電動アシストバイクeMTBでバイクパッキングはあり!?
eBikeLife編集部
- 2021年05月01日
快適な走行をサポートしてくれる、電動アシストバイクeバイクでキャンプをしたらおもしろそう! キャンプ用具満載でも、余裕で長距離移動できて峠もラクラク上れたら、自転車キャンプのハードルも下がる。どれだけ楽しいか、編集部員がやってみた!
新たな遊びとなるか!?eバイクパッキング
電動アシストスポーツ自転車を使って、キャンピングをすることを思いついた。それなりに経験のあるサイクリストとしては、走れる距離なら、自分で踏んでいかなくちゃという、eバイクに対するうしろめたさがある。しかしキャンピングとなると話は別だ。
キャンプ用具と自転車を担いでの輪行は苦行だ。そこで自走となるが、荷物を満載して数10㎞以上離れたキャンプ場まで走っていきたいかというと、たいていの人はそこまでしたくないと思う。
(パナソニックXM2)
そこでeバイク。荷物満載だから、健康な成人男子のサイクリストが走れる距離でもeアシストを使うことに対してつじつまが合う。キャンプ用具満載なら、必然的に時速は24㎞未満となるのでフルアシスト。キャンピングの重さをeアシストで、そしてキャンピングでeアシストの罪悪感を軽減する相殺効果が期待できる。
キャンプをするなら、キャリア付きのコミュータータイプのeバイクのほうが便利なのでは?と編集部内でも意見が分かれた。しかしオートキャンプでもプリウスより、あえてランドクルーザーで行くほうが趣味性が高いということで、非日常的なeMTB&バイクパッキングスタイルとした。これぞアウトドア。新たな遊びとなるか!?
eバイクならたくさん積めるから キャンプを楽しめる
スタイルとしては、キャンピングキャリアなどを必要としないバイクパッキング。バイクパッキングでは、超軽量ULキャンプギヤを使って走りを損ねない努力が必要となるが、今回はアシストがあるのでその必要はない。
UL(ウルトラライト)機材は、 軽い分キャンプ場での快適さは減る。椅子やテーブルは、ULの必要最低限リストからは外れるが、いざキャンプ場でくつろごうとなると必要最低限のもの。
eバイクパッキングなら、通常のバイクパッキングでは外されがちな、くつろぎグッズを積載できるのがポイント。ULではありえないほどムダに重い、ガソリンバーナーなども持っていける。これで総重量は28.9㎏。装備はバッグも含め7.6㎏。リッジランナーの重量は21.3㎏なので、60㎏のライダーが乗り、eアシストがあることも考えると、走り心地的には、キャンプ装備はあってもなくても、ほぼ関係ないぐらいの影響と思われる。
eMTBは、キャンプを意識して作られてない。フォークにカーゴケージをバンドなど使ってプラスすることで積載力を稼いだ。くつろぎ装備をぜんぶ入れられるか懸念していたが、その必要はなかった。逆に何かもっと持っていけないか探すくらいだった。
本格的なバイクパッキングはハードな遊びだ。女性や高年層など、体力的にはムリという人も出てくる。しかし電動アシストならできる。Eバイクは、そんな可能性を広げてくれる存在だ。今後、Eバイクがスポーツバイクの一ジャンルとして確立するのは間違いない。eバイクがもっと普及したときに、サイクルキャンプという遊びが、ようやくメジャーになれるのでは、と思った。
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