CVOファミリーってどんなハーレー? 最新モデルや特徴、カスタムなど徹底紹介

高品質な純正パーツをふんだんに使い、最新のラグジュアリー装備とスクリーミンイーグル製のハイパフォーマンスなエンジンパーツを搭載する、全ラインアップの中でもっともプレミアムなファミリーがCVOだ。ハーレー自身がプロデュースするこのスペシャルマシンの生産は、本社工場の中でも熟練した職人のみが行っており、毎年台数限定で販売されているという、まさにプレミアムなモデルである。
 
 

CVOファミリーの特徴

ハーレー本社の熟練職人が組み上げる特別なカスタムモデルだ!

愛車をカスタムすることもハーレーの楽しみのひとつで、ハーレー社は創業当時からさまざまな純正オプションのパーツを開発してきた。現在も毎年数多くの純正P&A(パーツ&アクセサリー)をリリースしており、オーナーの好みに合わせてさまざまなスタイルにモディファイすることが可能になっている。そんな豊富な純正パーツや、新たにデザインされたオリジナルのカスタムパーツ、ハンドペイントで仕上げた外装を使って生産されるのが、CVO(カスタム・ビークル・オペレーション)ファミリーだ。CVOは、熟練の職人が2人1組になり、専用の生産ラインにおいて手作業で組み上げられている。採用されるパーツはその時代の最新の技術を盛り込んだ物ばかりで、後にスタンダードになるパーツがいち早く組み込まれていることも少なくない。エンジンもハーレーのレーシングパーツブランド「スクリーミンイーグル」のパーツを使ってパフォーマンスをアップしており、排気量は全ラインアップの中で最大。2018年モデルから117ci(1923㏄)のミルウォーキーエイトが搭載されている。

最初のCVOはFXRだった

<1999 FXR3>

最初のCVOは1999年に発売されたFXR2とFXR3で、1994年型を最後に生産が終了していたFXRスーパーグライドを復刻する形で誕生。ハンドメイドのカスタムペイントや、高級感のあるパーツが盛り込まれている。

エンジンもスペシャルな物に!

<2000 FLTRSEI>
<2001 FXDWG2>

2000年からはスクリーミンイーグルのハイパフォーマンスなエンジンパーツが組み込まれるようになり、ルックスだけでなく走りについてもスペシャルに進化。カスタムの流行を採り入れたスタイリングにも磨きがかかった。

日本へは2002年に初導入された

<2002 FLHRSEI>

初めのうちはアメリカのみで販売されていたCVOが、2002年からは日本へも導入を開始。最初のモデルはロードキングがベースのFLHRSEIスクリーミンイーグル・ロードキングで、ハーレーダビッドソンジャパンにとって初のEコマース(電子商取引)商品として75台が限定で販売された。

後にスタンダードになるスタイルを生み出す

CVOは限定生産のカスタムモデルだけに、その時代の流行を先取りして、後にスタンダードになるスタイルも数多く生み出している。例えば2004年のFLHTCSEは、ウルトラのツアーパックを取り去ったスタイルで、後年に発売されるストリートグライドの先駆けになっている。また2013年に登場したCVOブレイクアウトは、翌年からソフテイルとして販売され、現在ではハーレーを代表する大人気モデルになっている。

ストリートグライドの先駆けだ

<2004 FLHTCSE>

2000年頃からツアーパックを外し、ローダウンサスと低いスクリーンを装着したカスタムが流行。それを受けて作られたのがこのモデルで、2006年に発売されたストリートグライドに引き継がれた。

ブレイクアウトはCVOから始まった

<2013 CVOブレイクアウト>

2013年モデルとして登場したCVOブレイクアウト。その現代的で個性溢れるカスタムスタイルが多くのファンに受け入れられ、2014年からはスタンダードなソフテイルモデルとしてラインアップされるようになった。

最新のパーツをいち早く採り入れている

その時代の最高級パーツをふんだんに採用しているCVOには、まだ一般化していない最新システムやパーツが搭載されることが多い。例えば、現在人気のL字型エアクリーナーや、LEDヘッドライト、キーレスシステム、車載オーディオにMP3プレーヤーを接続するラインを標準装備したのはCVOが最初。こうした実験的なパーツを使えるのは、熟練工がすべて手作業で生産しているからだ。
<2011 CVOロードグライドウルトラ>
<2012 CVOロードグライドカスタム>
<2013 CVOロードグライドカスタム>

市販量産車としては世界初のLEDライト

今では主流になりつつあるLEDヘッドライトを標準装備したのはCVOが世界初。クラシカルなスタイルだが、その装備は常に最先端なのだ。

バイク用ナビを標準で装備した

オプション設定だったナビゲ-ションシステムを、専用ステーを使って標準装備。今でもナビが搭載されているバイクは世界でもそう多くはない。

CVOファミリー 2019年モデルカタログ

CVOロードグライド(CVO ROAD GLIDE)~走りのポテンシャルを強化した、至高のカスタム~

ハンドリングに影響しない、フレームマウントのフェアリングを採用する“ロードグライド”は、走り屋ユーザーから人気のモデル。それをベースに、さらなるカスタムを施した。見どころは他のCVOと同じく、ミルウォーキーエイト117を搭載している点だが、このモデルにのみ装備された高効率のエアクリーナーやセットアップの違いによって最もトルクフルな味付け。また、フロントに大径21インチホイールを採用したほか、ウインドシールドも非常に短いモノを装備するなど、見た目も中身もスペシャルだ。

