ウルフトゥースからカラフルな「ユニバーサルディレイラーハンガー（UDH）」発売｜WOLF TOOTH

Bicycle Club編集部

2025年02月26日

フカヤは、自転車パーツメーカーであるウルフトゥースの新商品「ユニバーサルディレイラーハンガー（UDH）」の発売を発表した。

高精度CNC加工による優れた性能

この新製品は航空宇宙産業でも使用される高強度の6061-T6アルミニウムをCNC加工で製造している。これにより純正ハンガーと比較して高い剛性と耐久性を持ち、より正確なシフト操作を実現する。本製品の最大の特徴は「ユニバーサル」という名前が示す通り、多様な互換性にある。何千もの異なるディレイラーハンガーを一つのユニバーサルデザインに単純化する設計思想に基づき、全てのUDH対応フレームと互換性がある。ロードバイク、グラベルバイク、マウンテンバイク、電動マウンテンバイクなど、ジャンルを問わず、SRAM、シマノ、カンパニョーロ、TRPなど主要メーカーの標準的なリアディレイラーに対応している。ただし、ハンガーを使用しないSRAMのフルマウントトランスミッションには対応していない点には注意が必要だ。

カラーカスタマイズが可能

ウルフトゥースのUDHは単なる機能部品ではなく、バイクのスタイルを引き立てるアクセサリーとしての要素も持ち合わせている。ボルトとワッシャーには7075-T6アルミニウム製のアルマイト処理が施され、ブラック、ブルー、エスプレッソ、ゴールド、オリーブ、オレンジ、ウルトラバイオレットパープル、レッド、ロウシルバーの9色のカラーバリエーションが用意されている。これにより、ウルフトゥースの他製品とのカラーコーディネートも可能となり、自転車全体の見た目の一体感を演出できる。

万が一の事故にも配慮した設計

自転車の使用中、特にオフロード走行では転倒などによりディレイラーハンガーに衝撃が加わることがある。ウルフトゥースのUDHはそのような状況を想定し、クラッシュ時にはハンガー部分が回転することで、高価なディレイラーやフレームへのダメージを軽減する設計になっている。これにより、軽微な事故の場合はディレイラーハンガーの変形で済み、より重要な部品を保護する役割も果たす。