原田さんと対談で振り返る!モンスター1200Sインプレ プレイバック1

MONSTER1200S

今回から2回にわたり、プレイバックとして、衝撃進化を果たしたモデル、モンスター1200Sをピックアップしていく。ドゥカティの定番モデルであり14年に1200が登場。そして仕様変更し進化したのが17年に登場した今回紹介するモンスター1200Sだ。ここでは、デビューした当時のジャーナリスト試乗会における原田哲也さんと本誌編集長小川との対談インプレを前編として、マシンに関する詳細についてを後編としてお届けする。

Newモンスターをモナコ(フランス)でテスト!

スポーツ性を大切に育んだ生粋のLツインネイキッド

モナコの街並みに溶け込む、Newモンスター1200S
SといいつつもR のスペックを凌駕している部分も多数
原田哲也さんと一緒にワールドローンチに参加してきた

見た目にはそれほど大きな変更を感じなかったというのが正直なところだが、その中身は別物だった。Newモンスター1200Sは、これまでの1200Sと1200Rの中間の立ち位置にいるようなイメージ。とてもスポーティーに生まれ変わっていた。幅の狭いLツインエンジン&トレリスフレームが生み出す軽快さが際立つスポーツネイキッドとして、原点回帰したようなイメージだ。

そんなNewモンスター1200Sの試乗会がモナコで開催された。モナコ在住の原田哲也さんと試乗会に参加し、フランスの郊外をツーリングしてきた。

原田 走り出した瞬間にポジションがコンパクトで、馴染みやすい。タンクの幅が抑えられているからバイクからのプレッシャーが少ない。これだけで馴染みやすいね。乗りやすいし、切り返しなども楽。
小川 どちらかというと1200Rに近く、シートが高くてスポーティーなポジションです。だからといって我々小柄な日本人代表体型でも特別シートが高いとは思いませんね。とても馴染みやすい。
原田 エンジンが随分洗練されていて、滑らか。1200Rベースだけど1200Rのようなピーキーな感覚はなくて扱いやすい。過敏じゃないから他のことに集中できる。今回は路面が冷えていたり、時には濡れている場所もあったけれど、不安はなかった。

 

モナコのホテル拠点にフランスをツーリング    左からジャーナリストの八代俊二さん、ドゥカティジャパンの五条さん、原田さん、僕のメンバーで今回の試乗会に参加。原田さんは、ご自宅からなんと徒歩で参加。

小川 モードはツーリングペースだとアーバンでも十分、タイヤも身体も温まってきたところでツーリングにする感じですね。
原田 それにしてもクイックシフトは楽。僕のスクランブラーとディアベルにも装着して欲しいくらい(笑)。使ったことがなかったから最初は躊躇していたんだけど、ちょっとずつ試していったら凄く良かった。一度体感しちゃうと手放せない。クイックシフトがないバイクに乗るのが嫌になってしまうくらい良いよね。
小川 一速落とそうか迷うシーンで落とせますよね。特に距離を走って疲れるとシフトダウンをサボりたくなる。そんなシーンでも迷わずシフトダウンでき、ブリッピングも僕より上手いかも。後輪がロックすることもなかったですね。

「ワンクラス小さく感じる車体は、女性にも良いかも。市街地やツーリングならR よりも気を使わない乗り味だから扱いやすい」と原田さん

原田 前後オーリンズ製のサスペンションは途中からいろいろとセットを変えてみたけれど、その変化が分かりやすいのも魅力。それにしてもポジションが小さいから軽く感じられるのがいい。スイングアームが短くなり、キャスターも立っているからそういったところも軽さに貢献しているよね。

こういった試乗会を通してやはりドゥカティは面白いと思った。ホスピタリティーが充実していて、おもてなしがしっかりしている。何よりもドゥカティのエンジニア達がすごく真剣にバイクに向き合っているのが分かった。こういった試乗会に参加することで僕自身がよりドゥカティを好きになれるから、その魅力をより多くの人に知ってもらえると嬉しいよね。

Sの他にSTDも用意。フロントフォークはKYB製、リヤサスはザックス製となり、クイックシフトやカーボンパーツは装備されない

 

SPECIFICATIONS
エンジン 水冷4ストロークL型2気筒
バルブ形式 DOHC4バルブ
総排気量 1198.4cc
ボア×ストローク 106×67.9mm
最高出力 150hp/9250rpm
最大トルク 12.87kg-m/5000rpm
燃料供給方式 フューエルインジェクション
変速機 6速
クラッチ 湿式多板
フレーム スチールパイプトレリス
キャスター/トレール 23.3°/86.5mm
タイヤ 前:120/70 ZR17
後:190/55 ZR17
軸間距離 1485mm
シート高 795/820mm
乾燥重量 185kg(187㎏)
装備重量 211kg(213㎏)
ガソリンタンク容量 16.5ℓ
( )内はスタンダード

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PROFILE

小川 勤

RIDERS CLUB編集長

小川 勤

ライダースクラブ編集長。18歳からSRを所有し続け、カスタムと走りを探求。世界各地で行われる試乗会に参加し、最新モデルの進化を熟知する。現代のバイクに合ったライテクや最新パーツにも精通する

ライダースクラブ編集長。18歳からSRを所有し続け、カスタムと走りを探求。世界各地で行われる試乗会に参加し、最新モデルの進化を熟知する。現代のバイクに合ったライテクや最新パーツにも精通する

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