【DUCATI 中古車ガイド】今年こそオーナーに!中古車で始める ドゥカティライフ

ドカの世界へようこそ 今年こそドカオーナーになろう

外車と国産車の価格差はずいぶんと縮まってきたものの、やはりまだ外車は高価。しかしユーズド( 中古車)なら憧れのドゥカティにも手が届くのだ!

今回は、ドゥカティの中古車購入を案内する。ドゥカティのオーナーにはもちろんなりたい、しかし、さすがに新車価格ちょっと、そんなライダーも多いはず。ここでは、中古車購入のポイントやチェック項目を紹介していく。中古車の価格帯ならば、国産車との検討対象にもなるだろう。

ユーズドとはいえ不安なく乗りたいモノ

経年劣化に不安があるなら、5年以内の年式のモデルがオススメだ。新車保証が残っているケースもあり、トラブルへの不安は大幅に解消される!

5年以内のドゥカティがオススメ

「中古車は一般的に新しいものは高く、古いものは安くなります。しかし古いものは要交換部品が増えますし点検箇所も多くなるぶん、整備費用がかかります。ケースバイケースではありますが、結果的に高年式のほうが安上がりということも少なくありません」

そう話すのはドゥカティ松戸の小川さんだ。もちろんそれを考慮すれば新車に軍配が上がる。
「たとえば、ローンを組むとしても初期の予算を100万円とするなら中古車がオススメです。新車の場合はそれに加えて月々2万円を見込んだほうがいいですね」

中古車の場合でも高年式ならデスモプラン(残価設定型ローン)が適用されるモデルもあるから、購入プランも立てやすい。また、そうしたモデルは新車保証(最大4年)が残っていることもある。
「ゴムや樹脂、グリスの劣化はだいたい10年を目安に交換が必要になってきます。2010年登場のテスタストレッタ11°エンジンからはメンテサイクルも長くなり、信頼性が高まりました。新車保証などを考慮すると、とくに5年以内の高年式モデルがオススメです」

メンテナンスサイクルが長くなり劇的に信頼性が高まったのは2010年から

写真上:MULTISTRADA 1200/S、写真下左DIAVEL(2011年)写真下右MONSTER 1200/S(2014年)’10年にムルティストラーダ1200に初めて搭載された「テスタストレッタ11°」のバルブクリアランス調整周期は、ベースとなったテスタストレッタ・エヴォルツィオーネと比較して2倍となる24000㎞延長(モンスター1200に搭載される最新型では3万㎞まで伸びている)。使用過程による劣化だけでなく、高年式になるほどエンジンの耐久性そのものが優れている。ユーズドを狙うなら5年以内のモデルという根拠はこんなところにもあるのだ。
テスタストレッタ11°エンジンは、整備周期が長いだけでなく低燃費も実現。さらに低回転域で扱いやすいため結果的にエンジンの負荷を抑え、耐久性も高まっている
ドゥカティ松戸 小川哲郎さん
ドゥカティに携わって9年のベテランサービススタッフ。ユーズドはもちろん最新ドゥカティにも精通している
DUCATI 松戸/千葉県松戸市小根本209-1 TEL047-330-0916 http://www.ducati-goodwood.com/

 

5年以内の高年式車は、いってみれば「面倒な慣らし運転が済んだ車両」と見ることもできる。また、モデルによっては初期に発生しやすいトラブルが解消されていたり、リコールなどの不具合がすでに修理されていることもある。

「正規ディーラーの中古車なら、買い替えの下取りがほとんどなので、車歴がはっきりしています。点検整備をしっかり行ってきてますから素性がいいですし、購入後の点検整備が容易というのもメリットですね。納車してすぐに乗ることができますし、1000㎞以上走行している車両なら初回点検も済んでますから気を使わずに乗り出せます」

中古車は壊れる、壊れやすいというイメージを持っている人も多いかもしれない。たしかに旧い年式になるほどそれは真実味を増していくが、5年以内の高年式車ならそれは思い違いにすぎない。

「在庫にないモデルでもお探しすることもできますから、予算と希望車種が決まっているなら、お気軽に相談しに来てください」

ユーズドなら、ドゥカティライフを気軽にスタートできる。5年以内のモデルに目をつけて、まずは希望車種を探してみよう。

正規ディーラーで購入するメリットは?

とくに新車販売されたものは点検整備記録簿があり、経歴が明確な車両であるメリットが大きい。記録簿があれば購入後のメンテナンスも容易になる。ひいては維持費を安く抑えることにもつながるのだ。またガレージなどで保管されていた車両も多く、コンディションが良好であること。加えてワンオーナー車が多い。ユーズド最大の不安は車歴が不明瞭なこと。正規ディーラーのユーズド車両ならその不安がなく、安心して購入できるのだ。

取材時(2018年当時)、ドゥカティ松戸に在庫されていたスーパーレッジェーラ。世界限定500台の貴重なモデルもユーズドで狙える!

ユーズド・ドカ選びのTips!

