ボールに当てようという意識を変えよう! ゴルファー必見、スライスしない打ち方
FUNQ
- 2017年12月12日
スライスに悩んでいるアマチュアゴルファーは多い。その原因は「ボールにきちんと当てようという意識」にあることが多い。クラブをボールに当てようとするのではなく、「振る」意識を持つことが重要だとプロコーチの吉田洋一郎氏は教えてくれた。今回はインパクトとフォローに焦点を当て、PGAツアー選手のスイングを参考にスライス解消法をお教えしよう。
前回紹介した、PGAツアー選手に学ぶバックスイング・アドレス・切り返しについてはこちらを参照:(https://www.ei-publishing.co.jp/articles/detail/even-451519/)
『インパクト編』フィル・ミケルソンに学べ! フェースはしっかりローテーションさせろ
【○】しっかりフェースローテーションができていれば、インパクト後にヘッドのトゥは上を向き、フェース面はターゲットよりも左を向く。
【×】ヘッドをまっすぐ動かそうとすると、左ヒジが引けたスイングとなってフェースが開く。ロフトも増えるので飛距離も出ない。
球を曲げたくないという意識から、インパクトからフォローにかけてクラブヘッドをまっすぐ動かそうとすると、結果的にフェースが開いてスライスが出る。フェースはしっかり閉じるのが正解だ。
スプリットハンドドリルで腕の動きを身につけよう
フェースローテーションに必要な正しい腕の動きを身につけるにはスプリットハンドドリルが有効だ。インパクトで右腕が左腕を追い越して、フェースを返す動きが体感できる。
『フォロー編』ジャスティン・トーマスはこうしている、左足を伸ばしながら大きなフォローを意識しよう
左ヒジが引けたスライサー特有のフォローを解消するには、ツアー屈指の飛ばし屋であるジャスティン・トーマスのジャンプするようなダイナミックな動きが参考になるのだ。
1.左足がめくれて、ジャンプするようにインパクトしている。
2.左ヒザがピンと伸びることで腕がリリースされる。
3.頭とクラブが引っ張り合うことで、フォローが大きくなる。
4.クラブと右腕がほぼ一直線のまま、フィニッシュへと向かっていく。
クラブを放り投げるように大きなフォローを意識するだけでも、スイングの形は大きく変わる。
クラブをターゲット方向に放り投げるイメージをもとう
フォロースルーでは腕を振るというよりも、クラブをターゲット方向に放り投げるイメージをもつと遠心力を最大限に活用できる。ヒザを曲げたままだと勢いがつかないので、左ヒザを伸ばしながら行うのがポイント。
(写真・左)左ヒザが曲がったままだと遠くへ放り投げることができないため、フォローも小さくなってクラブを当てるだけの動きになってしまう。
(写真・右)下半身の動きが止まってしまうと、腕の力だけで左サイドに振り抜くようなフォローになってしまうので注意しよう。
ダウンスイングで曲げていたヒザを伸ばしながら、クラブをターゲット方向に放り投げるイメージを持とう。ヒザが伸びることで腕がリリースされて、大きなフォローに繋げることができる。
イメージや意識を変えるだけでスイングはガラッと変わる。是非レッスンに取り入れてみてほしい。
●吉田洋一郎
北海道出身。デビッド・レッドベターら欧米の一流インストラクターからレッスンメソッドを直接学んだスイングコンサルタント。日本ゴルフスイング研究所を主宰する。
●黒田カントリークラブ
熊本県出身。恋もゴルフもアプローチが苦手のゴルフタレント。ゴルフ雑誌やWEB、テレビなどに出演する他、イベントMCとしても活躍中。ベストスコア78のスライサー。
(出典:『EVEN 2017年12月号』)
(ヤマダタケシ)
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