CVOロードグライド(CVO ROAD GLIDE)のディテール紹介

ハンドルまわりにはクロムパーツを多数使用。フェアリングの内側もボディと同色で塗装して、高級感を高めた。

排気量1923㏄の117エンジンを搭載。効率に優れたエルボー型エアクリーナーを採用してトルクアップを実現。

装備されたウインドシールドは、超ショートタイプ。ロードグライドの大きなフェアリングをスマートに見せる。

ホールド性に優れたツーピースタイプのシートは、足つき性を高めた薄い形状。オレンジ色のステッチがポイント。

フットボードとペダル、グリップを同一のデザインで統一。オレンジ色の小さなバー&シールドがワンポイントだ。

フェンダーとサドルバッグの間にテールランプ一体型のウインカーを装備。LEDで視認性もいいうえ、スマートだ。

<ライディングポジション&足つき>※ライダー身長:171cm
薄いシートと手前にプルバックしたハンドルによって、どっかりと座れるポジション。足つき性も向上しているので、車重のあるロードグライド系であっても安心感は高い。

<Engine>
ミルウォーキーエイト117

<新車価格>
468万7200円

CVOストリートグライド(CVO STREET GLIDE)~すべてがノーマルを凌駕するメーカーメイドのカスタムマシン~

バガースタイルで人気を博している“ストリートグライド”をカスタムすることで、さらに完成度を高めた。エンジンは、ハーレー史上最強のミルウォーキーエイト117を搭載し、走りはまったくの別物。そのほか、ロワーフェアリングが追加された外装にはプレミアムペイントが。さらにハンドルやステップなど細部まで純正パーツをおごるなど、スぺシャル感あふれる仕上がり。サドルバッグにはスピーカーが追加され、上質なサウンドが楽しめることも特徴だ。オーナーの所有欲を存分に満たしてくれる一台。

<Engine>
ミルウォーキーエイト117

<新車価格>
457万9600円

CVOリミテッド(CVO LIMITED)~最上級グレードのツアラーをカスタムでさらにグレードアップ!~

最上級グレードのハーレーである“ウルトラリミテッド”をベースに、ハーレー社がカスタムを加えたモデル。排気量を1923㏄に拡大したミルウォーキーエイト117エンジンを搭載しているほか、高級感あふれるスーパープレミアムフィニッシュの塗装、さらにフロント19、リア18インチのカスタムホイールや、細部に至るまで上質な純正アクセサリーパーツをふんだんに使用するなどCVOならではの最高級モデルに仕上げられている。Bluetooth 対応のヘッドセットを2つ標準装備するなど、ユーティリティも万全だ。

<Engine>
ツインクールド ミルウォーキーエイト117

<新車価格帯>
537万8600円

CVOファミリー カスタムファイル

ハーレー自身がプロデュースするファクトリーカスタムであるCVOファミリー。特別なパーツやペイントが施されるなどスペシャルなモデルだが、さらに自分らしくカスタムすることで圧倒的な存在感を放つ。そこで、オーナーとビルダーのこだわりが詰まったCVOファミリーのカスタムハーレーをご紹介しよう。

117ciにして、CVOをさらにパワーアップ!(ベース:’14 FLHRSE6 CVOロードキング)

ハードタイプのサドルバッグを装備したロードキングが欲しかったため、CVOを選んだというオーナーの小酒井さん。足まわりはオーリンズのリアショックとハイパープロのフォークスプリングでチューンナップ。TC110エンジンはスクリーミンイーグルのキットでボアアップして、117ciに排気量を拡大している。

<CVOファミリー カスタムファイル>117ciにして、CVOをさらにパワーアップ!

<CVOファミリー カスタムファイル>117ciにして、CVOをさらにパワーアップ!

2019年08月02日

ハーレーダビッドソン&CVO専門用語集

奥の深いハーレーダビッドソンの世界だからこそ、独特な専門用語がある。そこで今回ご紹介してきた内容から、知っているとためになる専門用語をチョイスして解説。ハーレーにはこれ以外にも知っておきたい専門用語がたくさんあるので、もっと知りたくなったら「ハーレー専門誌『クラブハーレー』編集部がお届けするハーレーダビッドソン専門用語集」を見てみよう。きっと発見がいっぱいだ!

<ミルウォーキーエイト(エンジン)>

ツインカムに代わるビッグツインエンジンとして2017年のツーリングファミリーに採用。2018年モデルでは、ソフテイルファミリーにも搭載された新世代Vツインエンジン。カムを2本から1本とし、1気筒につきバルブを4本、プラグを2本にすることで効率がよく、より加速感を味わえるようになっている。また新型のバランサーにより振動が減ったり、冷却性能が高くなっているなど、現代の道路事情に合った性質のエンジンになっている。

<フェアリング>

空気抵抗を減らすために取り付けられるカウル、風防。フェアリングの内側(ライダー側から見える部分)をインナーフェアリング、左右のエンジンガードに装着する部分をロワフェアリングという。ロワフェアリングは足元に流れる風を調整する効果を持つ。

『クラブハーレー』編集部がお届けするハーレーダビッドソン専門用語集

『クラブハーレー』編集部がお届けするハーレーダビッドソン専門用語集

2019年07月17日

 
 
(出典:『ハーレーダビッドソン 2019年モデルのすべて』

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