美人コーチが教える、ラウンド前に行う5ステップのパッティング練習法!
FUNQ
- 2017年09月24日
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ゴルファーにとって、ラウンド当日スタートまであまり時間がない、という方が多いのではないだろうか? そんな時でもパッティングの準備ができる5ステップ練習法を美人コーチとしてレッスンを中心に多方面で活躍する別府有里子さんが教えてくれた。早速紹介してみよう。
【ステップ1】まずは1球、気持ち良く転がそう
朝イチの練習グリーンにおける最大のテーマは、その日のグリーンのコンディションを見極めてタッチを合わせることだ。まずは、自分の気持ち良いタッチで1球転がしてみよう。カップやターゲットを狙う必要はないが、なるべく平らでまっすぐのラインを選び、毎回同じタッチで打つことが大事だ。どのくらい転がすか(転がるか)は人それぞれだが、振り幅の目安としては手元が体の幅から外れないくらいのイメージをもつと良い。
【ステップ2】転がった距離を歩測しよう
1球目のボールを打ったら、2球目、3球目を打つ前に歩測をして、何歩転がったかを調べよう。1歩=1mなどと決める必要はないが、歩幅が毎回一定になるように心掛けよう。この時の歩数が、当日のグリーンコンディションをつかんでタッチを合わせる基準になる。
【ステップ3】1球目のボールを狙って打とう
歩測を終えたら、再び1球目を終えた地点に戻って、今度は1球目のボールを狙って2球目、3球目を打っていこう。ポイントは、1球ごとにしっかりボールの後方から狙いを定めて、1球目のボールに当てるつもりで打つこと。計測した歩幅=この日の基準となる距離をしっかりイメージすることも大事である。ターゲットを定めると手打ちになりやすいので、1球目と同じようにリズム良く体を使って打つことが大切だ。
【ステップ4】歩測した距離の半分&倍を打とう
初めの3球で基準となる距離をつかんだら、今度はその半分の距離、そして倍の距離を3球ずつ打っていこう。これらのタッチをつかむことで、当日のコンディションに合わせた距離の基準が3パターンできる。最初に歩測した距離の半分の地点にティをさしてからボールを拾って、そのティペグを目標に打つ。半分が終わったら、倍の地点まで歩いてまたティペグをさすのだ。
【ステップ5】ターゲットを設定して狙って打とう
実際にカップを狙って打っていこう。平坦なラインだけでなく、上り下りやフックスライスなど、時間の許す限り様々なラインを練習しておくと良い。ポイントは、最初に打った球の転がった位置を見て、次に打つ時に仮想カップを設定することだ。
【仕上げ】グリーン外からも転がしておこう
ラウンド中はグリーン外からパターで寄せる機会も多いはず。その際にどれだけ転がりに影響が出るかをチェックしておくと、寄せられる確率がグンと高くなる。
今回紹介した5ステップ練習法は、ラウンド前に時間がなくても練習グリーンで簡単に行うことができるものだ。パッティング準備を万全にして、スコアアップにつなげてほしい。
●別府有里子
美人コーチとしてレッスンを中心に多方面で活躍する。日本女子プロゴルフ協会ティーチングプロフェッショナルA級資格保有。
(出典:『EVEN 2017年10月号』)
(ヤマダタケシ)
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