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愛し合う男女のように濃厚!アテと日本酒が織りなすディープな世界 神戸『醸し屋』

酒にあてがうから「アテ」、酒が進むひと皿が充実

神戸・三宮の北野坂の路地を入った地下。ここに、看板を外に出さない一軒の和酒バーがある。和風の小粋な佇まいの店を一人で切り盛りするのは長瀬由加さん。ここは小料理屋ではなく、主役は全国から選りすぐった日本酒や国産ワインの数々。なかなかお目に掛からない銘酒もそろう。

「酒販店さんと相談しながら仕入れていますが、お客様も日本酒に詳しい方がいるので、カウンター越しに情報をいただいたりもしていますね。毎日見える方のためにも、毎日1本は新しいお酒を入れるようにしています」と長瀬さん。そんなこだわりの日本酒に合うアテの味と豊富さも評判だ。「お酒を美味しく飲むためのお供。日本酒の味わいを邪魔せず互いに引き立て合うもの、そして季節感があるものを提供したいですね」。

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毎日少しずつ変わっていくメニューは40種類前後で、200円から300円台と手頃だ。酒に合う魚介系が多く、珍味も酒盗やみりん干しなど定番から干しホタルイカまで豊富。アテが盛られる小さな器の一つひとつにも長瀬さんの思いが詰まっていて、手作りのアテがのると、なんだかホッとする。そしてさらに酒が進むのだ。

今宵はどれから?アテ選びのポイント指南

『醸し屋』はたくさんのアテの中から好みのものを気軽に頼めるのが魅力。ほとんどのアテが注文するとサッと出てくるので、酒が注がれてから手持ち無沙汰にならず、酒とアテが醸し合う馥郁たる世界に浸りきることができる。
さて、たくさんあるアテのどれから選ぶべきか。

「アテも和食のコース立てと同じような感覚ですね。最初は生ものとさらっとした日本酒。よく大吟醸から飲み始めて、次第に味の濃いものへ進めるのがいいと言いますが、アテも酒に合わせるといいと思います。生ものの次は塩気を感じるもの、それから甘め、旨口(魚系煮物など)、熟成と味を濃くしていくといいですね」と長瀬さん。チーズなど味の濃いものはデザート代わりにするのもいいそうだ。酒も、濃い味付けの料理には強めのもの、甘い香りなら同じ甘めの香りを放つ酒を選ぶのがポイント。

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レパートリーの豊富さは、長瀬さんの長年の飲食業での経験が大きいという。それに加え、カウンター越しにお客との会話の中で、あの地方のこんな料理が美味しかった、あんな珍しい食材があったなどの情報も大事なのだとか。
とにかくアテは酒あっての料理。だからこの店には、ソフトドリンクは置いていない。アテとご飯ものだけ食べに来るというお客は断るし、子どももNG。

「大人の酒飲みだけの空間があってもいいじゃないですか」

柔和な笑顔の長瀬さんだが、そんな信念が言葉にのぞいていた。

DATA
醸し屋(かもしや)
住所/兵庫県神戸市中央区北狭通1-20-9 館ビルB1F
TEL/078-321-0248
営業/17:00~翌1:00(L.O. 24:30)
休み/不定休 ※予約不可

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buono 編集部

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使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。

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