
15グラムの軽量化がもたらす革命──UPPARウェッジに見る、“設計で変える操作性”

フクダトモオ
- 2025年04月25日
日本人にとっての扱いやすさを追求
Doug三瓶氏をご存じだろうか。ブリヂストンスポーツでクラブ開発に携わり、PGAツアーに参戦する丸山茂樹をサポート。その後、アクシネットに移り、主に日本ツアーのプロ担当として契約選手のクラブのメンテナンスから契約交渉までを担ったのち、ウェッジやパターの担当としてマーケティングやフィッティングの業務に従事した。
そんな三瓶氏が独立し、開発に携わったウェッジが、新ブランド「UPPAR(アッパー)」から発売された。そのコンセプトは、平均的な体格の日本人にとって扱いやすいクラブ。結果、従来より約15グラム軽量化されたヘッドと、重くて短いシャフトを組み合わせた操作性の高いウェッジが完成した。ロフト52度のAW、56度のSW、60度のLWをラインナップしているのだが、特徴的なのはSWだけがキャビティであること。これは主にバンカーでの使用を想定し、砂を爆発させるためにヘッドの大きさを確保しつつ軽量化を図る狙いという。
価格は1本5万円と決して安くないが、三瓶氏のこだわりが詰まった新感覚ウェッジの操作性は、多くのゴルファーの武器になりそうだ。
問い合わせ:テレ東アトミックゴルフ(050-3174-1867)
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PROFILE

EVEN / EVEN編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て『EVEN』編集部へ。186センチの長身で、自称“青山のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。2025年4月に『EVEN』編集長に就任。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て『EVEN』編集部へ。186センチの長身で、自称“青山のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。2025年4月に『EVEN』編集長に就任。