ゴルフ グリップの正しい握り方をマスターしよう
EVEN 編集部
- 2018年06月11日
INDEX
初心者ゴルファーにとってクラブという道具を使い、地面の上にあるボールを打つ。これを実際にやってみるとかなり難しいことに驚かれることが多い。その原因は「クラブを正しく持てていないから」だとスイングコーチの関浩太郎氏は言う。今回は初心者向けに「右手」「左手」に分けてクラブのグリップをつくるためのポイントを解説してくれた。
【左手のポイント1】手のひらでなく「指で握る」感覚を養おう!
【○】シャフトの部分を左手で握ってみると、グリップの基本形が自然にできる。
【×】手のひらの部分で握ると、左手グリップが安定しない。
手のひらで持たずに、指で持つようにすること。特に小指、薬指、中指の3本は、指の部分でしっかりと強めに握っておき、クラブを振る時も握りの強さを変えないようにしよう。
左手は細い棒を持つように指で握る感覚が大切なのだ。
【左手のポイント2】軽く上下に振ってみよう
【○】左手でクラブを持ち、上下に振ってみよう。この動きが腕の縦振りの基本動作となる。
【×】スイング中にスイング中に左右に回すと、フェースの向きが変わってしまう。
左腕は少しV字を描くだけで縦方向にしか動かさない。左腕を左右に回転させるのは間違った動きなのだ。
【右手のポイント1】右手をソフトに握ればスナップを利かせやすい
右手は柔らかめに握ろう。左手の握りの強さを10とすれば、右手は2くらいで十分。軽く握手するくらいの力加減でOKだ。
【右手のポイント2】ボールを指先で持てばイメージしやすい
【○】ボールを指先で持てば手首が柔らかく使えて、スナップを利かせやすい。
【×】手のひらでボールを持つと手首が硬くなり、スナップを利かせられない。
野球のピッチャーのように右腕の全体を柔軟に使って振るためにも、右手の指の部分でグリップをできるだけソフトに握ろう。実際にボールを指先で持てばスナップの感覚がつかめる。
きれいなグリップを作ってみよう!
【左手】甲をやや上に向けて握る。親指と人差し指の付け根のV字は右肩を指す。
【右手】手のひらは左手甲と同じ向き。親指と人差し指の付け根のV字が右肩を指す。
これが基本の握り方!『オーバーラッピンググリップ』
【○】両手をなるべく詰めて握るとグリップが安定する。
【×】両手に隙間があると、グリップが見えてしまう。
右手の小指を左手の人差し指と中指の間に乗せて握る『オーバーラッピンググリップ』が基本的な握り方だ。慣れるまでグリップを作る練習を繰り返してみよう。
グリップの基本をマスターすることは、スイング上達の絶対要素だと関コーチは言う。是非チャレンジしてみてほしい。
●関 浩太郎
主宰する東京・目黒の「SEKI GOLF CLUB目黒」でスイングコーチ、フィッター、クラフトマンとして活躍。雑誌やWEBなどゴルフメディアにも多数出演している。
(出典:『大人のゴルフの”無理しない”始め方』)
(ヤマダタケシ)
SHARE
PROFILE
EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。