ヒップなインテリアの宝庫!アメリカのTV番組で活躍するインテリアデザイナーのLAの邸宅を拝見

アメリカのテレビ番組でも活躍するインテリアデザイナーのクリスタン。現在はロサンジェルスで夫のスコットと共にヴィンテージインテリアショップを経営している。そんな二人の邸宅は現在のアメリカで最も注目を集めるヒップなインテリアと言っていいだろう。上の写真を見てほしい。部屋の奥まで陽光が射し込むリビングルームだ。それでも、照明やグリーンプラントを多く配置し、部屋の細部まで明るく保つ工夫がされていることに注目。写真左奥がキッチンスペースだ。

ロサンジェルスの注目リノベーションエリア

ロサンジェルスのダウンタウン、 ヴィンテージインテリアショップ アートディストリクトにある「Hammer and Spear」 のオーナーであり、インテリアデザイナーであるスコットとクリスタンのプライベートな邸宅。建物自体はマンションの一室。とはいえ、ロフトもついた3フロアというゴージャスなつくりだ。アートディストリクトは、もともと倉庫街で治安の悪い地域だった。しかし、アーティストが住み着くようになり、彼らがロフトや街を変貌させ、みるみるうちに地価も上がり今では感度の高い人たちが住んでいるエリアとなった。街はまだまだ開発途中だが、そんな劇的な街のリノベーションを牽引しているのもこの二人。インテリアの90%がヴィンテージで構成され、その多くは海外のオークションで手に入れている。

2人そろってインテリアのプロというだけあって、見事な空間づくりが成されている。それでも、最近この部屋に引っ越してきたばかりで、まだまだ完成には程遠いのだとか。さすがはプロフェッショナル。自然光に恵まれた環境に合わせて、室内にはグリーンプラントを多用。一方で、間接照明によるインテリアの演出も腕の見せどころ。ヴィンテージの風合いと光をバランス良く調和させている。

1 ロフトの上にもリビングスペースを設けている。ここのファニチャーもほぼすべてがヴィンテージでそろえる。しかも、ウッドとレザーをバランス良く使い、黒い壁に映る間接照明も光のアートのような演出になっている。

2 キッチンの棚にはあえて扉のないものをセレクトし、部屋全体の開放感を損ねないための工夫がされる。棚には実用の鍋や食器だけでなく、アンティークのディスプレイ小物もバランス良く飾られている。

3 ヴィンテージのレザーソファが抜群にかっこいいコンパクトなリビングスペース。インダストリアルな階段にも注目。ソファはʼ70年代のDe Seda Buffalo Leather Sofa。見事な風合いを醸し出している。

清々しい空気を漂わせるヴィンテージファニチャー

カリフォルニア独特の強い陽射しに映えるのはグリーンプラントばかりではない。使用するヴィンテージファニチャーの多くを、レザーや木材といったナチュラルな素材のものにしている。大きくて存在感のあるロフトへの階段をはじめ、所々にアイアンをアクセントに使っているので極端に女性的にもなっていない。ファニチャーとは別に、アンティーク雑貨をさりげなく置いて、空間演出に役立てているところもポイントだ。

ヴィンテージ家具探しの一つの手段として、毎月第2日曜日に西海岸最大のフリーマーケットが開催されるローズボウルには度々足を運んでいるが、プロフェッショナル魂から、どうしても手に入りにくい、希少価値のあるファニチャーを求めてしまうのだとか。自宅で使う家具だけでなく、彼らのショップもまったく同じ傾向があるそうだ。気の利いたファニチャーが比較的安価で手に入るロサンジェルスに住むからこそ、周囲とは一線を画したセレクトを心がけてしまうのだろう。

4 妻のクリスタンは、日本でいう『大改造!! 劇的ビフォーアフター』のようなTV番組にレギュラー出演して人気に。2013年にHammer and Spearをオープン。LAのインテリアシーンを牽引する。

5 グリーンプラントはボリューム感とインパクトのあるセレクトが多い。広い空間には、このくらいの存在感が相性がいい。グリーンの色味にもこだわりを感じる。その脇にも、照明スタンドで壁を照らして独特の雰囲気を作り出している。

6 ヴィンテージの大きなミラーに光を反射させる間接照明のテクニックを披露。インダストリアルプロダクツの旧い作業用デスクも、とても風合いと重厚感があるヴィンテージだ。

7 ダイニングスペースで使うチェアもレザー製。T Chair by Katavolos Kelly and Littellのデザイナー家具。海外のオークションで購入したもので、この家の家具の中でも価格はトップクラスなのだとか。

温もりのあるインテリア雑貨たち

8 ヴィンテージウッドチェアに無造作に置かれたナイフ。右はクリスタンが祖父から受け継いだWW2のアーミーナイフ。左はスコットが兄から贈られたアーミーナイフ。

9 90%はヴィンテージ、残りの10%はローカルのアーティストたちの作品がインテリアの多くを占める。ショップでも同じような商品構成になっている。

10 レザー貼りの物体は電話で、1970年代のPierre Cardinというから驚く。もちろん、実際に活用しているものだが、無機質になりがちな電話にも妥協はない。

11 4種類のゲームが楽しめるボード。これもアートとして空間を演出するプロップの役割をこなしている。木の温もりは、チェアやテーブルだけでなく、テーブルゲームからでも感じることができるという好例である。

12 これはペーパーコースター。David Lovinsというアーティストの作品で紙ナプキンにイラストや文字を書き、テープで包んだもの。強烈なメッセージが書かれているが、この家では数少ないポップな日用品だ

もし機会があれば、是非とも彼らのセレクトが堪能できるショップ、Hammer and Spearにも足を運んでみてもらいたい。

【DATA】
●Hammer and Spear
http://hammerandspear.com

※本記事は、『CLUTCH Magazine Vol.51』の内容を再編集したものです。

(出典:『CLUTCH web』、写真:Maiko Naito 内藤真依子(Seven Bros.)、文:CLUTCH Magazine編集部)

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