H-Dストリートファミリーってどんなハーレー? 最新モデルや特徴、カスタムなど徹底紹介

H-D ストリート(H-D STREET)ファミリーの特徴

2015年から日本に導入された、ハーレーダビッドソンの新たなエントリーモデル。海外では500㏄版も販売されているが、日本では排気量750㏄のモデルのみが販売されている。新開発された水冷SOHCエンジンを、コンパクトな車体に搭載。ハーレーのラインアップで最も軽量な点や、足つき性や操作性のよさが魅力だ。スタンダードモデル「ハーレーダビッドソン ストリート750」のほか、ハイアウトプットレボリューションXエンジンを搭載した「ストリートロッド」もラインアップし、選択肢の幅が広がっている。

目指したのはまったく新しいハーレー

ストリートのターゲットは約34歳以下の若者。そこで、世界中の若者3700人から集めたリサーチ結果を基に、プロジェクトがスタート。そこで生まれたのが、低中回転から力強い、749㏄水冷SOHC2バルブV型2気筒エンジンや、フロント17、リア15インチタイヤを装着した、低シート高でスリムな車体で、混雑した街中での扱いやすさとスポーティな走りを両立したモデルとなった。

現在は退職しているウィリー・G(中央ハンチングの人物)を交え、意見を戦わせる開発スタッフ。

ハーレーで唯一の日本人デザイナーであるダイス・ナガオこと長尾大介さんも開発に参加。車体造形はデザインチームによって一から作られた。

デザインチームのアイデアとユーザーの声を融合

ストリートは、これまでのハーレーのような水平基調ではなく、ボディやマフラーが後方に跳ね上がった“スピードライン”が特徴。そして名車、XLCRをリスペクトして7本スポークホイールや2in1 マフラー、スピードスクリーンを採用。またV-RODの要素も採り入れ、想定したユーザーの好みに合せたデザインを完成させた。

この上ない扱いやすさを実現するフレームとエンジン

ストリートのフレームは、新開発されたねじれに強いダブルクレードル。これにエンジンをリジッドでマウントすることで、剛性を高めている。また、“レボリューションX”と名付けられたエンジンも新たに開発されたもので、V-RODと同じ水冷60度Vツインを採用。ただし、V-RODがDOHC4バルブなのに対し、ストリートはシンプルなSOHC4バルブだ。

シリンダーの挟み角をハーレー伝統の45度から60度に広げ、クランクケースとミッションも一体構造とした、コンパクトなレボリューションXエンジン。

ストリートはサスペンションのストロークも十分に確保されているため、荒れた路面でも高い安定性を発揮する。

H-D ストリート(H-D STREET)ファミリー2019年モデルカタログ

ストリートロッド(STREET ROD)~カフェレーサー風に仕上げた異色のスポーツモデル~

昨今のカフェレーサーブームを受けて登場したのがこの“ストリートロッド”だ。フレームとエンジンという基本的なコンポーネンツは“H-Dストリート750”と同じだが、エンジンをパワーアップしたうえ、倒立式のフロントフォークや前後17インチホイールを採用。さらに専用にデザインされたビキニカウルやシートカウルを採用して、まったく違ったモデルになっている。軽量な車体とキビキビ走れるエンジン、そして足まわりによって、「コレが本当にハーレー?」と疑ってしまうほどスポ-ティな走りが可能だ。

ストリートロッド(STREET ROD)のディテール紹介

径43mmの倒立式フロントフォークを採用。フォークのレイク角を32度から27度に立てることでクイックなハンドリングを実現している。

ピギーバックタイプのリアショックを採用。ストローク量が増えたことで、スポーティに走れるようになった。

黒いセンターインサートがアクセントの“スピードスクリーン”。その名の通りにスピード感あるデザインが魅力。

ドラッグバーハンドルにカフェレーサー風のバーエンドミラーを装備。前傾はそれほどキツくないので乗りやすい。

シートにはスポーティなデザインのテールセクションを装備。スリットの入ったマッドガードも雰囲気がある。

肉厚なシートを採用してスポーティなライディングポジションを構築。またがるとハーレーらしくない腰高な印象。

<ライディングポジション&足つき>※ライダー身長:171cm
ドラッグバーハンドルを採用しているため、前傾したポジションになるが、キツいレベルではない。シートが高いためにカカトは届かないものの、車重が軽いので気にならない。

