ゴルフ練習前に! 120秒ストレッチでケガを防止しよう
FUNQ
- 2017年11月02日
練習打席(レンジ)に入るなり、ドライバーをブンブン振り回すゴルファーはいないだろうか? これからの季節、身体を慣らさずに練習に入ると思わぬケガを招いたり、原因不明の不調に見舞われる可能性もある。今回は片山晋呉プロなどのコーチをしている谷将貴コーチが練習前に行うストレッチと、ウォーミングアップとしてSWのハーフショットについて教えてくれたのでここに紹介しよう。
練習前は120秒ストレッチで身体をほぐそう!
【1】クラブを回して肩のストレッチ
境目部分を握り、腕を伸ばして肩を支点にしてクラブを回転する。左右それぞれ、前回し、後ろ回しを各5回ずつ行う(各5秒×4)
【2】左右前後に首を倒してストレッチ
上体の力を抜いて背筋を伸ばし、頭に手を添えて首を左右・前後にゆっくり傾ける。無理のない程度に傾けたまま5秒間保つ(各5秒x4)
【3】四股を踏むように肩甲骨のストレッチ
両足を大きく開いてヒザの上に手を置き、アゴの下に肩をグッと入れる。静かに息を吐きながら10秒間保ち、左右とも行う(各10秒x2)
【4】腕を伸ばして上腕のストレッチ
上体の力を抜いて直立。そして片方の腕を胸の前で水平に伸ばし、逆の腕をヒジの外側に添えて胸に押し付ける(各10秒×2)
【5】クラブを杖にして大臀筋のストレッチ
クラブを杖にして立って、一方をヒザの上に一方の足をのせ、ゆっくりとかがむようにヒザを曲げて筋肉を伸ばす(各10秒×2)
【6】カカトを回して足首のストレッチ
足首の筋肉をしっかり伸ばすことに意識しながら、つま先を支点にしてカカトを回す。左右とも右回り、左回りを行う(各5秒x4)
紹介したストレッチは6パターン。それぞれを20秒づつ行う。いずれも息を吐きながら筋肉を伸ばし、ゆっくり呼吸することが重要だ。
ストレッチ後はSWのウォーミングアップでゆっくり振ろう!
ストレッチを行っても、いきなりマン振りは厳禁。まずはヘッドの重いSWを使ってウォーミングアップをする。グリップを指1本分短く持ち、フルショットの50~60パーセントのイメージで、ゆったりとスリークオータースイングで打つ。
ワンフィンガーのティアップがポイント!
ボールをミートする確率を高めるためにも必ずティアップ。高さの目安は指1本分だ。
異なるフロアや左右打席をうまく使い分けよう!
1階は打ち上げるような目線になりやすく、2階は打ち下ろすイメージになる。そのため、スイング固めには2階がオススメ。
フッカーは右端、スライサーは左端の打席で、ネットに当たらないように打つことで球筋を矯正できる。
練習前にストレッチとSWによるハーフショットを行うことで、安全かつ効果的に練習に入ることができる。是非、取り入れてほしい。
●谷 将貴
ツアープロコーチとして、片山晋呉ほか多数のプロをコーチング。NHKEテレ趣味どきっ!「今どきっ! ゴルフはシンプル&スタイリッシュ」に出演するなど活躍中。
(出典:『EVEN 2017年11月号』)
(ヤマダタケシ)
SHARE