのライダーに適したフレーム「CF3」を採用し、快適性とパフォーマンスのバランスを両立しています。
今回は、このスクルトゥーラ6000の特徴や実際の乗り心地、そしてどんなライダーにとって最適な選択肢となるのかを詳しく解説していきます。
スクルトゥーラ6000は高性能志向のエントリーからミドルレベルライダーにおすすめ!
価格:484,000円(税込)

重量:8.4kg(XXS)
カラー:METALLIC BLACK(SILVER) 、WHITE(GUNMETAL GREY)
メリダ スクルトゥーラ6000は、最新のシマノ105 Di2電動変速システムを搭載し、プロレベルの性能を体験できるモデル。軽量なCF3カーボンフレームは、長距離ライドでの快適性と効率的なパワー伝達を両立しており、ヒルクライムやスプリントを楽しみたいユーザーにも適しています。また、レーシングバイクジオメトリーを採用しているため、本格的なレース参加を目指すライダーにもおすすめです。また、XXSサイズで8.4kgと、この価格帯のバイクとしては軽量です。
スクルトゥーラ6000はドライブトレインに互換性の高いシマノ105 Di2電動変速機を採用しており、初心者からステップアップしたい方、中級者でさらなるパフォーマンス向上を目指す方にとって、将来的なグレードアップが可能な仕様です。上位のチームモデルと同等の洗練されたデザインが、あなたのサイクリング体験を一段階上のレベルへと引き上げます。
メリダ スクルトゥーラ6000の商品スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
フレーム | スクルトゥーラ CF3 |
フォーク | スクルトゥーラ CF3 |
ハンドルバー | メリダ エキスパート SL |
シフター | シマノ 105 Di2 |
フロントディレイラー | シマノ 105 Di2 |
リアディレイラー | シマノ 105 Di2 |
ブレーキ | シマノ 105 |
クランクセット | シマノ 105 |
ホイール | メリダ エキスパート SL |
タイヤ | コンチネンタル グランスポーツレース 28c |
重量 | 8.4kg(XXS) |
シマノ105 Di2電動変速システムを採用
ドライブトレインには最新のシマノ105 Di2電動変速システムを搭載しており、これまで上位グレードのアルテグラDi2やデュラエースDi2と同等のスムーズな変速性能を維持。いっぽうホイールにはメリダオリジナルの『エキスパートSL』を採用し、手の届きやすい価格を実現しました。さらにアップグレードしたいかた向けにキャンペーンも実施しています。
Di2システムの特徴は、ボタン一つで瞬時かつ正確にギアチェンジできること。機械式変速システムでは難しかったスムーズな変速も、Di2なら可能です。これにより、ヒルクライムやスプリントなど、瞬時の判断と素早い対応が求められるシーンでも、ストレスなく乗りこなすことができます。また、油圧ディスクブレーキを採用しており、制動性においてもレーシングバイクとしての不安はありません。
スクルトゥーラ6000採用のCF3フレームに注目
フレーム単体でも市販されている SCULTURA 8000 フレームセット
軽量CF3カーボンフレームによる快適性とパワー伝達効率の両立
スクルトゥーラ6000のフレームには、メリダ独自のCF3カーボン素材が使用されています。このCF3カーボンは、軽量性と剛性、そして乗り心地の良さ、さらい扱いやすさを高次元で両立させた設計になっています。
カーボンチューブの成型時に使用するエポキシにナノテクノロジー素材を配合することで、チューブの構造としての強度を高めています。このため走行中の跳ね石などのヒットに対して従来比で40%強くなっており、安心して扱うことができます。
また、フレームの設計には、空力性能を考慮したNACA(アメリカ航空諮問委員会)のFastback形状が採用されており、高速走行時の空気抵抗を低減。また、シートステーを細く設計することで、路面からの振動を効果的に吸収し、長距離ライドでの疲労を軽減します。同時に、ボトムブラケットまわりやヘッドチューブには剛性を持たせることで、ペダリング時のパワーロスを最小限に抑え、効率的な推進力を生み出します。この軽量性と剛性のバランスにより、ヒルクライムでの優れた登坂性能と、平地でのスピードの出しやすさを両立しています。
ジオメトリー
※41cmサイズは SCULTURA 8000 のみ
編集部のコメント
スクルトゥーラの特徴として、ヘッドチューブを短めに設定することで、ハンドル位置を低く保つことができます。さらにチェーンステーを短く設計することで、後輪の接地感を高め、コーナリング時の安定性と加速性能を向上させています。こうしたジオメトリーは、本格的なレース参加を考えているライダーや、よりスポーティなライディングを楽しみたい方に最適。ただし、長時間のライドでも快適性を損なわないよう、フレームの各部に振動吸収性を持たせるなど、バランスの取れた設計になっています。
今回紹介したスクルトゥーラ6000は上位モデルスクルトゥーラ8000と同じCF3を採用、レースからロングライドまで幅広く扱いやすいバランスの良いフレームとして自転車ジャーナリストからも高く評価されています。ぜひ、乗り味にこだわるライダーにおすすめしたい一台です。
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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