<Engine>
ハイアウトプット レボリューションX

<新車価格帯>
101万5800円~104万3800円

ハーレーダビッドソン ストリート750(HARLEY-DAVIDSON STREET750)~気軽に乗れるジャストサイズのハーレー~

ウイリー・G・ダビッドソンが手掛けたカフェレーサー“XLCR”を彷彿させるデザイン。小ぶりなビキニカウルからタンク、そしてシートカウルへと一直線につながるシルエットも名車XLCRを想起させる。専用設計のフレームには“レボリューションX”エンジンを搭載し、中低速重視のセッティングが施されている。前後のホイールはフロントが17、リアが15インチという独特な小径サイズで、これによって重心の低さを際立たせた。車重も軽いため、その名の通りにストリートでの乗りやすさが魅力のモデルだ。

<Engine>
レボリューションX

<新車価格帯>
86万6800円~89万4800円

H-D ストリート(H-D STREET)ファミリーカスタムファイル

ハーレーではストリートのブラックで統一したエンジンや車体を“ブランクキャンバス”と名付け、カスタムのベースモデルとしての可能性を確保。純正パーツ&アクセサリーも徐々に充実させて、手軽にカスタムが楽しめるようにしている。2015年にはハーレー正規ディーラーが参加するカスタムコンテスト“バトル・オブ・ザ・キングス”を各国で開催し、日本でもこれが開催されたほか、人気カスタムショップのビルダーによって競われた“ストリート・ビルド・オフ”など、カスタムシーンを賑わせた。ここに紹介する車両は、そんなイベントで注目を集めたストリート750のカスタム車両である。

<ビルダー:カスタムワークスゾン>

<ビルダー:ハーレーダビッドソン新宿>

<ビルダー:チェリーズカンパニー>

ハーレーダビッドソン&ストリート専門用語集

奥の深いハーレーダビッドソンの世界だからこそ、独特な専門用語がある。そこで今回ご紹介してきた内容から、知っているとためになる専門用語をチョイスして解説。ハーレーにはこれ以外にも知っておきたい専門用語がたくさんあるので、もっと知りたくなったら「ハーレー専門誌『クラブハーレー』編集部がお届けするハーレーダビッドソン専門用語集」を見てみよう。きっと発見がいっぱいだ!

<ウィリー・G>

ハーレーの副社長兼、チーフスタイリングオフィサーを務めていたが、2012年に引退したウィリアム・G・ダビッドソン。ハーレーダビッドソン創業者のひとりであるウィリアム・A・ダビッドソンの孫。’71年のFXスーパーグライドや’77年のローライダー、XLCRなどといった斬新なデザインを持つファクトリーカスタムモデルの生みの親としても知られている。

<ドラッグバーハンドル>

高さのないストレートな形状が特徴。ドラッグスタイルのカスタムに用いられることが多く、ライザーをかませて装着したり、ライザーと一体型のモノもある。

『クラブハーレー』編集部がお届けするハーレーダビッドソン専門用語集

『クラブハーレー』編集部がお届けするハーレーダビッドソン専門用語集

2019年07月17日

 
 
(出典:『ハーレーダビッドソン 2019年モデルのすべて』

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CLUB HARLEY 編集部

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「フツーのヒトが乗るちょっと特別なバイク、ハーレーダビッドソン」をテーマに、新車情報からカスタム、ファッションまで、ハーレーのあるライフスタイルを提案するNo.1マガジン。

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