バーンド・ロディガー、東京の波でso stoked!
FUNQ
- 2019年05月29日
上空をうっすら覆う雲の切れ間から時折り射し込む日差しが暖かく、春の訪れをすぐそこに感じる3月中旬。JR大井町駅に程近い場所にオープンした話題のウェーブプール「citywaveTOKYO」へ、来日中のバーンド・ロディガーを誘い出した。自然の海に立つ波とは違い、リバーサーフィンに近い要素を持ったこの施設で初のSUPテストライド行うためだ。世界トップライダーは、この波をどう攻略したのか!? セッション直後のバーンドに話を聞いた。
ドイツで生まれた人口ウェーブプールを乗りこなせ
Q.セッションはどうだった?
A.「こんな都会の真ん中でサーフィンできるなんて最高にクールだよ。水も温かいし気持ちが良かったね。今日は日本の滞在中で、最も波に乗った1時間だったかもね。本当にストークしたよ!」
Q.うまく乗るコツはあった?
A.「最初の波は目線の置き方に失敗したね。下を見てしまったんだ。波のトップにいるからと、下を見たらダメだね。だから2本目以降は自分とクロス方向のフェイスへ視線を向けるよう自分に言い聞かせたんだ。そうしたら、実際のサーフィンのように乗れるようになって、調子もよくなってきたね。サーフィンと違うところは、後ろ足荷重が中心になることだと思うよ。でも最高に楽しいよ」
Q.サーフィンのトレーニングとして役立つ?
A.「YES! 絶対にいいと思うよ。今日はターンに集中してそれを改善しようと心がけて、うまくいったね。サーフィンそのものさ。とても興奮した。スピンも成功したしね」
Q.今回の日本トリップで感じたことや、日本人についてはどう思う?
A.「今回で8回目のジャパントリップだけど、世界中を旅する中で日本が一番多く来ているんだ。この国を愛しているよ。素晴らしいところだ。僕の祖母は日本人だし、当然母方には日本のルーツがある。この国の文化も大好きで、食事も、人々も素晴らしいと思う。そして、日本の海もとても気に入っている。これが一番重要! 日本を離れても、すぐに戻ってきたいくらいさ。年に2回は日本を旅したいな。ここにはやることがたくさんありすぎるんだ。千葉でサーフィンしなきゃだし、富士山にも行きたい! やりたいことが山ほどあるよ!」
日本を旅することと、この都心の波に随分とストークした様子のバーンド。たった1時間弱のセッションながら、見る見るうちに波へフィットしていき、さすがのライディングを披露した。そして今回のセッションを機に「citywaveTOKYO」ではSUP サーフィンを解禁! 興味のある方は是非試してもらいたい。
【プロフィール】
バーンド・ロディガー
1996年10月7日生まれ。ウインドサーフィン最高峰のウエイブコンテスト、アロハクラシックに16歳で史上最年少優勝を果たす。その後SUPレース、SUPサーフィンでも頭角を表し、そのスタイリッシュさで多くのファンを持つライダー。
【DATA】
●citywave TOKYO
住所:東京都品川区広町2丁目1-19 スポル品川大井町 内
アクセス:「大井町駅」より徒歩約5分
URL:https://citywave-tokyo.jp
※SUPはグループ貸切で利用可能。要問合せ
(出典『BLADES(ブレード) Vol.15』)
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