30ヤード以内はこれで完璧! アプローチの基本はピッチエンドラン
FUNQ
- 2017年09月06日
グリーンまわりを制するものはゴルフを制す、とまではいかなくてもアプローチが上手くなればスコアが飛躍的に良くなることは確実だ。今回、「アプローチの神」と呼ばれるサンクチュアリゴルフ代表のJUN羽生氏がアプローチ上達の第一歩として、最も確実でやさしい打ち方であるピッチエンドランについて教えてくれたので早速紹介しよう。
重要なのはココ! アプローチはセットアップですべてが決まる
1、スタンスが広くなりすぎないように注意。足一つ分広げる程度で十分だ。ボールはスタンスの中央にセットしよう。
2、ダウンブローでボールをヒットするにはハンドファーストのアドレスが必須。左腕とクラブが一直線になるように構えよう。
3、体重は7~8割を左足にかけ、スイング中もキープする。左足のつま先を軽く開くと、クラブを振り抜きやすくなる。
【写真左】両腕とクラブが大文字のY字になるのはNGだ。ハンドファーストに構えると小文字のy字になる。
【写真右】体重が右足にのるとすくい打ちになりやすい。スタンスも広すぎるとミスの原因になるので注意しよう。
【まとめ】左腕とクラブが一直線になるように構えよう
最大のポイントはハンドファーストに構えること。ボールを中央にセットしたら、左腕とクラブが一直線になるようにすること。スタンスは足一つ分程度広げればOK。左足のつま先を少し開いておくと振り抜きやすくなるのだ。
ダウンブローで打てばアプローチが安定する!
1、意識は手首を固めてノーコックでOK。自分で入れようとしなくても、コックは自然と入る。
2、トップでの右手首の角度をキープしたまま、ダウンブローでボールをとらえよう。
3、フェースをまっすぐ出すイメージは不要。通常のショットと同じく自然に振り抜いていく。
【写真左】意識的にコックを入れようとすると、トップが大きくなりがち。スイングが大きくなれば、その分だけボールを正確にとらえるのが難しくなってしまう。
【写真右】ボールを上げる意識が強いと、ダウンスイングで右手首の角度がキープできずにすくい打ちになりやすい。その結果、チャックリやトップなどのミスが出る。
【まとめ】右手首の角度をキープすればダウンブローで打てる
基本的な振り方はフルショットと同じだ。イン・トゥ・インの軌道でダウンブローにボールをとらえよう。ハンドファーストに構えたことでできる右手首の角度をキープして振れば、打ち込もうとしなくても上からヘッドが入るのだ。インパクトからフォローではフェースも自然に返るので、ターゲット方向にまっすぐ出す意識は不要になる。体重はアドレスで左足にのせたら、スイング中は移動しない。
アプローチの基本となるピッチエンドランをマスターすれば、シンプルかつ簡単に寄せられるようになる。早速実践してみては?
●サンクチュアリゴルフ
都内に4店舗を構える初心者専用のインドアゴルフスクール。充実した設備と抜群のアクセス、そして長い営業時間で人気。体験レッスンも実施している。
●JUN羽生
アプローチの神、芝のソムリエ、ミスター29など数々の異名をもつ、サンクチュアリゴルフの代表。
(出典:『EVEN 9月号』)
(ヤマダタケシ)
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