鮭〈サケ〉|料理を愛する人のための魚図鑑
buono 編集部
- 2020年11月18日
INDEX
捨てるところがほとんどない北国の偉大な魚
川で産まれ、海に下って数年かけて大きくなり、産卵期になるとまた産まれた川に戻って産卵し、 その一生を終えるサケ。
北海道で古くから暮らしてきたアイヌ民族は、サケのことを「神がくれた魚」と呼んだ。それは、捨てるところがほとんどないことから。身以外に卵であるスジコをはじめ、心臓や肝臓、頭部まで食べる文化が各地であり、骨からは出汁がとれ、鍋に入れても美味。
おすすめの料理
塩漬け、ムニエル、西京漬け、鍋、焼き魚など
主なサケの種類
シロザケ
日本でサケと呼ぶ場合、たいていはこの種を指す。脂肪分が少なくさっぱりしており、さまざまな料理に合う。
ギンザケ
チリからの養殖ものの輸入品。年間を通して冷凍物、解凍物として販売されていることが多い。
ベニザケ
アラスカなどからの輸入物が多く、スモークサーモンの原料として使われる。身の赤味が強い。
キングサーモン
カナダ、アラスカからの輸入物がメイン。多くは養殖魚で国内産のサケよりも大きい。脂肪分が多く、好む人も多い。
DATA
分類
サケ目 サケ科
学名
Oncorhynchus keta
英名
Salmon
産地
日本の主な漁場は北海道。アラスカ、カナダ、ノルウェーなどからの輸入物も店頭に並ぶ。
旬
旬は秋。ただし春から夏にかけて日本近海を回遊して捕獲される「時知らず(時鮭)」は脂がのっており大変美味で珍重される。
目利きのポイント
- ウロコがしっかりとして、銀色に美しく輝いているもの。
- 黒い斑点がないもの。
- 身のオレンジが鮮やかなもの。
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PROFILE
buono 編集部
使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。
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