もうスライサーと呼ばせない! PGAツアー選手に学ぶスライス解消法

多くのアマチュアゴルファーを悩ませるスライス。狙った場所に打てなかったり、飛距離を大幅にロスしたりと、スコアメイクの妨げになってしまうことも少なくない。そんなスライスを解消して曲がらないドライバーショットを手に入れるために、スライサーに共通する特徴や傾向を、プロコーチの吉田洋一郎氏が解析。PGAツアー選手の動きをお手本に、スライス解消へと導く方法を教えてくれた。今回レッスンを受けたのは、スライサー代表の黒田カントリークラブさんだ。では早速紹介しよう。

『アドレス編』アダム・スコットを参考に! 肩のラインと前後のバランスに注意して構えよう

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構えた時点でスライス確定! ということにならないように、ポスチャーの美しさと再現性の高さに定評のあるアダム・スコットを参考にして、正しいアドレスを紹介する。

1.アゴを上げたり引いたりしないように、背筋をスッと伸ばして構える。
2.右ヒジは軽く曲げて下を向くようにする。突っ張らないように注意しよう。
3.重心は両足の土踏まずから母指球あたりにかける。カカト重心はNGだ。
4.手元は左足太モモ内側の前になる。ギュッと握らないことも意識しよう。
5.肩のラインは平行ではなく、右肩が左肩よりも少し下がるのが正解だ。

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構えた時に右肩は下がるのが正解!
クラブを握る時に右手が下になる分だけ、右肩は下がるのが正しい。必然的にボールは斜め上から見ることになる。無理に平行に構えようとすると、肩が開きやすくなる。

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カカト重心に注意!
【○】ヒザは曲げるというより緩める程度で、重心は土踏まずから母指球あたりにのせよう。
【×】カカト重心で構えると、ヒザが深く曲がってお尻が落ち、後傾のアドレスになりやすい。

『切り返し編』ローリー・マキロイはこうしている! 左足の踏み込みがポイント

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スライサーは切り返しで上半身から動く。その結果、外からクラブが下りてくる。マキロイの左足を踏み込む動きをイメージしながら、下半身主導の切り返しを身につけよう

1.しっかりと肩を回しながら、トップへとクラブを上げていく。
2.クラブがトップに到達する前に左足の踏み込みが始まっている。
3.下半身はダウンスイングに移行しているが、クラブは上がり続ける。
4.ヒザ、腰と下から順番に切り返し、最後に上体が回り始める。

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ステップ打ちドリルで下半身主導を身につけよう
右サイドに移動しながら右足に全体重をのせ、左足を浮かせるぐらいのトップを作ったら、最初に左足を踏み込んでからクラブを振り下ろしていく。まずは素振りから始めると良い。

トップからの切り返しで腕の動きは使わない。下半身リードで切り返せばクラブは自然と落下するので、腕で振り下ろす必要はないのだ。ただ、下半身リードといっても腰を回そうとすると振り遅れになりやすいので、左足を強く踏み込もう。この踏み込んだ力は地面と反発するエネルギー「床反力」を生み出すので、ヘッドスピードが上がって飛距離も伸びる。

お分かりいただけただろうか? スライスに悩むアマチュアゴルファーは是非一度PGAツアー選手の美しい動きを参考にして練習に取り入れてみてほしい。

●吉田洋一郎
北海道出身。デビッド・レッドベターら欧米の一流インストラクターからレッスンメソッドを直接学んだスイングコンサルタント。日本ゴルフスイング研究所を主宰する。

●黒田カントリークラブ
熊本県出身。恋もゴルフもアプローチが苦手のゴルフタレント。ゴルフ雑誌やWEB、テレビなどに出演する他、イベントMCとしても活躍中。ベストスコア78のスライサー。

(出典:『EVEN 2017年12月号』

(ヤマダタケシ)

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