
スポーツ性を大切にした生粋のLツイン! モンスター1200S プレイバック2
- 2019年11月18日
MONSTER1200S
今回は、好評となった衝撃モデルを振り返るプレイバック企画のモンスター1200Sその後編をお届けする。モンスターは、ドゥカティの定番シリーズであり14年に1200が登場。そして仕様変更し進化したのが17年に登場したここで紹介しているモンスター1200Sだ。前回は原田哲也さんとの試乗会での対談を掲載。続く今回は、徹底的にマシンそのものの魅力・性能を紹介していく。
タンク&シートをスリム化&クイックシフトはアップ&ダウンに対応
上面の幅が抑えられ、スリムになった燃料タンク。タンク容量は従来モデルから1L少なくなった。シート幅も狭くなりシャープなデザインに(写真上タンク)。1299パニガーレに装備されているアップ&ダウン対応のクイックシフトを採用。シフトダウン時には自動でブリッピングも行ってくれるため挙動が安定しやすい(写真下)
サスペンションは前後オーリンズ製
サスは前後オーリンズ製。ブレーキはブレンボ製で統一。ホイールは、S はY 字3 本スポークを採用。ホイールベースは従来のSから26㎜短くなり、キャスターも立てられた
ライディングモードは3種類
ライディングモードは「アーバン」「ツーリング」「スポーツ」の3 種類。トラクションコントロールやウイリーコントロール、ABS はモードによって介入度合を自動で変化する。

シート高は2段階から選べるがローシートの必要性は感じない
小川は身長165㎝ 体重64㎏と小柄。Newモンスター1200Sはシートを2 段階で調整できるため、両方を試してみた。実際のところは高い方でも足着き性に困るシーンはなかった。(※下、それぞれ左LOW右HIGH)
パフォーマンスパーツも多数用意
試乗会場にはいつものようにパフォーマンスパーツ装着車も展示されていた。ビレットパーツやカーボンパーツを多用することで、軽快感を強めている。
エンジンはR譲りのハイスペック
エンジンは基本的にはR がベース。従来のS から圧縮を上げ、スロットルボディーを大径化。ただしエキパイはR のφ58 ㎜に対し、φ50㎜と細い物を採用する。ミッションのタッチも良く、エンジンの回り方も滑らかだったのが印象的
- BRAND :
- DUCATI Magazine
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PROFILE

編集長
小川 勤
ライダースクラブ編集長。18歳からSRを所有し続け、カスタムと走りを探求。世界各地で行われる試乗会に参加し、最新モデルの進化を熟知する。現代のバイクに合ったライテクや最新パーツにも精通する
ライダースクラブ編集長。18歳からSRを所有し続け、カスタムと走りを探求。世界各地で行われる試乗会に参加し、最新モデルの進化を熟知する。現代のバイクに合ったライテクや最新パーツにも精通する