ショートパットはいつもと同じが大切! 再現性を高める3つの基本とは?
FUNQ
- 2018年07月07日
3フィート(約90cm)以内のパットは見た目にも近い距離であり、アマチュアでも「このパッティングは確実に決められる」と思う距離だろう。しかし、実際には外してしまうことも多々あるのだ。数々のパットの悩みを解決してきた大木研太郎氏はショートパットは再現性の高いストロークをすることが大切だと言う。今回は再現性を高めるための基本動作について紹介しよう。
【基本動作1】バランスよく構えよう
左右のバランスは5:5
バランスディスクに乗って、パッティングのアドレスをとった時に、右足にかかる体重と左足にかかる体重が5:5になっていればOK。右足体重や左足体重では、再現性を高めることが難しくなってしまう。
前後のバランスも5:5
前後の重心バランスも5:5が理想。親指の付け根でバランスを取ってしまい、つま先寄りに重心を置いてしまう人が多い。土踏まずを中心として均等にバランスを取るようにすると良い。
バランス良くアドレスすることで、使う筋肉が決まってくる。余計な筋肉を使わずに、いつも同じ筋肉を使っていれば当然、再現性が高まるのだ。
【基本動作2】背中がタテに動く構えをしよう
背中を丸めることで、肩甲骨が縦に動いて再現性が高まる。(写真・右上)のように背中を反るように構えると横の動きが入りやすい。(写真・右下)のように頭が下がると肩甲骨が動きにくくなり、不安定なストロークになる。
【○】は肩のラインに当てたグリップが縦に動いている。【×】は前後に動いており、背中が横に回転してしまっていることが分かる。
パッティングの正しい構えは背中が縦に動く姿勢。姿勢よくアドレスすることで、背中が横に回転しない、安定したストロークを手に入れることができる。
【基本動作3】再現性を高めるルーティンはこれだ
【1】バランス良く立つ。この後に素振りを入れてもOK。
【2】ボールに対し、右手&右足からアドレスを作っていく。
【3】左手と左足もセットする。まだ足が目標に対して向いていない状態。
【1】足をパタパタさせながら、【基本動作1】を意識しつつ、目標方向へ構える。
【2】グリップは、左手→右手の順番に握る。そして、ルーティン完成。
いかがだろうか? ルーティンをしっかりすることで、アドレスが狂いにくくなるのだ。繰り返し練習することで再現性を高めることができる。普段の練習に取り入れてみてほしい。
●大本 研太郎
スポーツラボ代表。PGA公認ティーチングプロ。恵比寿の「GPC恵比寿」にてパッティング専門スタジオ「パットラボ」を運営し、パットの悩みを解決中。
(出典:『EVEN 2018年7月号』)
(ヤマダタケシ)
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