
最終章『初採用のドカ』はこれからも!ドカの『すぐやる!』チャレンジ精神

DUCATI Magazine 編集部
- 2019年11月11日
いつの時代もチャレンジが好き ドカの「すぐやる!」伝説-最終章-
負けず嫌いなドゥカティにとって、後出しと言われるのはガマンできない!?そんなわけで、ライバルに先駆けて採用したアイデアの数々を紹介しよう。
「すぐやる!」伝説 情報が増えたからカラー液晶で分かりやすく!
メーターに、フルカラーTFT(薄膜トランジスタ)による液晶インストルメントパネルを採用。マシンの電子制御化に伴い、メーター内に表示される情報は増えるばかりだが、それらを整理と視認性の向上に貢献。なにより高級感がグッと増した。
2011 1199パニガーレ
「すぐやる!」伝説 発表は市販車初だったLEDヘッドライト
’12年に導入が始まった1199パニガーレ。その上級グレードに当たる「S」と「トリコローレ」に採用されたのが、市販車初のフルLEDヘッドライトだった。ライトレンズ下に設けられたエアインテークの効果と相まって、アグレッシブなフロントマスクの演出に成功。現在では珍しくなくなったLEDだが、パニガーレがそのきっかけである。
2011 1199パニガーレ
「すぐやる!」伝説 もっとアグレッシブに走るため電子制御を積極採用
ソリッドなハンドリングとシャープに回るエンジンをいかに手なずけるか。ひと昔前のドゥカティ乗りにとって、それこそが醍醐味だったが、今や200ps超は当たり前。電子デバイスは不可欠な時代になった。もちろんこの分野でもドゥカティは他を圧倒し、市販車初のトラクションコントロールを、’08年に実用化するなど、技術力を見せつけた。
2008 1098R トラクションコントロールDTC

2013 1299パニガーレ 高度なライディングモードは今や当たり前の装備!

2013 ムルティストラーダ1200S 電子制御サス スカイフックサスペンション

「すぐやる!」伝説 最新パーツは一緒に開発しましょう
ドゥカティが特徴的なのは、走りを支えるサプライヤーとの関係が実に密なところだ。時代によってパートナーに変化はあるものの、今ならオーリンズやピレリ、ブレンボといったメーカーとパーツを共同開発することによって、新しい構造や素材をいち早くトライ。常に一歩リードすることに成功している。
「すぐやる!」伝説 これからも思い立ったらすぐやってる!
ここまで紹介してきたパイオニア的な取り組みが、最も分かりやすいカタチで表れているのがMotoGPマシンだ。その一例が右に挙げたシステムで、詳細は不明ながら無駄、あるいは無意味なモノはなにひとつない。効果が確認されれば市販車に採用されるのは間違いなく、未来がそこにあると言ってもいいだろう。
ホールショットデバイス?

Fフォークにエアロ?

トルクロッド?

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PROFILE

情熱を意味する真っ赤なボディで駆け抜ける、イタリアを代表するバイク「ドゥカティ」。世界のレースシーンで培った技術、ストーリーを凝縮した専門マガジン。