
【DUCATI 中古車ガイド】今年こそオーナーに!中古車で始める ドゥカティライフ

DUCATI Magazine 編集部
- 2019年08月24日
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ドカの世界へようこそ 今年こそドカオーナーになろう
外車と国産車の価格差はずいぶんと縮まってきたものの、やはりまだ外車は高価。しかしユーズド( 中古車)なら憧れのドゥカティにも手が届くのだ!
今回は、ドゥカティの中古車購入を案内する。ドゥカティのオーナーにはもちろんなりたい、しかし、さすがに新車価格ちょっと、そんなライダーも多いはず。ここでは、中古車購入のポイントやチェック項目を紹介していく。中古車の価格帯ならば、国産車との検討対象にもなるだろう。
ユーズドとはいえ不安なく乗りたいモノ
経年劣化に不安があるなら、5年以内の年式のモデルがオススメだ。新車保証が残っているケースもあり、トラブルへの不安は大幅に解消される!
5年以内のドゥカティがオススメ
「中古車は一般的に新しいものは高く、古いものは安くなります。しかし古いものは要交換部品が増えますし点検箇所も多くなるぶん、整備費用がかかります。ケースバイケースではありますが、結果的に高年式のほうが安上がりということも少なくありません」
そう話すのはドゥカティ松戸の小川さんだ。もちろんそれを考慮すれば新車に軍配が上がる。
「たとえば、ローンを組むとしても初期の予算を100万円とするなら中古車がオススメです。新車の場合はそれに加えて月々2万円を見込んだほうがいいですね」
中古車の場合でも高年式ならデスモプラン(残価設定型ローン)が適用されるモデルもあるから、購入プランも立てやすい。また、そうしたモデルは新車保証(最大4年)が残っていることもある。
「ゴムや樹脂、グリスの劣化はだいたい10年を目安に交換が必要になってきます。2010年登場のテスタストレッタ11°エンジンからはメンテサイクルも長くなり、信頼性が高まりました。新車保証などを考慮すると、とくに5年以内の高年式モデルがオススメです」
メンテナンスサイクルが長くなり劇的に信頼性が高まったのは2010年から



ドゥカティに携わって9年のベテランサービススタッフ。ユーズドはもちろん最新ドゥカティにも精通している
DUCATI 松戸/千葉県松戸市小根本209-1 TEL047-330-0916 http://www.ducati-goodwood.com/
5年以内の高年式車は、いってみれば「面倒な慣らし運転が済んだ車両」と見ることもできる。また、モデルによっては初期に発生しやすいトラブルが解消されていたり、リコールなどの不具合がすでに修理されていることもある。
「正規ディーラーの中古車なら、買い替えの下取りがほとんどなので、車歴がはっきりしています。点検整備をしっかり行ってきてますから素性がいいですし、購入後の点検整備が容易というのもメリットですね。納車してすぐに乗ることができますし、1000㎞以上走行している車両なら初回点検も済んでますから気を使わずに乗り出せます」
中古車は壊れる、壊れやすいというイメージを持っている人も多いかもしれない。たしかに旧い年式になるほどそれは真実味を増していくが、5年以内の高年式車ならそれは思い違いにすぎない。
「在庫にないモデルでもお探しすることもできますから、予算と希望車種が決まっているなら、お気軽に相談しに来てください」
ユーズドなら、ドゥカティライフを気軽にスタートできる。5年以内のモデルに目をつけて、まずは希望車種を探してみよう。
正規ディーラーで購入するメリットは?


取材時(2018年当時)、ドゥカティ松戸に在庫されていたスーパーレッジェーラ。世界限定500台の貴重なモデルもユーズドで狙える!
ユーズド・ドカ選びのTips!
どんなポイントに気をつければ、素敵なパートナーに出会えるのかユーズド・ドゥカティを安心して選ぶためのノウハウを紹介しよう
1.「価格が安いから」で選ぶと後に後悔するかも

2.初めてのドゥカティなら新車保証が残っているとさらに安心!

3.すぐ売れてしまう人気のモデルは?

4.高年式でオススメのモデルはモンスター1200/S
MONSTER 1200/S 市場に出回る台数が多く、好みのグレードを選べる。高年式ゆえにメンテコストも低く、維持費を抑えられる

また、ハイパワーな空冷Lツインを搭載する1100EVO、扱いやすさに優れる796は今なお健在。水冷のハイパーモタードは先代となる821の価格がこなれてきていて買いやすく、ライドバイワイヤによるモード切り替えなどの電子制御も装備していて人気が高い。ディアベルもマイチェン後のモデルが人気だ。
HYPERMOTARD

DIAVEL

MONSTER 1100EVO

MONSTER 796

パニガーレV4の登場でユーズド・ドカ市場はどうなる?
パニガーレV4の購入層はやはりスーパーバイクからの乗り換え組が多いと見られ、Lツインパニガーレのユーズドが増加し、価格相場は下がると予想できるが、最後のLツインスーパーバイクという希少性が高まる可能性もあり予断はできない。スクランブラー1100の登場により、スクランブラーもユーズドが増えるだろう。
1199 PANIGALE

V4への乗り換えにより1299パニガーレのユーズドは増える見込みだが、最後のLツインスーパーバイクという希少性が価格相場を下げない可能性も高い
SCRAMBLER ICON

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PHOTO&TEXT/T.YAMASHITA
本記事はDUCATI Magazine Vol.87(2018年5月号)を再編集した物です。
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PROFILE

情熱を意味する真っ赤なボディで駆け抜ける、イタリアを代表するバイク「ドゥカティ」。世界のレースシーンで培った技術、ストーリーを凝縮した専門マガジン。