アマチュアゴルファー必見! 飛距離アップにつながるストレッチ
FUNQ
- 2018年04月06日
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ゴルファーの皆さんは練習時やラウンド前にストレッチは行っているだろうか? 体がガチガチで思うように動かなければ、頭では正しいスイングを理解していたとしても、実践するのが難しくなりやすい。今回は、簡単で大きな効果が期待できるストレッチ方法を紹介しよう。
【1】肩の筋肉を伸ばせばスイングがスムーズに!
三角筋の柔軟性を高める
1、背筋を伸ばして立ち、腕を反対の腕で挟むようにして抱える。
2、挟んだ腕を軽く引っ張るようにして肩を伸ばす。この状態を20秒間キープしよう。
3、無理に動かすと筋肉を痛めてしまうので注意。反対の肩も同様に伸ばそう。
肩を伸ばす時に体も一緒に回ってしまうと効果が得られないので気をつけよう。
肩の筋肉(三角筋)が硬いと、バックスイングで肩が回らずにトップが浅くなったり、無理に回そうとしてオーバスイングになったりするので、しっかり伸ばしておこう。
【2】首回りを伸ばせば、身体の回転できる範囲も変わる!
首回りの柔軟性を高める
1、右手で左側の側頭部を持ち、横に倒すように引っ張る。この状態を20秒間キープしよう。
2、逆側も同様に行う。耳の後ろ側が伸びていることを感じよう。
首と上半身が一緒に傾くと、ストレッチ効果が半減してしまうので注意しよう。
1、背筋を伸ばして直立したら、両手を体の後ろに回して、後頭部を押さえるようにして組む。
2、両手で後頭部を押しながら、アゴを引くようにして首の後ろを伸ばそう。
頭を前に倒す時に状態も一緒に倒れてしまうと首の筋肉が伸びない。
【3】正しいアドレスを作るストレッチはこれだ!
1、ストレッチはスタートポジションの姿勢も重要。姿勢良く立とう。
2、片足を一歩踏み出して、カカトを地面につけてつま先を浮かせる。
3、出した足のつま先をヒザが曲がらないように注意して手前に引く。この際、伸ばしている足の太モモの裏にテンションがかかるようにしよう。
オフィスで簡単にできるストレッチ
1、椅子に座った状態からスタート。片側の足を逆側の足の上にのせる。
2、足を押すのではなく、そのままゆっくりと状態を前に倒していく。
3、上体を前に倒すことで尻の筋肉が伸びる。逆側も同様に行おう。
ボールを遠くへ飛ばすには、しっかりと前傾したバランスの良いアドレスが不可欠だ。頭では分かっていてもできないという場合は、太モモの裏や尻の柔軟性が損なわれている可能性が高い。
【4】最後に正しいトップのためのストレッチをしよう!
1、両腕を90度近くまで曲げた状態で、順番に外旋・内旋させる。
2、ヒジのポジションを変えないようにすると、90度をキープできる。
3、ゆっくりと回すのがポイント。写真のポジションで静止しよう。
1、肩の高さで両腕を広げたら、一方の手の平を上、一方を下へ向ける。
2、両腕をそれぞれ逆方向へ捻るようにして、同時に回転させよう。
3、腕の高さが変わらないように注意しながら、リズミカルに動かそう。
ゴルフスイングでは、腕を外旋・内旋させて捻る動きが生じる。肩の筋肉が固まっていると、この外旋・内旋の動きがスムーズにできず、左ワキが空いたトップになりやすい。腕を回すストレッチで肩の柔軟性を高めよう。
ゴルファーにとって、『飛ばせるカラダ』を作ることはとても大切だ。今回紹介したストレッチ法は自宅やオフィスで簡単に行えるものばかり。毎日コツコツと続けて結果につなげてほしい。
●谷口雅之
大学時代にゴルフを始める。ゴルフ場勤務、ストレッチ専門店勤務などを経て、現在はトレーナーとして活躍している。
(出典:『超効率的な飛距離アップ法』)
(ヤマダタケシ)
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