自宅で簡単! ヘッドスピードアップに必要な筋トレはコレだ
FUNQ
- 2018年11月20日
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空前の筋トレブームが来ている。テレビや雑誌などで筋トレの特集が組まれることも多い。筋トレを効果的に組み入れているゴルファーも多いだろう。今回はヘッドスピードアップに必要な筋トレとは一体どのようなものかなのか? 日本筋力トレーニング推進協会(JSTA)代表理事の佐藤氏が分かりやすく教えてくれたので早速紹介しよう。
佐藤氏が教えるヘッドスピードアップに必要な筋力とは?
ゴルフのスイングは地面を強く蹴り、体を捻ってクラブを振る。野球なども同じだが、上半身は脱力し下半身から生まれた運動エネルギーを上半身に伝えることが重要なのだ。そのため、下半身の筋力は必要だが、上半身の筋力はあまり必要ない。ただ一点だけ、上半身で力を入れる瞬間がある。それは切り替えしのタイミングで、そのあとはまた脱力する。
骨と筋肉を繋ぐ腱、そして筋肉はバネと同じで、伸ばされたら縮まろうとする。その力を利用した切り替えしの反動と、下半身から生まれた力を合わせることで、ヘッドスピードのアップへと繋がるのだ。
それでは、効果的な筋トレ方法を『スイングに大切な下半身のフィジカルトレーニング』『筋肉や腱をバネのように使うためのトレーニング』に分け、それぞれ2つのプログラムを紹介しよう。
スイングに大切な下半身のフィジカルトレーニング1
1、膝が伸びきらないところで止める。
2、腰をゆっくり下ろしていき、少し止める。
背筋を伸ばした状態で、つま先を開く。下がった状態で少しストップ、ゆっくり動くことが大切だ。10回x3セットを目標にトライしよう。
スイングに大切な下半身のフィジカルトレーニング2
1、足を前後に大きく開き、背筋を伸ばす。
2、重心を前にかけるように沈んでいく。
足を前後に開き、背筋を伸ばした状態で重心を前にかけるようにスクワット。下半身全体に刺激を加えることで、安定感を養うことができる。こちらも10回x3セットを目標にトライしよう。
筋肉や腱をバネのように使うためのトレーニング1
1、下半身、腱、筋肉の反動を使って反対側へ。
2、1で得た反動で上がっていく。上半身は脱力しよう。
3、そのままの勢いでフィニッシュまで持っていく。
スイングと同じようなイメージで行うトレーニング。重りは、ペットボトルなどでも代用可、『重い』と感じない程度に行うことが大切だ。15回x2セットを目標に取り組もう。
筋肉や腱をバネのように使うためのトレーニング2
1、筋力ではなく反動を使うことを意識。
2、反動の力で、「ポーン」と腕を戻してくる。
肩周りの腱、筋肉をバネのように使うトレーニング。重りは軽いものを選ぼう。ベンチなど、腕が頭より後ろに動くスペースのある場所で行おう。こちらも15回x2セットを目標にしよう。
いかがだろうか? 今回紹介したトレーニングはどれもとても簡単で、自宅ですぐにできるものばかりだ。スイングスピードアップのための筋トレ、是非チャレンジしてほしい。
●佐藤健一
日本筋力トレーニング推進協会(JSTA)代表理事。正しいトレーニングを普及する活動をしている。述べ1万人以上への運動指導経験を持つ。
(出典:『EVEN 2018年12月号』)
(ヤマダタケシ)
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