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プルアウト、加速、ターンでボードをコントロールしよう|SUPサーフィン入門

波に乗ることを覚えたSUPサーフィン初心者にとって、ボードコントロールはステップアップの要となるテクニックだ。波から下りるプルアウト、ボードを加速するためのアップス&ダウンス、パドルを使った各種のターン、それぞれを身につけることでいろいろな波を乗りこなせるようになる。ターンは上級者向けのものもあるので、焦らず少しずつ挑戦していこう。

TAKA SLIDEオーナー 釜口“TAKA”貴晴さん

湘南・江ノ島の海が目の前のSUP専門店。元日本チャンピオンの経験を生かしたレッスンは初心者〜上級者まで幅広く、安全で楽しくわかり易いと好評!
住所:神奈川県鎌倉市腰越3-5-26
電話:0467-32-2012
URL:http://takaslide.com

うまく波に乗ったり他の人との接触を防いだりするためには、ボードをコントロールするスキルが欠かせない。ボードを自在に操れるようになれば、SUPがもっと楽しくなるはず。そこで今回は、プルアウト、加速、ターンでボードをコントロールする方法を紹介しよう。

自らの意思で波から下りるプルアウトでボードをコントロールしよう

プルアウトとは、波に乗るのを止めること。波乗りには、1本の波に1人しか乗れないというルールがある。波が最初に崩れる部分をピークと言うが、ピークに近い人ほど優先して波に乗ることができる。もし波に乗ってピーク寄りから誰かが乗ってきたら、プルアウトして波を譲るのが決まりだ。また、進行方向に人が居たら、接触を回避するためにプルアウトする。事故を防ぐため、プルアウトができるまで人のいる所での波乗りは止めておこう。ここでは、フロントサイド、バックサイド、うねりからプルアウトする場合の、それぞれの方法を見ていこう。

フロントサイドの場合

フロントサイドの場合は、パドルを軸に回って波から外れる。プルアウトは急を要することが多いため、素早く行いたい。ボード後方の側面をしっかりと沈め、ボード前方を浮かせて波の裏側にボードを運ぶようにターンする。その時、水面に挿し込んだパドルを軸にすると、クイックに回ることができる。

バックサイドの場合

バックサイドもフロントサイド同様にパドルを軸にターンをして、波の斜面から離れまる。しかしターンが背中越しになるため上半身が開きづらく、またボードも倒しにくくなる。そのためある程度スピードをつけてからプルアウトにとりかかろう。

うねりからプルアウトする場合

波に乗ろうとしてうねりをキャッチしたものの、奥から誰かが乗ってきたら、すぐに波から降りなければならない。そんな時に有効なのが、パドルを後ろに挿してブレーキをかける方法。うねりなら、パドルを差し込んだ側に曲がりながら止まることができる。

ボードを加速させるアップス&ダウンス

アップス&ダウンスとは、波を上下運動して加速させるテクニック。ボールを水に沈めると浮き上がろうとする原理と同じで、レールも沈めると浮力による反発が起きる。レールを入れて波の上方にボードを運び、レールを抜いて反発を得ながら、波を滑り降りることを繰り返し、ボードを加速させていく。全身を伸び縮みさせながら、リズムよくアップス&ダウンスを繰り返そう。加えてパドルで漕げば、さらに加速することができる。アップス&ダウンスの流れを見ていこう。

1. かがんで波を滑り下りる

波の斜面の下方では、かがんだ姿勢で波を滑り下りる。レールを抜いた際の水圧による反発を得ながらだと、楽に滑れる。すぐにカラダを伸ばして、レール(ボード側面)を入れ、波の斜面を上がっていく。

2. 伸びて波の上方に上がる

カラダを伸ばして、レールを水面に沈める。レールを入れていると波の上方に向かって進んでいくので、それを利用して波の斜面を上がる。その後すぐに再度屈んでレールを抜いて、斜面を滑り降りていこう。

3. リズムよく上下運動を繰り返す

再度レールを抜くことで、沈めていたレールの反発でボードが加速。波の斜面を滑り下りることによっても加速を得られる。この動きをリズムよく繰り返す。

初級から上級まで、パドルを使ったターンに挑戦

波乗りのターンにはさまざまなバリエーションがあり、難易度も異なる。まずはまっすぐ滑り降りてから横に方向を変える簡単なターンから始め、カットバックやトップターンなど、徐々にレベルを上げていこう。SUPの場合、足でボードをコントロールするだけではなく、パドルを軸にしてターンすることができる。パドルでカラダを支えたり、漕いでボードを回したりと、SUPならではのパドルテクニックも磨いていこう。

簡単なターン

まず、最初に覚えたい簡単なターンを紹介。ポイントは、進行方向を見てターンをリードしてあげることだ。
まっすぐ滑り下りてくる。顔は行きたい方向を見て動きをリードする。

波の斜面の途中でパドルを挿し込み、同時にレールも入れる。ボードはすぐに反応しないため、早めにターン動作に入るのがコツ。

レールの入れ具合を調節して横に滑っていく。

カットバック

カットバックは波のブレイク直前に戻るテクニックだ。漕ぎながらレールを入れてターンするイメージでやってみよう。
波の上部でパドルを挿し込む。同時にボード側面であるレールを抜いている。

パドルで漕ぎながらかかと側のレールを沈める。

さらにターンを続ける。

進んできた方向に戻るまでターンする。元に戻るカットバックというテクニックだ。

トップターン

トップターンは、波の上部で鋭く激しくターンする上級テクニック。
波の下部で深いターンをして、波の上部へ。

パドルを差し込むと同時に後ろ足でボードを蹴りこむ。

ボードの半分以上が波からハミ出しているのがわかる。

波を突き破って乗り上げている。巻いた波にボードを当て込むトップターンだ。

 

今回は、プルアウト、加速、ターンでボードをコントロールする方法を見てきた。始めのうちは難しいかもしれないが、何度も繰り返し練習するうちに、体が動きを覚えていく。ボードを操れるようになれば、波に乗っていられる時間も長くなりSUPが何倍も楽しくなるはずだ。

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BLADES(ブレード) 編集部

BLADES(ブレード) 編集部

『NALU』の連載から単独発行となった、 SUP専門の定期刊行マガジン。フィールドを選ばないSUPの楽しみ方から、カルチャーにいたるまで、充実したコンテンツを発信する。

BLADES(ブレード) 編集部の記事一覧

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