ユニークなネーミングも一緒に楽しみたい! アメリカの伝統菓子

アメリカには昔から受け継がれてきたユニークな名前のついた伝統菓子がたくさんあります。ハミングバードケーキ、ミシシッピマッドケーキ、そして、悪魔のケーキなど……。日本ではあまり見かけないアメリカのお菓子にすっかり魅了されたパティシエ、海老名めぐみさんが東京でそれらのトラディショナルな菓子を作り続けています。家庭で愛されてきた、懐かしい、素朴な味わいのホームメイドケーキ。そのストーリーとともにいくつかご紹介しましょう。

おいしくて思わず鼻歌が……「ハミングバードケーキ」

2017127_01 ハミングバードとはハチドリのこと。アメリカの南西部に生息する鳥類の中でもっとも体が小さい可愛らしい鳥です。蜂と同じようにブンブンと羽音を立てるため、ハチドリ(蜂鳥)と名付けられました。ハミングバードケーキはバナナやパイナップル、ピーカンナッツが入り、シナモンの風味がアクセントのアメリカ南部の焼き菓子です。サラダオイルを使った、しっとりとした食感が特徴。ケーキの名前の由来については諸説ありますが、ハミングしてしまうほどおいしいのでこの名がつけられたと言われています。

悪魔も虜になるほどおいしい! 「デビルズフーズケーキ」

2017127_05 アメリカにはチョコレートホリックという言葉があるほどチョコ好きが多いのですが、このお菓子は悪魔も虜になるほどおいしいという濃厚なチョコレートケーキ。深い黒さを出すため、ブラックココアパウダーを使うのが特徴です。アメリカのダイナーではさらにホイップクリームやアイスクリームを添えて一緒にいただく人をよく見かけます。

アメリカ最大の川をイメージした「ミシシッピ川のどろんこケーキ」

2017127_03 ミシシッピ川の泥のように茶色いこのケーキ。湯せんにかけたバター、チョコレート、グラニュー糖を卵と塩をまぜたものに加え、粉、ベーキングパウダー、ココアパウダー、ラム酒を加え、最後に刻んだピーカンナッツを混ぜて焼きます。柔らかめのねっとりしたチョコケーキ生地に、カリッとしたピーカンナッツの食感がアクセントに。写真はさらにマシュマロをのせて焼いたオリジナルバージョン。

アメリカ人にとってもっともポピュラーな「キャロットケーキ」にファニーフェイスをデコレーション

2017127_04 アメリカでは昔から親しまれてきたキャロットケーキ。人参、レーズン、ナッツ、スパイスなどを入れて焼くオイルケーキです。アイシングでデコレーションすると、食べるのがもったいないほどの可愛らしさに。パーティーメニューにもおすすめです。

ストーリーを知ればケーキはもっと味わい深いものに

ここで紹介したケーキを製作したのは、東京・神宮前のアメリカンレストラン&バー、ハミングバーズヒルのパティシエ、海老名めぐみさん。ユニークなネーミングの由来を知ることで、アメリカの文化に触れることができればケーキも一層味わい深いものになるはず。頑張ったご褒美にアメリカの伝統菓子で労うのもいいですね。

●海老名めぐみ
北海道出身。東京の製菓専門学校でフランス菓子を学ぶ。パティシエとして数々の菓子店で働いたのち、神奈川、横浜のアメリカンレストランに移り、アメリカのお菓子とデコレーションに魅せられる。その後、アメリカンレストラン&バー、ハミングバーズヒルのオープニングよりパティシエとして携わり、オーダーに合わせたオンリーワンのデコレーションケーキや、アメリカのお菓子を作り続けている。

20171207_06 【DATA】
●Hummingbirds’ hill Restaurant & Bar
住所:東京都渋谷区神宮前3-27-22
営業時間:月~土 11:30~23:00、日・祝 11:30~22:30
定休日:年中無休(夏季、年末年始、臨時休業を除く)
電話:03-6721-0282
FAX:03-6721-0284
ホームページ:www.hummingbirdshill.com
インスタグラム:www.instagram.com/hummingbirdshill

(出典:『ハミングバーズヒルのお菓子』)

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