MTBライダー、ニノ・シューターがボッシュeバイクのブランドアンバサダーに就任

eバイク向けシステムを販売するドイツのボッシュ株式会社のブランドアンバサダーに、東京2020オリンピック競技大会自転車競技で連覇を狙うスコット・スラムMTBレーシングチームャプテン、ニノ・シューター選手（以下、シューター）が就任した。以下、プレスリリースより。

金メダリストが語る“eMTBで走る楽しみ”

スポーツの歴史の中で輝かしい成功を収めるマウンテンバイクライダーの一人であるシューターは、2016年のオリンピック競技大会で金メダルを獲得、UCIワールドカップクロスカントリー部門では7度総合優勝、マウンテンバイク世界選手権クロスカントリー部門では8度優勝、そして2019年に東京2020大会コースで行われたテストイベントで優勝した東京2020大会出場選手です。彼は日常でも、ボッシュ製eMTB用ドライブユニットPerformance Line CXと、スマートフォンに接続できるディスプレイKioxを搭載したeMTB を愛用。eMTB ならではのモーターパワーを感じながら走るトレイルライドを日々楽しんでいます。

eMTB での体験について、「私にとってeMTB は、私の自転車ラインナップの一つとして欠かせないバイクです。特に険しい登りの場面で、人力だけでは到底挑戦できない“自分の限界”に挑戦する事が最高に楽しいです。また登坂だけでなく、岩場等の厳しい地形でのアグレッシブなモーターサポートは、人力のMTB では到底体験できない、とてもエキサイティングで新しい体験をもたらしてくれます」と、シューターは語ります。また、ボッシュ製eBike システムを選んだ理由については、「自分の経験を生かしてくれる革新的なパートナーと一緒に仕事をするのが大好きだからです。eBike 業界を牽引する立場であり、スコットeBike の強力なパートナーであるボッシュは、私にとって理想的でした」と答えました。

自然との共存に敬意を示す理想的なアンバサダー

ボッシュドイツ本社でマーケティング＆コミュニケーション部を統括するタマラ氏は、今回のアンバサダー就任について、「ひときわ優れたアスリートであるシューターが、私たちのアンバサダーに加盟してくれました。彼はMTB、eMTB の分野で情熱を体現しています」と語ります。そのうえで、「彼はそれだけでなく私たちボッシュが大切にしている“自然や森、山と共存しながらスポーツを続けるライフスタイル”の大切さを、改めて気づかせてくれました。」とシューターの自然への考え方に言及しました。シューターは自然環境について、「トレイルは私たちの遊び場ですが、他方で、同じくトレイルを利用する他人や自然環境への配慮が欠かせません。私たちは次世代へこの美しい景色をつないでいく必要があります」と語り、ボッシュ同様に自然に対する尊重の想いを表明しています。

eMTB界をリードし続けるボッシュeBike

パワーだけに注力した従来のeMTBは、滑りやすい斜面での走行や狭いスペースでのターンを苦手としていました。ボッシュはこれまでに、そのようなテクニカルな場面においてもコントロールを可能にする“eMTBモード*1”や、軽量小型ボディながら85Nmの最大トルクを有するパワフルなドライブユニット“Performance Line CX”等、圧倒的なパフォーマンスを有する製品でeMTB界をリードしています。

また、ドイツ自転車産業協会(Zweirad-Industrie-Verband)の調べによると、2020年にドイツで新車販売されたeBikeの内、約30%がeMTBです。また新車販売されたMTBの内、約80%がeMTBを占めています。eMTBブームが既に販売台数にも反映され、今後の拡大も期待されています。
※1 ライダーの踏力の強弱に応じた最適なアシスト力を自動で提供するモード

Bosch eBike Systemsとは

Bosch eBike Systems（ボッシュ・イーバイクシステム）とはボッシュ株式会社のeBike(電動アシスト自転車)向けシステム（ドライブユニット、バッテリー、ディスプレイ）のブランド名のことです。
2009年から欧州でeBike(電動アシスト自転車)システムを提供開始し、提携する70以上の世界有数の自転車ブランドとeBike市場をリードしています。また、欧州だけでなく2014年に北米地域とオセアニア地域、2017年から日本での展開を開始しました。事業開始11年目となる2020年、アジア太平洋地域本社を台湾台北市内に設立致しました。
www.bosch-ebike.jp