ユニットメーカーで選ぶeバイク スポーツ電動アシスト車選び
eBikeLife編集部
- 2021年04月17日
eバイクの選び方のひとつとして、ユニットを提供するメーカーの違いがある。スポーツタイプの電動アシスト車(eバイク)に多い、ミッドマウント方式のドライブユニットを手がけるメーカーの数々、シマノやボッシュ、そのほかを紹介!
走りに大きな影響を及ぼすドライブユニットは、クルマのエンジンみたいなもの
eバイクではフレームと同じくらいユニットの違いが走りを決定づける。eバイクに多く採用されているミッドマウント方式のドライブユニットは、ユニットメーカーによってマウント方式が違う。自転車メーカーは、フレームの設計当初から、搭載するユニットに合わせて作られている。
パナソニックやヤマハなどは、自転車メーカーでありながらもユニットも開発している。パナソニックではバッテリーも自社開発できるので、よりフレキシブルな開発が可能だ。
各社ユニットは、日本の法的基準に合わせてアシストを提供する。なのでどれも同じように感じられるが、乗ってみるとメーカーにより味付けに違いがあるのが分かる。
シマノ
ステップスとして国内で3モデルを展開するシマノ。E8080シリーズはシマノが日本で最初にリリースしたモデルで、最高位グレードとなる。スポーツ車のパーツで世界トップのシマノ、ステップスもスポーツ車との親和性の高さ、精度と性能の高さでスポーツ車ユーザーから高い支持を受ける。
ボッシュ
eバイクが普及している欧州で多くのシェアを誇るボッシュ。eバイクというジャンルを作ってきたメーカーでもある。トレックなど海外の大手ブランドの採用が多い。日本には普及グレードのアクティブラインプラスを皮ぎりに上陸。近年は、MTB用のハイエンドモデルも続々日本モデルに導入されている
パナソニック
家電メーカーらしく、ユニットからバッテリーまで作れる技術力。自転車メーカーとしての側面もありオリジナリティー高く、フレキシブルが開発が可能となっている。変速機をドライブユニットに搭載したMSDUなど独自機構も注目
ヤマハ
電動アシスト自転車という製品を始めて生産したパイオニア。日本の一般車における電動アシスト車の文化を作り上げたが、eバイクのジャンルでも国内で影響力ある。モーターサイクルメーカーとしての技術力もeバイクに生かされている
バーファン
中国のユニットメーカーで、こちらも世界の市場で多くのシェアを誇る。写真はミッドマウント方式だが、ハブドライブタイプなど数多いラインナップも特徴。圧倒的なコストパーフォーマンスで、車体価格を押さえながらも高性能を発揮できるユニットとして実績がある
これらが、eバイクのユニットの多くを手がけているメーカーだ。またユニットにはグレードがあるのも知っておこう。いくらハイエンドのユニットでも、24㎞に達するとアシストが切れるのは同じだ。大きく違うのは、発揮できるトルクだ。MTBなどダートの急坂などハイトルクを発揮する必要があるモデルは、高トルクなハイエンドユニットが使われることが多い。ユニットのメーカー、グレードを知れば、eバイク選びの大きな指標となる。
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