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ハーレーで流行中の“RTカウル”、それって何なん!?

ハーレーのカスタムシーンでいま注目を集めている“RTカウル”。これは主に「スピードクルーザー」と呼ばれるカスタムに取り付けられることが多いのだが、最近ではさまざまなメーカーからこの名の商品がリリースされるほど盛り上がっている。ところで「そもそもコレ何!?」 というワケで、さまざまな観点からRTカウルを解説していこう。

スピードクルーザーと呼ばれるワルっぽいカスタムで、いま装着率が高くなっている“RTカウル”。これまで主流だった“クォーターフェアリング”とは異なり、圧倒的な存在感で人気を博しているのだ

そもそも“スピードクルーザー”ってどんなカスタム!?

現在、ハーレーのカスタムシーンで最も盛り上がっているのが、この写真のような「スピードクルーザー」と呼ばれるスタイル。これはアウトローな走り屋が好んだカスタムが起源で、走りのよさで定評があった“FXR”をベースに、すり抜けをしやすいようにハンドルバーをハイライザーにセットし、よりスピードを出しやすくするためフェアリング(※この車両にはクォーターフェアリングが装着されている)を取り付け、エンジンもパワフルにチューニング。さらに足まわりもヒラヒラと走れるようにサスやブレーキをグレードアップするのがお約束だ。これはポリスから逃げやすくするため、また車種から特定されることがないようにメンバー同士で同じ真っ黒に仕上げたなどなど理由には諸説あるのだが、アメリカで放映され人気を博したドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』に登場する面々が、こぞってこのスタイルにカスタムした愛車にまたがっていたことで、世界中のハーレー乗りの間で広まった。

主にFXRやその後継機種といえる“ダイナ”をベースにカスタマイズするのが定番だが、ここ数年はそこからさらに進化し、ツアラーをベースに同じ手法でカスタムを施した「パフォーマンスバガー」と呼ばれるスタイルにも注目が集まっている。

これまでFXRやダイナで製作するのがメジャーだったが、ツアラーをベースにしたカスタムも登場。“パフォーマンスバガー”とも呼ばれているが、基本的にはスピードクルーザーと同じ手法を採り入れている

個性を求めるユーザーに刺さったRTカウル

2019年に開催されたハーレーダビッドソン社のカスタムコンテスト「Battle Of The Kings」。30カ国以上のH-D正規ディーラーが参加したこのコンペティションで優勝に輝いたのは“FXGTS Coast Glide”と名付けられた車両だ。また、優勝候補とされていた“Moonshine”も似たスタイルで、どちらも現行型ソフテイルをベースにスピードクルーザーに仕立て、さらに“RTカウル”を取り付けていることが特徴。同時に各メーカーやショップが製作するカスタムにもRTカウルを装着するケースが見られるようになったのも昨年ごろからで、どの車両も似たスタイルになりがちなスピードクルーザーに、新たな方向性が見出されたのだ。

Battle Of The Kingsで優勝した“FXGTS Coast Glide”。現行ソフテイルをベースに、RTカウルを取り付けて個性を出した
優勝候補に挙げられていた“Moon shine”。ハイライザーに装着したハンドルなど、スピードクルーザーの手法を採り入れつつも、RTカウルが取り付けられている

で、RTカウルってなんのこと!?

1983年に登場し、1991年までラインアップされた“FXRTスポーツグライド”に標準装備されていたフェアリングで、正確には「FXRTカウル」と呼ばれるもの。いわゆるFLH系の王道路線とは方向性が異なるツアラーで、FXRをベースに、空力特性を考慮したフェアリングが特徴のモデルだ。これが発売されていた当時は、まったく見向きもされないほどに不人気だったが、スピードクルーザーカスタムの定番となっていたクォーターフェアリングと同じ純正がルーツであること、ベース車として人気の高いFXRに採用されていたことなどから再注目されたのだ。

1983年に登場した“FXRTスポーツグライド”。防風効果の高いフェアリングとサドルバッグを標準装備したFXRベースのツアラーで、コレをベースにしたポリス仕様も存在する

パフォーマンスバガーにもRTカウル!

スピードクルーザーが発展し、ツアラーをベースにした“パフォーマンスバガー”という新しいカスタムが誕生したワケだが、実はいま、このカスタムにもRTカウルのムーブメントが押し寄せている。ツアラーにフィッティングできるパーツも登場し、もともと装備されているツアラーのフェアリングを取り外し、わざわざRTカウルに交換するという新たなカスタム手法も珍しくなくなってきたのだ。ここに紹介する2台は愛知県は名古屋市の「ケンズファクトリー」が製作した、「FLRT」と名付けられた車両。ボリューム感のあるRTカウルに、同じくボリュームあるツアラーの車体という組み合わせは、かつてのFXRTとも、FXRやダイナをベースにしたスピードクルーザーとも異なる雰囲気で、パフォーマンスを備えた大人のツアラーに仕上げられている。

ストリートグライドをベースにしたVer.1。真っ黒に仕上げた車体が何とも言えない迫力を醸し出している
グレーに赤いアクセントが目を引くVer.2。タンクには独特な絞り加工を施したほか、カーボンパーツを使用するなどスポーティな仕上がりだ
この2台に使用されたフェアリングはTOL DESIGNS製の“FXR Fairing”(価格/オープン)。純正カウルを踏襲しつつもツアラーに合わせてデザインを変更。インフォテインメントシステムの有無にも対応しているほか、スタンダードとワイドタイプの2種をラインアップ(輸入販売元/ロングビーチパーツサプライ http://longbeachps.com)

RTカウルは他にもいろいろあるぞ!

現在、各メーカーからRTカウルがリリースされているのだが、ここではとりわけ人気の高いブランドのカウルをピックアップして紹介しよう。

FXRT(’87~’92)レプリカカウル/10万1200円

問:フルゲイン TEL03-6454-5364 http://www.fullgain.jp

純正カウルの造形を復刻しつつ、後ろ側をスムージングしてさまざまなカスタムに対応。基本的に穴ナシ状態で販売されるため、追加工などは要相談

ナローバガーカウル/9万3500円

問:フルゲイン

FXRTカウルをアレン・ネスがショーバイク用にチョップした造形がモチーフ。純正よりひと回りナローで個性派にオススメ。取り付けステーなどは別売り

RWD FXRフェアリング/15万8070円

問:スズキ&アソシエイツ TEL0563-55-4700 https://www.customworld.jp

専用のマウントキット(別売り)により、ダイナはもちろん、現行型ソフテイルやロードキングにも取り付け可能。ウインドシールドやライトカバーなども別売りで用意されている

BMC FXR/DYNAフェアリングキット/27万9800円

問:ワールドモーターライフ TEL03-5933-9305 https://www.hd-parts.jp

純正品がモチーフのキットでスクリーンと7インチヘッドライト、取り付けるためのハードウエアが付属。ワイドグライドを除くダイナとFXRに対応する

出典

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PROFILE

編集アメミヤ

編集アメミヤ

得意分野は歴史やカスタム系というガチオタ。初ハーレーはFLSTFだが、納車直後に盗難されるという憂き目に合う。めげずにXLH883を購入してカスタムに開眼。現在の愛車はXR1000

得意分野は歴史やカスタム系というガチオタ。初ハーレーはFLSTFだが、納車直後に盗難されるという憂き目に合う。めげずにXLH883を購入してカスタムに開眼。現在の愛車はXR1000

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