BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

【最強道具レビュー】A-Stage「Re・De Pot 電気圧力鍋」

一度使うと抜け出せない電気圧力鍋沼

日頃から圧力鍋を使っているので、危険なものでは無いということはわかっているのですが、圧がかかりすぎてないかとか、何だかんだ常に見てないと不安になったりするんですよね。そんな僕が電気圧力鍋を見逃すわけないじゃないですか。古くはナショナル時代の「電気圧力なべ」シリーズから使い込んでいます。あ、どうも。未だに請求書を紙で郵送しないと受け付けない企業はどうかしていると憤慨中のロー・タチバナです。というわけで今回は、使いこなすと手放せなくなる電気圧力鍋のお話。

待っていたよ、このサイズ感を

まず、ガスで使う圧力鍋を駆使している方の中には、電気圧力鍋に懐疑的な人もそこそこの確率でいると思いますが、先に結論を言っておくと、まったく問題なく仕上がります。それでいて、火加減含めて全部制御してくれるので利便性が上がるだけ、と理解してもらえば良いのではないでしょうか。中には、圧力をかけるのだから大手メーカー製じゃないと怖い、なんて人もいそうですが、電気圧力鍋の構造って昔、それこそ昭和の頃から変わっていないんですよ。技術的なブレイクスルーがまったく起きていない。つまり、もう完成形に到達しているということです。世の中にそういう製品は多々ありますが、それならばメーカーにこだわらず、デザインやサイズだったり、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶというのが正解だと思うのですよね。…と前置きはさておき、そんな僕が近年もっともキュンときた製品がコレ、電気圧力鍋「Re・De Pot」です。

僕が普段使っている電気圧力鍋は調理容量が2リットルのもので、ちょっと大きめ。さらにいかにも調理家電です! というデザインなので見えるところに出しておきたくないんですよね。そんな感じでいつもしまっている場所は「わざわざ取り出す」という負の感情を起こす、キッチン収納の奥地。それに比して、このRe・De Potは調理容量が1.2リットルなのでコンパクトでさらにデザインがカワイイ! この1.2リットルって容量も結構なポイントで、圧力鍋って「加圧に至るまでの準備加熱時間」「加圧時間」「減圧時間」という3つのステップを踏まなければならないんですが、小さいが故に準備加熱と減圧の時間が短くて済むのです! そもそも時短のために使っているアイテムですからね、これって大きなアドバンテージじゃない? それと、だいたい2人分くらいの料理を作れるのでちょうど良いんです。一人暮らしの僕は、あまり多く作っても飽きて食べなくなるので2食分くらいが絶妙で、もちろん二人で暮らしている人にはジャストサイズ。本当、現代のライフスタイルにマッチした商品ってこういうものなんですよね。

いざ目の前で見てみると、この絶妙なサイズ感に心奪われること間違いなし。近年、元々あった調理家電のコンパクト化が流行しているということを読んで、ワンサイズで展開している潔さも良い。

神は細部に宿ると言いますが、本当に細かいところまでカッコよく作られているんですよね。キッチンの調理台にそのまま置いておいても様になってしまう電気圧力鍋はこれが初めてかもしれません。

小さい中に必要な機能はすべて備わっている

さて、コンパクトな設計だからといって機能が少なかったりしないのもRe・De Potの良いところ。圧力鍋の基本である「圧力調理」「スロー調理(圧をかけない通常の加熱調理)」「保温」はもちろんのこと、スロー調理に関しては40℃~100℃まで10℃単位で温度調整をできるので、簡単な低温調理もできちゃいます。調理時間と温度を食材ごとに研究して世界最強の仕上がりを目指すみたいな料理ギークの人でない限り、この10℃単位という設計で十分に美味しく仕上げることが可能です。僕は料理ギーク側の人間なので、低温調理をする場合は専用の調理器具を使いますが、それはあくまで真水を使った真空調理が前提なので「ざっくりこのくらいの温度帯で出汁を引きたいんだよな」という時や「魚が反らないくらいの温度で一度火を入れたいんだよね」なんて時には活用すると思います。これは鍋であることの利点ですね。あとは、この子、調理開始時間を設定した予約調理も可能なので、出かける前に材料を入れておいて、帰宅時には仕上がっているなんて使い方もできます。ああ、電気のチカラってしゅごい。

