ドゥカティのイメージを変えた 「スクランブラー」という新ブランド!

ライススタイルまでもデザインするスクランブラー

2015年からデリバリーが開始されたスクランブラーは、オフロードテイストのデザインや扱いやすいサイズ、カジュアルなウエアで乗っても似合うなど、「ドゥカティ=レースバイク」という既存のイメージをガラリと変えたモデルだ。とはいえ、そのデザイン的なモチーフは、1959年にドゥカティがアメリカ向けに発売した「200スクランブラー」。つまりそのルーツは間違いなくドゥカティの中にあるのだ。

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モチーフこそ50~70年代のオリジナル・スクランブラーだが、現代のスクランブラーはただのレトロ趣向のニューモデルではなく、新たなライフスタイルを提案するための「新ブランド」として登場した。そのため開発のプロセスは既存モデルと大きく異なっている。例えばスクランブラー・マーケティング部門のオフィスは「ファッションに興味を持ち、サーフィンやスティーブ・マックイーンの映画が好きな35歳独身男性の部屋」をコンセプトとして作られた部屋に設置。プロトタイプは社内の全スタッフに特別公開して新ブランドの創造体験を共有するなど、社員達も楽しみながら開発されたのだ。

純正アパレルも既存のアイテムとは一線を画している。「自由な表現」というコンセプトのもと、バイクを降りた後もオシャレに着こなせるウエアを展開。ヴィンテージ感を演出するヘルメットやゴーグル、ロゴマークなども独自のラインナップになっており、スクランブラーの世界観をより明確にしている。

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800ccエンジンの4モデルから始まったスクランブラーは、2019年にはカフェレーサースタイルやオフロードスタイルなど、モデルのレンジをさらに拡大。さらにスポーティな走りが楽しめる1100ccモデルや、普通二輪免許で乗れる400ccモデルも展開するなど、完全に一つのブランドとして確立している。スクランブラーは、カスタムやファッションとともに、ライフスタイルとしてバイクを楽しみたいという現代のユーザーマインドに、しっかりと応えてくれるモデルなのだ。

スクランブラーの世界観をさまざまなカタチで表現

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(↑)2018年のEICMA会場ではスクランブラーとドゥカティとのブースレイアウトが分かれていて、ライブやゲームなど遊び心に溢れる、独自の世界観を表現する演出がなされていた。

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(↑)カスタム、ライディングスクール、フードファクトリーとスクランブラーを軸にした様々な取り組みが行われているが、ウエアやライディングギア、アクセサリーの充実もそのひとつ。すでに100アイテムほどの製品がラインナップされ、ファッションも含めて楽しめる。

注目の2019年ニューモデルを紹介

◎スクランブラー800シリーズの主な変更点
・メーターパネルにギアポジション、燃料系を追加
・LEDウインカー ・ブラック塗装エンジン 
・X型メタル付きヘッドライト ・シート形状 ・ホイール形状
・タンクペイント、サイドパネル、シフトペダル、クラッチカバー、サイレンサーカバー、ヒートカバー、スイッチ類の意匠変更
※モデルによって変更点は異なります 

【スクランブラー アイコン】
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スクランブラーのスタンダードと言えるのがこのモデル。2019年モデルではサスペンションセッティングが大きく変更され乗り心地が向上。ハンドルバーと座面が近づけられてポジションも最適化された。他にもメーターパネルの表示項目追加、LEDウインカー、エンジンのブラック化、さらにホイールなど各部のデザインも変更されている。
●価格:110万5000円~112万円(税込)

【スクランブラー フルスロットル】
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アメリカのフラットトラックレース「スーパー・フーリガン選手権」に参戦しているレーサー、フランキー・ガルシアのマシンをモチーフにしたモデルがこれだ。現在、世界的に流行しつつあるのがトラッカースタイルだが、それを先取るならこれしかない。
●価格:130万円(税込)

【スクランブラー カフェレーサー】
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オフロードを想定したアップハンドルスタイルとブロックタイヤがスクランブラーの本質だが、それを真っ向から否定するかのように大胆にもセパレートハンドルを装着。ホイールも前後17インチ化したロードスポーツだ。アイコンの懐の深さを最も感じさせるバージョンでもある。
●価格:142万5000円(税込)

【スクランブラー デザートスレッド】
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かつてカリフォルニアの砂漠で開催されていたレースにヒントを得た、本格的なオフロード仕様がこれ。フロントホイールは19インチに大径化され、ピレリのブロックタイヤ、スコーピオンラリーを装着。フレームとスイングアームは専用に開発され、剛性が引き上げられている。
●価格:142万5000円(税込)

【スクランブラー #ハッシュタグ】
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オールブラックのシンプルなスタイルが魅力の400ccモデル。ヨーロッパではインターネット販売専用モデルとして展開していたが、2019年1月7日から日本でも通常販売を開始。カスタムを楽しむベースとしても魅力的だ。
●価格:89万9000円(税込)

【スクランブラー Sixty2】
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気軽にスポーツライディングが楽しめる400ccモデル。車名はドゥカティ初のスクランブラーが発売された1962年に由来する。ストリートカルチャーが花開いた当時を彷彿させるカラーリングなど、ポップな雰囲気が若いもユーザーに人気だ。
●価格:89万9000円(税込)

(『DUCATI Magazine』編集部)

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