旨すぎて悶絶必至の最強餃子塾、開講であーる!【第一回 皮】
buono 編集部
- 2016年10月06日
餃子は皮が命と叫ぶ御仁へ向けた、愛の皮づくり講座
押忍! ワシが最強餃子塾塾長、ボンジョルノ島貫である! 以上!!
buono世代ならわかってくれると信じつつ、某塾長風に挨拶をしてみましたが「以上!!」では困ってしまうので続けます。料理紳士の皆さんにとって、お店みたいな超ステキな料理とか、サプライズ感バッチシのキュンと来させる料理も大切ですが、そういうものばかりだと、食べてくれる人もちょっと疲れちゃったりするもの。パーティばっかりじゃないし、やっぱり割と一般的な料理も作れたりすると、それはそれでオトコの魅力が深まったりするんですヨ。というわけで、餃子、餃子なのであります!
餃子は皮が命、と思うひとー(はーい)。では、全四回でお届けする最強餃子塾ですが、ワタシの独断で皮から行かせていただきますよ。もう、アレですよ、アレ。機械で作る大量生産品には絶対に真似できない、手作りならではモッチモチを経験しちゃうと戻れませんよ? 大丈夫ですか? 本当にいいんですね? ドラクエみたいに、間違った選択肢を選んでも王様が会話を戻してくれるなんてことないんだからね!
皮のベースとなるダマをつくーる!
山、皮! はい、合言葉も済んだので、皮、行っきまーす! 粉の配合によって様々な食感を演出できますが、ここではモッチモチ系の作り方を紹介していきますネ。まず材料(20個分)。薄力粉150g、強力粉150g、もち粉50g、それと60℃の湯185ccを用意。以下、順に解説します。
薄力粉、強力粉、もち粉をあわせ、60℃の湯185ccを数回に分けながら混ぜていく。
気温や湿度により混ぜる水分量は多少調整。5~10ccほどの誤差が出るので、何度か試作することをオススメする。
すべての湯と粉が混ざり合ったらこねる。生地の中に含まれる空気を押し出すようにまんべんなく。
生地が均一に混ざり合うまでこねる。よくこねることでより粘り強い生地へと仕上がるため根気よく。
ダマを作り終えたら、使用していたボウルに少量の油を入れる。
こね終えた生地の表面に油を塗っておくと、この後ラップをかけた際にべとつかない。
ラップをかけ、冷蔵庫で30分ほど寝かせ馴染ませる。
これぞ手作り! ダマを伸ばしていくのであーる!
皮作りのメインイベント、伸ばしの作業~。手作り感バシバシに感じつつ、好みの厚みに作れるのが嬉しい! あまり薄くすると破れやすいということと、薄皮系の餃子を作りたい場合は売っているものがベストなので、厚めのモチモチをイメージしてGO!
いったん、表面の油を全体に馴染ませるために軽くこねてから、生地を棒状に伸ばしていく。
麺棒くらいの太さになるまで均一に伸ばしていく。
ある程度伸びたら、生地を分断しラップをかけて寝かせる。
ひとつおよそ15gを目安に切り分ける。
薄力粉を全体にまぶす。
手のひらで押しつぶし円形に。中央部に膨らみが残るようにする。
左手で皮のフチを持ち、右手は麺棒。生地を反時計に回転させがら伸ばしていく。
中央部分は厚めに残しながら外側を薄くすることで破れにくい皮ができ上がる。
これで完成! スーパーで売られている餃子の皮と比べても、断然、店で食べる餃子と近いものができたはず。この皮を作って誰かに食べさせたら驚かれること間違いなし。お試しアレー。
次回は餡作りにチャレンジ! 肉汁がほとばしる超ジューシー餡を紹介しますよ。
(レシピ監修=シャウ・ウェイ)
旨すぎて悶絶必至の最強餃子塾
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出典
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使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。
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