
マスターズを撮り続けた男が神戸に辿り着くまで 宮本卓 静かなる情熱の軌跡

EVEN 編集部
- 2025年06月18日
宮本 卓
ゴルフフォトグラファーとして今もなお活動し続けている宮本氏。
1987年からLAを拠点に、マスターズをはじめとするメジャー大会やPGAツアー、LPGAツアーなどを取材。
その後、拠点を東京そして現在の神戸へ。
「ある意味で旅をするように拠点を変えたことは、写真家としてのキャリアもゴルフを楽しむ1人としても大きく直結した」と語る。
LA/東京/そして神戸 写真家が辿り着いた暮らしに溶け込むゴルフ
「ゴルフの街、神戸。ベースを東京から離し様々なところへ車で行くスタイルに大きく転換したのは自分にとっては大正解だったよね。
仕事柄どうしても業界関係者とのゴルフが多かったけど、今では全く職種の異なる色々な人と出会えるようになった。
例えば写真集を制作したご縁で、神戸・廣野・鳴尾・茨木・宝塚などの名門ゴルフクラブの方々からゴルフに誘っていただくことも多くなり、横のつながりが広がったね」
編集や執筆の拠点となるのがこちらの書斎。
集中して作業に取り組むための“思索の場”として機能している。
壁や本棚にはマスターズをはじめ、長年撮影してきた名選手やコースの写真集が飾られ、記憶が自然と滲む空間になっている。
ここ10年程の愛用パターは、マグレガーの「アイアンマスターSIMG」。
往年のレジェンドが愛した「アイアンマンIM-G5」も所有しているが、バランス的に「SIMG」の方がしっくりきているという。
ドアにかかるプレスパス、テラスにかかる歴代覇者のプレートなど、長年世界のゴルフトーナメントを巡ってきた記憶が部屋のあちこちにそっと息づいている。
どれも日常の一部としてさりげなく置かれ、宮本卓の感性と旅の軌跡がにじみ出る。
キャディバッグとウェアは「CLUBHAUS」と自身「TakuMiyamoto」のコラボアイテム。
写真で格好いいゴルフTシャツがあったらいいよねから始まった「CLUBHAUS」とのコラボ企画。
「万が一売れ残ったらウチで引き上げよう、と発売日前夜に妻と話していた」という限定10本のキャディバッグは、発売開始1時間で完売になった超レアもの!
神戸での生活を語る上で外せないのが、愛車の「RANGE ROVER SPORT」。当時オーダーで半年待ちだった鮮やかなジオラグリーンは抜群の存在感。
この愛車とともに北は福島、南は長崎まで自走してゴルフ場を駆け巡っているというから驚きだ。
ロングドライブも苦にならない快適な乗り心地と高い走行性能に満足している。
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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