アイアン選びはソールが大事! 意外と知らないアイアンの基本
FUNQ
- 2017年07月07日
INDEX
ゴルファーがクラブを新調しようとした時にまず考えるのがアイアンだ。アイアンは2打目をしっかり打つクラブであり、そのままスコアに直結するクラブだ。今回はアイアン選びの一番のチェックポイントであるソールについてお教えしよう。
ソールを見れば性能の8割は分かる!
アイアンは地面にあるボールを打つクラブ。だから、地面と接地するソールは一番大切なのだ。ソールの形状を見る事によって、地面とコンタクトした時にどのような効果があるかが分かるのだ。ここではソールをチェックする際の3大ポイントを紹介しよう。
【1】バウンス角の強弱はアイアン性能の重要ポイント!
バウンス角の強いアイアンの特徴
ダフリのミスに強い反面、ヘッドファーストなスイングの人が使うと、トップしてしまう。
バウンス角の弱いアイアンの特徴
抜けを重視し、払い打ちする人でもボールにコンタクトすることができる。
バウンス角を知ればアイアン性能が理解できる
バウンス角とは?
リーディングエッジとソールの一番高い所を結び、地面と垂直にソールした時にできる角度のことである。
バウンス角の役割
正しいインパクトロフトにオートマチックに導いてくれる為、アイアンの性能を最大限引き出すことができる。
バウンス角のあるアイアンは、多少ボールの手前を打っても地面に刺さらずに、ハネてくれ、ザックリを防止できるのだ。
バウンスがとても強い練習器具もある。ハンドファーストに打たないと、リーディングエッジに当たり、トップしてしまう。ハンドファーストで打つことで球を捉えられるのだ。バウンス角をうまく使うためにはハンドファーストが必要なのだ。
自分がどちらのタイプかを知り、スイングに合ったバウンス角のアイアンを選ぼう。
【2】ソール幅・面積はアイアンの操作性に直結!
1.ソール幅は一般的に狭いと長さは短く、幅が広いと長くなる。
2.ソールの長さが長いほど優しいアイアンとされる。
3.ソール幅が広いほど簡単、狭いほど上級者向けとされる。
面積大・幅広ソール
接地面が増え、ミスに強くなる。ミスヒットにも強くなり球も上がりやすくなる。
面積小・幅狭ソール
ヘッドが返り易くなり、ヘッドの開閉がしやすくなることで、操作性が上がる。
ソール幅の広いほど簡単、狭いほど上級者向けとされている。エンジョイゴルファーはソールの広いもの、アスリートゴルファーは狭いものを選ぶとよい。
【3】ソール形状はダフリのミスに強いか、抜けを重視してるかで選択!
ラウンドソールは地面との接地面を少なくし、フラットソールは接地面を大きくしている。
ソールが丸いアイアンの特徴(ラウンドソール:上図左)
地面との接地面が少ない為、抜けが良いと言える。
ソールが平らなアイアンの特徴(フラットソール:上図右)
地面との接地面が多い為、ダフリのミスに強いと言える。
ソール形状は抜けを重視するか、ダフリのミスに強いかによって変わってくる。自分がどちらのタイプかを知って、ソール形状を決めよう。
【まとめ】ソールのタイプは大きく分けて2つ
【1】ソールが平ら、幅広、バウンス角が小さい。
ダフリのミスに強く扱いが比較的簡単。エンジョイゴルファー向けといえる。
【2】ソールが丸い、幅狭、バウンス角が大きい。
抜けが良く、上級者向け。アスリートゴルファーを目指すならこちらを選ぼう。
スコアや、目指すゴルフスタイルによって、あなた自身にとって最良のアイアンを選ぼう。
●マーク 金井
ゴルフ専門誌、TVやラジオへの出演だけでなく、クラブデザインなど幅広く活躍している。東京・神田にスタジオ「アナライズ」を主催。ほぼ毎日更新されるブログは必見。
(出典:『EVEN 2017年7月号』)
(ヤマダタケシ)
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