包丁の種類と扱い方とは?プロに教わる正しい選び方・使い方・手入れの仕方を学ぶ

buono 編集部
- 2020年07月29日
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食材の良さを引き出す専用包丁の魅力
「自分で作った料理を“おいしい”と言ってもらえると、どんどん楽しくなるでしょう。それを手助けしてくれるのが包丁なんです」
そう語るのは、包丁専門店「つば屋」の三代目ご主人・齊藤力さん。日本は魚や野菜などを生で食べることが多いので、食材に火を入れる料理よりも“素材を切る”という仕事が重要視されるという。見た目の良し悪しや作業効率だけでなく、切り方ひとつで味にも大きく影響する。その重要な〝切る〟仕事に不可欠な道具が包丁だ。
食材の魅力をより生かすためには、素材に合った包丁選びが基本。刃の形や大きさがさまざまな包丁があるが、もちろんこの違いにはそれぞれ意味がある。骨を切る、脂身の多い肉を切る、刺身を作る…など、これらは食材に合った仕様になっている。使い勝手がいいと切るときに力を入れずに済む。すると疲れにくく、怪我も少なくなるのだ。また、専門包丁は材料を無駄にしないという利点もある。例えば、魚を解体する場合も、出刃を使えば骨と肉をより無駄なく切り離せる。
では、どのように包丁を選べばいいのか。「うちはネット販売もしてますが、できれば包丁を必ず手に取って選んでほしいです。画面をみて“コレでいいや”ではなく、実際に手に取ってみて“コレがいい”という一品を選んでいただきたいですね」
服や靴を試着して選ぶように、自分の手に馴染むものを選ぶ。専門家の詳しいアドバイスを聞き、しっかりと手に取りながら包丁を知ることが、料理をレベルアップさせる第一歩なのだ。
【DATA】
つば屋
住所/東京都台東区西浅草3-7-2
電話/03-3845-2005
営業/ 9:00~17:45、9:00~16:45(日・祝日)
休み/なし(1/1~1/3を除く)
https://tsubaya.co.jp/
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PROFILE

buono 編集部
使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。
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