スパルタン伝説30年の保存版! 戦績でひも解く916&999系『勝率比較』

WSB 1988-2019 スパルタン伝説を振り返る『数字でひも解く916&999系の凄み』

『もっとドカを楽しみたい』をテーマに、ドカのスパルタン伝説の30年を振り返る連載企画の第4弾。今回は『数字でひも解く916&999系の凄み』と題して、WSBでのモデル別の戦績を紹介していく保存版の内容だ。30年のスパルタン伝説を振り返るには、最後はやっぱり、数字での比較という分かりやすい方法がいいだろう。

WSBが始まって31シーズンが経過し、ドゥカティのマシンも6世代を迎えた。果たして、それぞれの世代にどんなリザルトを残してきたのだろう?

DATA:1 1988-1992 851系時代 勝率:51% 59勝/116戦中

ドゥカティの名が一躍世界に広まった時代といえる。’90年にレイモン・ロッシュが8勝を挙げて自身初、そしてドゥカティにとっても初の栄冠をもたらした。圧巻だったのは’91年のことで、ダグ・ポーレン17勝、ロッシュ4勝、ステファン・メルテンス2勝と全24戦中23勝をマーク。他メーカーでの優勝はヤマハのケビン・マギーが記録した1勝のみ。ポーレンは翌’92年も制し、タイトルを防衛した。

DATA:2 1993-2002 916系時代 勝率:54% 134勝/248戦中

速さとその美しさでレースシーンを席巻した。916系の公道市販車は最終的に998Rに発展し、10シーズンもの間、WSBに君臨。しかもその間、5度に渡ってタイトルを獲得するなど、抜きん出た安定感を見せた。その内訳はカール・フォガティが3度、トロイ・コーサーとトロイ・ベイリスが1度ずつだが、驚くべきはファクトリーチーム以外も活躍したことで、計15名の優勝ライダーを輩出した。

DATA:3 2003-2007 999時代 勝率:57% 68勝/120戦中

負けなしの全戦全勝を達成した唯一のマシンで、マシンのデザイナーがマッシモ・タンブリーニからピエール・テルブランチに代わり、その前衛的なフォルムゆえ、商業的には奮わなかった。ところがレースでの活躍は目覚ましく、特にデビューイヤーの’03年は全24戦中24勝、つまり100%の勝率を達成。王座に就いたニール・ホジソン以外にも4名のライダーが優勝を記録する圧巻の速さを見せた。

DATA:4 2008-2012 1098系時代 勝率:38% 51勝/136戦中

トレリスフレーム&Lツイン最後の王者。レギュレーションの変更にともなって排気量の拡大が図られ、車体も一新。セールス面でも成功すべく、916をモチーフとするデザインになった。高いフレキシビリティが評価され、ベイリスとカルロス・チェカが1度ずつ王座に就くも全体的にはリザルトは低下。そんな中、芳賀紀行がファクトリーチームに迎えられ、’09年にランキング2位を獲得した。

DATA:5 2013-2018 パニガーレ時代 勝率:18% 28勝/156戦中

SBKマシン史上、王座を逃した唯一のマシン。ドゥカティの象徴とも言える鋼管トレリスフレームを止めてアルミモノコックを選択するなど、最もドラスティックなモデルチェンジを敢行。ただしレースでは苦しみ、デビューイヤーの’13年と’14年は未勝利。’15年からはチャズ・デイビスが調子を上げるものの、タイトル獲得までは到らなかった。反面、市販車のセールスは歴代トップを記録した。

DATA :6 2019- パニガーレV4系時代 勝率:81% 13勝/16戦中

ドゥカティの新たな常勝伝説の始まりといえ、フレームの変更以上に衝撃的だったのが、V型4気筒エンジンの採用だ。MotoGPマシンで実績のある形式をほぼそのまま踏襲し、そのパワーをフルに活用。Lツイン時代の低迷がウソのように新加入のアルバロ・バウティスタが連戦連勝を記録。第6戦終了時点でカワサキのジョナサン・レイを41ポイントリードし、久々のタイトル獲得が濃厚だ。

 

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DUCATI Magazine 編集部

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情熱を意味する真っ赤なボディで駆け抜ける、イタリアを代表するバイク「ドゥカティ」。世界のレースシーンで培った技術、ストーリーを凝縮した専門マガジン。

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