さっそく調理してみたよ! レシピも公開~

実力を確かめるために作ってみたのは、フランス南西部・ベアルヌ地方の郷土料理で、僕がこよなく愛する「ガルビュール」です。ガルビュールはコンソメベースのスープにキャベツ、玉ネギ、大根、ニンジンから出る自然な甘みと、ベーコン、生ハムから出る旨味、白インゲン豆のコクが融合した煮込み料理。キャベツを中心とした野菜をやわらかく仕上げるのがポイントなので圧力調理が抜群に合っているのです。身体がホッとする優しい味わいは、一度作ったらやみつき! バゲットと一緒に朝ごはんやブランチにもオススメの一品です。

「ガルビュール」のレシピ

【材料(1~2人分)】

キャベツ…120g
玉ネギ…75g
ニンジン…40g
大根…60g
ベーコン(ブロック)…50g
生ハム…10g

A
水…300ml
コンソメ(顆粒)…5g
ローリエ…2枚
EXVオリーブオイル…大さじ1/2
塩…小さじ1/4

白いんげん豆(水煮)…100g
パセリ…少々
黒コショウ…適量

【作り方】

1 キャベツを1/8のくし切りにし、玉ネギ、ニンジン、大根は小さめの乱切り(またはさいの目)にする。ベーコンは短冊に切り、生ハムは小さくちぎっておく。
2 圧力鍋に1とAを入れたら蓋をし、加圧時間を10分に設定して調理開始する(Re・De Potの場合、準備加熱、加圧、減圧含めて約30分で完了)。
3 減圧まで完了したら蓋を開けて白いんげん豆を加え、5分程度加熱する(Re・De Potの場合、スロー調理モードの100℃設定)。
4 器に盛り、みじん切りにしたパセリと黒コショウをあしらったら出来上がり。

こんな感じで材料を放り込んだらあとはおまかせで美味しい料理ができちゃうんだから、電気圧力鍋はやめられないですね。

詳細な製品情報はコチラへ

Re・De 公式ホームページ
https://re-de.jp/

レビュー&料理はこの人!

ロー・タチバナさん

様々な食に関するメディアやイベントなどをプロデュースする傍ら、趣味の料理研究が高じて、2019年に著書「悪魔のレシピ(枻出版社)」発刊とともに料理研究家としての活動もスタートし、少し、いやかなり毒っ気のある独特な語り口と独自路線の料理で一躍人気に。短期間に著書が5冊まで増えたが、本人は「アイディアはそんなタケノコみたいにポコポコ湧かんのですよ」とボヤく(たぶん喜んでいる)。本名(秘密だけど)では、地方食材を活用したブランディング提案や講演、レストランジャーナリストとしてテレビ出演なども多数。当初はマンウィズみたいに覆面でやってみたら面白いんじゃないかと思ってお面も購入したが、やっぱり面倒なのでやめた模様。最近はペアリングの仕事なども増えて、なんか調子に乗っているらしいですよ。

最強の調理道具、求む!

道具レビュー連載で紹介する、次なる最強の調理道具を募集中。我こそは!と思うメーカーの皆様。ぜひ以下のフォームより自社製品を推薦ください。もしかすると、あの人がレビューしちゃうかも…?たくさんのご応募、待ってます。

応募フォームはこちら
※掲載を保証するものではございません。
※編集部またロー・タチバナ氏の厳選な審査のもと、紹介する調理道具を決定させていただきます。決定した場合は、編集部よりご連絡させていただき、詳細をお伺いする可能性がございます。
※頂戴したメールアドレス宛にbuonoから企画のご案内をさせていただく場合がございます。
※記事にて紹介することが決定した場合は、商品の提供・発送をお願いいたします。
※商品の発送にかかる費用はメーカー様側でご負担いただきます。

SHARE

PROFILE

ロー・タチバナ

ロー・タチバナ

幼少期より料理を趣味とし、何よりも食を愛する料理家。食品メーカーWEBサイトでのレシピ提供や地方食材の情報発信、キッチン家電のブランディング提案、各種講演なども行う。著書に「悪魔のレシピ」「悪魔のおつまみレシピ」「悪魔の鬼やせレシピ」など。インスタグラムでも情報発信中 @raw_tachibana

ロー・タチバナの記事一覧

幼少期より料理を趣味とし、何よりも食を愛する料理家。食品メーカーWEBサイトでのレシピ提供や地方食材の情報発信、キッチン家電のブランディング提案、各種講演なども行う。著書に「悪魔のレシピ」「悪魔のおつまみレシピ」「悪魔の鬼やせレシピ」など。インスタグラムでも情報発信中 @raw_tachibana

ロー・タチバナの記事一覧

No more pages to load