ナイスショットばかりじゃ意味がない! 目からウロコのゴルフ練習場120%活用術
FUNQ
- 2017年05月11日
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スコアアップを目指して練習場に足繁く通うゴルファーの皆さん、得意なクラブでナイスショットを打って満足していませんか? 残念ながらそれでは上達への道はなかなか険しい。なぜなら同じクラブ、同じシチュエーションでナイスショットを連発したところで、コースではあまり役に立たないからです。
しかし練習場といえども、ちょっとした工夫で、実際のゴルフ場で必要となる様々なショットの練習ができます。そこで、ラウンドレッスンを中心に活動するティーチングプロの工藤広治さんに超効率的な練習場の活用法を教えてもらいました。
その1.1球ごとにしっかり目標を設定
まずは、9番アイアン、7番アイアン、ユーティリティー、ドライバーの4本をそれぞれ10球程度打ってから、テーマ別の練習を行うのが工藤プロのオススメの流れ。その際に大切なのが、1球ごとにしっかりと目標を設定すること。距離表示の看板やピンフラッグなどを目印に、設定した目標をクリアできているか確認しながら練習しよう。
その2.目的に応じて打席を選ぶ
工藤プロのオススメは、視界がティグラウンドに近く、球の行方も見やすい2階打席。右方向へ打ち出すドローボールの練習をしたければ左端、逆にフェードボールなら右端というように目的に応じて打席を選択してみよう。1階打席はアプローチの練習に最適。
その3.ボールを置く位置で球筋が変わる
例えば打席マットの中央付近から自分寄りの場所はつま先下がりに似たラインになるためスライス系、逆に奥側の場所はつま先上がりに似たラインになるためフック系のボールが出やすくなります。また、中央付近から飛球線後方寄りの場所は左足下がりに似たラインに、ターゲット方向寄りなら左足上がりに似たラインに。このようにボールを置く位置によって、コースで起こりうる様々なシチュエーションの練習が可能になります。
その4.ティアップすることで正確なインパクトを習得
練習場の打席マットは、ヘッドが少しくらい手前に入ってもちゃんと飛んでくれますが、そのままではラウンド時にダフリ連発という事態になりかねません。そうならないためにも、正確なインパクトを身に着けることが必要です。そのためには、ティアップしたボールを打つのが一番。最初は低いティで始めて、徐々に高くしていきましょう。ティが高くなると正確にボールをヒットする技術が求められるので難易度が上がります。
いかがですか? 練習場でできる練習方法を工夫すれば、上達への道もグンッと短縮できます。練習は良い球を打つことが目的ではなく、苦手なクラブを得意にしたり、よくあるミスを修正することにあります。コースでベストなパフォーマンスを発揮するためにも、練習方法を見直してみましょう。
(K)
(出典:『超効率的なゴルフ上達法』)
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