
1充電1000km走行、パンク知らず 次世代電動アシスト自転車「rafoot」登場|CHACLE

eBikeLife編集部
- 2025年06月03日
武田産業は2025年5月27日、1回の充電で最大1000kmの長距離走行を可能にし、絶対にパンクしないエアレスタイヤを搭載した次世代電動アシスト自転車「CHACLE rafoot(チャクル ラフート)」を、同年6月1日より全国のビックカメラおよびコジマ×ビックカメラの自転車取り扱い各店にて先行発売すると発表した。日常の移動手段として普及が進む電動アシスト自転車の課題であった「バッテリー残量の不安」や「パンク・空気不足のトラブル」を解消し、メンテナンス負担の大幅な削減を目指す。
「rafoot」は、同社のエアレスタイヤ搭載自転車ブランド「CHACLE(チャクル)」と、太陽誘電が開発した回生電動アシストシステム「FEREMO™(フェリモ)」という、異分野の先端技術を融合させた革新的な製品だ。
驚異の走行性能、ブレーキ時も充電
最大の特長の一つである「FEREMO™」は、人の運動エネルギーを再利用して発電するシステム。ブレーキ時やペダルを止めて惰性で走行している際にモーターが発電し、バッテリーに充電する。これにより、エコモード使用時には1回の充電で最大1000kmという驚異的なアシスト走行距離を実現した(ハイモード時は75km)。頻繁な充電の手間を大幅に削減し、長距離の通勤・通学やサイクリングでも安心して利用できる。また、下り坂ではオーバースピードを抑制する機能も備え、安全性にも配慮されている。
空気入れ不要、パンクの心配なし
もう一つの大きな特長は、「CHACLE」ブランドの核となるTannus(タンナス)社製のエアレスタイヤだ。チューブを使用しない特殊な「マイクロセル構造ポリマー樹脂」で作られており、釘やガラス片が刺さってもパンクすることがない。そのため、定期的な空気入れやパンク修理の手間が一切不要となる。武田産業によると、従来の空気入りタイヤと同等の軽さやクッション性を備え、約3年間(1日15km、月20日走行の場合。目安約10,000km)はタイヤ交換が不要な耐久性も持つという。タイヤがリムから外れることを防ぐ特許技術のロックピンシステムも採用し、安全な走行を支える。
利用者と環境に優しいモビリティ
「rafoot」は、これらの技術により「バッテリー切れ」や「パンク」といった利用者のストレスを解消するだけでなく、回生発電による省エネ効果や、チューブ交換などが不要になることでの廃棄物削減にも貢献する、環境負荷の低いサステナブルなモビリティとしても期待される。武田産業は「『自転車を文化に!』という理念のもと、より安全で便利なモビリティを提供し、人・環境・社会にやさしい自転車の新しいスタンダードを体感してほしい」としている。
CHACLE rafoot
価格:217,800円(税込)


- フレーム素材:スチール
- タイヤサイズ:26×2.0(エアレスワイドタイヤ)
- ブレーキ:Wピボットキャリパー / ローラー
- 最低乗車身長:150cm以上
- 充電時間:約3.5時間
- 車両重量:約27.6kg
- アシストユニットメーカー:太陽誘電(FEREMO™)
- 標準搭載バッテリー:36.3V 8.5Ah
- 定格出力:250W
- アシストレベル:3段階
- 変速段数:3段変速
- 保証:車両1年(消耗品除く)、ドライブユニット3年、バッテリー3年、盗難補償3年
- 発売日:2025年6月1日
問:武田産業 https://chacle.jp/
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