
吉田鈴や六車日那乃、都玲華らツアールーキーも参加した男女プロ48名によるペアマッチ

フクダトモオ
- 2025年03月02日
男女プロによるペアマッチ「PGM × ACCORDIA チャリティゴルフ」が2月28日〜3月1日の2日間、沖縄県のPGMゴルフリゾート沖縄で行われた。昨年までは「HEIWA・PGMチャリティゴルフ」として行われていたが、今年1月にアコーディア・ゴルフが平和グループ入りしたことを受けて大会名称を変更。沖縄県内のアコーディアグループコースのスタッフが運営に加わるなど、さっそく世界最大のゴルフ場保有グループのスケールメリットが生かされた大会となった。
笠りつ子と嘉数光倫のペアが劇的優勝
大会1日目はプロアマトーナメントを開催。競泳金メダリストの北島康介さん、レスリング金メダリストの吉田沙保里さん、ボクシング世界タイトル連続13度防衛の具志堅用高さんら多数の著名人が参加し、プロとチームを組んでプレーした。
2日目は男女トップ選手24組48名によるペアマッチで、くじによって決定したペアがチームを組み、2人のうち良いほうのスコアを採用するフォアボール方式で争われた。
優勝したのは笠りつ子と嘉数光倫のペア。最終18番パー5で2オンに成功した嘉数が20メートル超のイーグルパットを決めてトータル10アンダーで首位に並ぶと、藤本麻子・出水田大二郎ペアとのプレーオフを制して大会初優勝を遂げた。

笠と嘉数はともにPGMの契約プレーヤー。加えて同じ九州東海大学出身ということもあり、チームワークは抜群だったようだ。
「いつもPGMさんにはお世話になっていて、このコースでもオフの期間に練習をさせていただいていたので、良い恩返しができたと思います。勝因は嘉数選手です(笑)。18番のイーグルも、プレーオフのバーディも格好良かったです」(笠)
「りつ子さんとは知り合いですし、力もわかっているので、第1回大会からずっと組みたいと思っていて、今回くじで引けた時点で流れが良かったなと。地元沖縄での優勝ということもあり、うれしいという言葉で表せないくらい最高です」(嘉数)
ツアールーキーにとっては収穫のある1日に
大会には、今季女子ツアーのルーキーである吉田鈴や六車日那乃、都玲華も参加。吉田は池田勇太とのペアで、六車は宮里優作とのペアでともにトータル4アンダー19位位タイ。都は蝉川泰果とのペアでトータル5アンダー15位タイと優勝争いに絡むことはできなかった。

吉田はプレーを振り返り、「(スタート前は)めちゃめちゃ緊張しました。沖縄でゴルフをするのが初めてで、こういうグリーンにも慣れていなかったので、池田プロと一緒にラインを話し合うことができて勉強になりました」とコメント。

都も結果については「悔しい」としながらも、「風が強い日のゴルフってあまり得意ではないんですが、蝉川プロや同組の池田プロがどういう球を打っているのかを間近で見て、とても勉強になりましたし、楽しい1日でした」と収穫があった様子。

普段はなかなか一緒にプレーする機会のない男子プロのショットやマネジメントを間近で見たツアールーキーたち。今シーズンの飛躍に期待したい。
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PROFILE

EVEN / EVEN副編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。