どんなポイントに気をつければ、素敵なパートナーに出会えるのかユーズド・ドゥカティを安心して選ぶためのノウハウを紹介しよう

1.「価格が安いから」で選ぶと後に後悔するかも

相場に比べて価格が安い車両には必ず理由があるものだ。その理由が車体のキズや消耗部品の劣化ならまだいいが、エンジンや足周りパーツの不具合などに起因していると、購入後に整備や修理の費用がかさんでしまい、結果として高くつくこともある。相場よりも安い価格の車両を買うなら、その理由を明確にすることが大切。不明なままなら見送るほうが賢明だ。

2.初めてのドゥカティなら新車保証が残っているとさらに安心!

高年式の車両なら「ドゥカティワランティ」と「ドゥカティアシスタンス」という新車保証が残っている車両もある。ワランティは走行距離を問わず新規登録より24カ月間有効で、規定の定期点検を受けるなど条件はあるものの、製造に起因する不具合を無償修理してくれる。アシスタンスは24時間365日対応のロードサービスで、応急処置のアドバイスやレッカー車の手配、代替交通機関や宿泊の手配や料金を無償で行ってくれる。最大4年間延長している車両もあるので、高年式車の場合は必ず確認しよう。

3.すぐ売れてしまう人気のモデルは?

モンスター1100EVOディーゼル、ディアベルAMGスペシャルエディションといったコラボモデルは生産期間が短く、台数も少ないため希少価値が高い。そのため入荷してもすぐに売れてしまう傾向が強い。同じ理由で1198SPも市場に出回ることが少ない。ストリートファイターは絶版になったことで、排気量を問わず人気が高い。また、スーパーバイクは1098系のタマ数が減ってきており、程度良好な車両はすぐに売れてしまう。こうしたモデルを狙っているなら、正規ディーラーやショップにその旨を伝えておき、入荷したらすぐに購入するくらいの意気込みが必要だ。

4.高年式でオススメのモデルはモンスター1200/S

MONSTER 1200/S 市場に出回る台数が多く、好みのグレードを選べる。高年式ゆえにメンテコストも低く、維持費を抑えられる

今が旬のユーズド・ドカは、モンスター1200だ。タマ数が多いため、スタンダードからS、Rまで幅広いグレードから選べる。信頼性と耐久性に優れる最新のテスタストレッタ11°エンジンを搭載するうえ、初登場が2014年のため流通しているのは高年式車両のみだから、メンテナンスコストを抑えられる。
また、ハイパワーな空冷Lツインを搭載する1100EVO、扱いやすさに優れる796は今なお健在。水冷のハイパーモタードは先代となる821の価格がこなれてきていて買いやすく、ライドバイワイヤによるモード切り替えなどの電子制御も装備していて人気が高い。ディアベルもマイチェン後のモデルが人気だ。

HYPERMOTARD

2013年からエンジンが水冷テスタストレッタ11°となり、2016年からは排気量アップ。乗りやすさに定評があり、足着きに問題がなければ狙い目だ

DIAVEL

狙い目なのはマイチェン後の2014年式以降。ツインスパーク化で扱いやすさが熟成され、LEDヘッドライトによって夜間走行時の安全性も高まっている

MONSTER 1100EVO

100psを発生する空冷Lツインの頂点といえるエンジンを搭載。EVOの生産期間は2011~2013年で、ABSやトラコンも装備していて安全性も問題ナシ

MONSTER 796

最終型は2014年式。搭載される空冷デスモドゥエは、スクランブラーに搭載されるものより高出力。乗りやすさは歴代モンスターの中でもトップレベルだ

パニガーレV4の登場でユーズド・ドカ市場はどうなる?

パニガーレV4の購入層はやはりスーパーバイクからの乗り換え組が多いと見られ、Lツインパニガーレのユーズドが増加し、価格相場は下がると予想できるが、最後のLツインスーパーバイクという希少性が高まる可能性もあり予断はできない。スクランブラー1100の登場により、スクランブラーもユーズドが増えるだろう。

1199 PANIGALE


V4への乗り換えにより1299パニガーレのユーズドは増える見込みだが、最後のLツインスーパーバイクという希少性が価格相場を下げない可能性も高い

SCRAMBLER ICON

803㏄空冷Lツイン「デスモドゥエ」は、スクランブラーの車体とのマッチングが抜群。1100㏄が登場してもそのバランスの良さは色褪せないだろう

 

SHARE

PROFILE

DUCATI Magazine 編集部

DUCATI Magazine 編集部

情熱を意味する真っ赤なボディで駆け抜ける、イタリアを代表するバイク「ドゥカティ」。世界のレースシーンで培った技術、ストーリーを凝縮した専門マガジン。

情熱を意味する真っ赤なボディで駆け抜ける、イタリアを代表するバイク「ドゥカティ」。世界のレースシーンで培った技術、ストーリーを凝縮した専門マガジン。

DUCATI Magazine TOPへ

No more pages to load