ヘッドが走ればボールも飛ぶ! 若手男子プロが教える『飛ばすドライバーショット』
FUNQ
- 2017年08月04日
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ゴルファーにとって1ヤードでも遠くに飛ばすことは誰もが望んでいることであり、これはアマチュアでもプロでも変わらない。だが、飛ばそうとするあまり、ついついボールを叩いて失敗してしまった経験はないだろうか? 飛ばすドライバーショットのポイントは叩くのではなくヘッドを走らせることだと、プレーの持ち味がドライバーの飛距離だと自他共に認める中里光之介プロは言う。同プロがドライバーショットでヘッドを走らせるための3大ポイントを教えてくれた。
それでは早速、ここに紹介しよう。
【1】スイングの軸をキープして振ろう!
【○】スイングの軸をキープするために意識するのは頭の位置ではなくお腹にある。スイング中は腹筋に力を入れることで、正しい軸回転がしやすくなる。
【×】頭をアドレスの位置にキープしようとすると、頭が下がって上下動のミスに繋がりやすい。
スイングの軸をキープすることで自然とヘッドが走る。ポイントは頭の位置よりもお腹を意識することなのだ。
【2】バックスイング時は右足に体重を乗せよう!
【○】右ヒザが踏ん張れているとトップは自然とコンパクトになる。
【×】右に体重移動しようとして体が横に流れてしまうのはNG。右ヒザの向きもボールから外れている。
ヘッドを走らせるには、トップでしっかりと右足に体重をのせる必要がある。右ヒザの向きがポイントで、バックスイング中は、ヒザについている目がボールを見続けているイメージを持つとよい。
【3】インパクトからフォロー時は左ワキを締めよう!
【○】ヘッドはボールに当てにいくのではなく、下に振り下ろす意識をもつと左ワキが締まる。
【×】ボールに向かってヘッドを下ろすと左ワキが開き、手元も前に出るのでヘッドが走らないのだ。
アドレスで左ワキを軽く締めたら、その状態をスイング中キープすることで、手打ちを防ぎ、ヘッドを走らせることができる。特にインパクトからフォローではしっかり左ワキを締めよう。
では最後に、ヘッドを走らせるスイングが身につく練習法を紹介しよう。
ヘッドを走らせるための体重移動が身につく練習法はこれだ!
ヘッドを走らせるには、手でクラブを振るのではなく下半身でスイングをリードすることが大切。その感覚を養うのに最適なのが、ここに紹介するボールを打った後に右足を一歩踏み出す練習法だ。
【バックスイングからインパクト時】
トップからインパクトまでは通常のスイングと同じように振る。
【インパクト後からフォロースイング時】
インパクト後、右足を飛球線方向に踏み出すようにすると、左足に体重をのせていく感覚がつかめるはずだ。
今回紹介したヘッドを走らせるためのポイントや練習法は、どれも簡単でアマチュアゴルファーにも取り入れやすいものばかりだ。早速チャレンジしてみてほしい。
●中里 光之介
杉並学院ゴルフ部出身。2013年にはアジアンツアーに参戦。昨年のチャレンジトーナメントで2勝を挙げる。持ち味はドライバーの飛距離。
(出典:『EVEN 2017年8月号』)
(ヤマダタケシ)
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