【一流料理人のSECRET RECIPE】『干煸比巴(ガンペンビバ)』(蜀郷香)
buono 編集部
- 2017年10月30日
濃いキツネ色になるまで揚げたビワは、小麦粉にベーキングパウダーを混ぜた衣を付けることによって、あんをかけてもサクサクの食感を保つことができる。無農薬で鮮度抜群のタカノツメを割ることで、辛さと香ばしさも増す。辛味の中にほんのりとフルーティな甘みが残る上品な一品。唐辛子×フルーツという新感覚の激辛体験ができるレシピを『蜀郷香』オーナーシェフの菊島弘従氏に教えていただいた。
干煸比巴(ガンペンビバ)
材料(1人前)
ビワ……3個
小麦粉……20g
ベーキングパウダー……2g
水……10ml
タカノツメ……10片
水煮大豆……5g
長ネギ……5g
芽菜(ヤーツァイ)……5g
サラダ油……5ml
[A]
ゴマ油……少々
醤油……少々
ラー油……少々
酒……少々
作り方
1
小麦粉とベーキングパウダー、水を合わせてビワに絡ませたものを、中華鍋で180℃以上に熱した油に入れ、濃いめのキツネ色になるまで揚げて取り出す。
2
①の鍋を強火にして、半分に切ったタカノツメを油で炒めて香りが出たら取り出す。
3
水煮の大豆と長ネギ、芽菜を炒め、①を加えて炒める。
4
仕上げにⒶをかけて味を整える。
【POINT】
中華=強火だけじゃない! 辛味&香り出しは弱火から
乾燥した赤唐辛子(タカノツメ)を1/2にカットし、じっくりと弱火で炒めることにより、辛味だけじゃなく香ばしさもプラスされる。
料理人プロフィール
『蜀郷香』 オーナーシェフ 菊島弘従
昭和54年生まれ。18歳で料理の道へ。横浜中華街の広東料理店で修業後、20歳で『趙楊』へ。銀座店の料理長として活躍。31歳で独立し『蜀郷香』をオープン。
蜀郷香(シュウシャンシャン)
住所/東京都新宿区舟町5-25 TSI FUNAMACHI 2F
TEL/03-3356-0818
営業/18:00~22:00(L.O.21:30)、
土・日・祝日12:00~14:00(L.O.13:30)
※コースのみ。ランチ予約制
休み/不定休
http://www.xiang-xiang.jp
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PROFILE
buono 編集部
使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。
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